切るだけ簡単、パッと華やか! お弁当映えする「ぶどうのお花」&失敗しないぶどうの選び方【季節のフルーツカット便りvol.5】

こんにちは、フルーツギフトクリエイターのさちこです。
代表的な秋の味覚のひとつ、ぶどう。普段はそのまま食べることが多いと思います。もちろんそのままもおいしいけれど、ちょっと工夫するだけで、かわいい姿に大変身!おうちでのデザートやお弁当に添えれば彩りもアップして子どもも大喜びです。
今回は、ぶどうをおいしく選ぶコツと「ぶどうのお花」の作り方をご紹介します。

ぶどうは買うときがピーク! だからこそ、おいしいぶどうを選ぼう

濃厚な果汁と甘さで子どもたちにも大人気のフルーツ、ぶどう。
秋になり、たくさんのぶどうがスーパーに並んでいますが、その数は日本だけでも50〜60種類もあるそうです。

ぶどうは、「追熟」しないフルーツなので、買ったときの甘さがピークです。だからこそ、スーパーでの選び方が大切になります。今回はぶどうを選ぶポイントをご紹介します。

粒の張りがよい

表面につやがあり、しっかり膨らんでいる粒が新鮮です。しわっぽい粒は水分が抜けてしまっています。

をチェック

巨峰などの黒ぶどうなら濃い紫~黒色、マスカットなら黄緑色〜黄色で透明感のあるものがおすすめです。シャインマスカットの場合、濃いめの黄緑よりは、黄味がかっている方が甘味が強いと言われています。

白い粉(ブルーム)が残っているか

粒の表面に白く見える粉は、実が自分を守る天然のコーティング。鮮度がよい証拠です。洗い落とすと乾燥しやすくなり、しおれやすくなるので、ブルームが残っている方が冷蔵庫での日持ちがよくなります。食べる直前に洗うのがおすすめです。

軸の色が緑色

軸が緑色でみずみずしいものが新鮮。茶色く乾いているものは収穫から時間がたっています。

この4つのポイントをおさえて、おいしいぶどうを選んでみてください!

ぶどうのお花を作ろう!

お弁当にも、ちょっとしたデザートやおもてなしにも使える、とっておきの「ぶどうのお花」の切り方をご紹介します。

準備するもの

  • ・まな板
  • ・ペティナイフ ※1
    ・ぶどう 数粒 ※2

  • ※1 果物用の小さな先の細い包丁がおすすめです
  • ※2 シャインマスカットやナガノパープルなどの「皮ごと・種無し」のかための品種がおすすめです。
       巨峰などの皮がかたく、果肉が柔らかい品種は「お花」には向いていません。

作り方

1.ぶどうを縦長に置いて、上下を指で挟み支えます

包丁は鉛筆のように持ちます

2. ぶどうの一番膨らんでいるあたりに、V字の一片を書くイメージで包丁を刺し込みます

気持ち深めに刺し込みます

3. 左手でぶどうを少しまわしながら、同じようにV字の続きを刺していきます

恐竜の卵の割れ目のような、ギザギザができてきます

4. ギザギザが一周したら、そっと上下に分けます

もしまだくっついていたら、同じところを深く刺し直してください

4. ふたつのお花の完成です!

開く瞬間、思わず「わぁ!」と笑顔に!

5. お弁当に入れたり、デザートに飾ったり、ワンポイントに

ミントを添えると、よりお花みたいに!

この秋、ぶどうを切ってみよう!

ぶどうは、ちょっとした選び方のコツを知るだけで、ぐんとおいしく楽しめます!
そのまま食べてももちろんおいしいですが、親子で一緒に“ぶどうのお花”を作れば、食卓やお弁当がパッと明るくなります。

次にスーパーでぶどうを見かけたら、ぜひかごに入れてみてください。
旬のおいしさと一緒に、作る楽しさ・食べる楽しさを親子で味わってもらえたらうれしいです。

次回も、「ぶどう」を使ったかわいいアイデアを紹介予定です。どうぞお楽しみに!

他のフルーツカッティング動画レッスン(ぶどうのお花も含みます!)はこちらを>>チェック

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記事監修

さちこ フルーツギフトクリエイター

フルーツギフトクリエイター。
理系大学院を修了後、メカエンジニアに。長男出産後、一度復職したのち、子育てに専念。
その中で出合った「フルーツカッティング」に魅了され、ディプロマを取得。 

現在は東京都世田谷区を拠点に、自宅での少人数レッスンのほか、カフェやマルシェでのワークショップ、ギフト製作・販売などを展開中。大切なひとの笑顔と、日常を彩るフルーツの魅力を伝えています。
三兄弟の母。

特に好きなフルーツは、柿、いちじく。趣味は、キャロットケーキ巡り。

文/さちこ

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