自分の「ごきげん時間」をつくる、フルーツカッティングって?
フルーツカッティングとは、果物をお花のようにカットしたり、宝石のように見せたりする、ちょっと特別な切り方のこと。使うのは「ペティナイフ」という小さな果物用の包丁1本だけ。誰でも気軽に始められる、小さな“魔法”のような技です。
わが家はフルーツが大好きで、毎食後に果物を食べる習慣があるのですが、このフルーツカッティングに出会ってから、「フルーツを用意する時間」が、ただの家事ではなく、私にとっての『ごきげん時間』になりました。
フルーツの香りに包まれながら、やさしくカットしていくと、思わず夢中になって、心がスーッと整います。
できあがったフルーツは見た目もかわいくて、自分でもうれしくなります。そして、家族の「わあ、かわいい!」という声に、また元気をもらえるんです。
実際にレッスンを受けた方からも、「フルーツカッティングのおかげで、家族円満です!」という声が届きます。
初心者さんにもおすすめ! 「オレンジカップ」の作り方
フルーツカッティングにはいろいろな種類がありますが、今回はその中でも、簡単で見た目もかわいい「オレンジカップ」の作り方をご紹介します。
準備するもの
- ・まな板
- ・ペティナイフ ※1
- ・オレンジ ※2
- ・ミント(お好みのハーブ)
※1 果物用の小さめの包丁のこと。
※2 果肉がしっかりしているので、ネーブルオレンジがいちばんおすすめです! 他のオレンジでもできます◎
作り方
1.オレンジを横向きに置き、半分に切ります。

2. 半分に切ったオレンジを立てて、端を1cmほど平行に切り落とします。切った端は、あとで使うのでとっておきましょう。

3. 果肉をくり抜きます。まな板の手前側に断面が見えるよう、オレンジを少し斜めにして立てます。左手でやさしく回すようにして、ナイフでくり抜いていきます。


4. 皮の中に、2で切り落とした端っこを入れると、カップになります。

5. 果肉をやさしく、食べやすいサイズにカットします。このとき、のこぎりのようにギコギコと切るのではなく、やさしくナイフを動かすと、果汁が逃げにくく美味しいカットになります!

6. 切った果肉を、ふんわりと盛り付けましょう。

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フルーツで始める、小さな癒しの習慣
忙しい毎日の中で、ほんの数分でも自分に向き合う時間があると、心がふっと軽くなるもの。
フルーツを「食べるために切る」から、「心をととのえるために切る」――そんな小さな癒しの習慣を、あなたも暮らしに取り入れてみませんか?
フルーツカッティングのある日常が、ママ自身のごきげんを整え、自然と笑顔が広がっていくはずです!
この連載では、季節の果物を使った簡単で楽しいカッティングを、順番にご紹介していきます。
次回もどうぞお楽しみに!

フルーツギフトクリエイター。
理系大学院を修了後、メカエンジニアに。長男出産後、一度復職したのち、子育てに専念。
その中で出会った「フルーツカッティング」に魅了され、ディプロマを取得。
現在は東京都世田谷区を拠点に、自宅での少人数レッスンのほか、カフェやマルシェでのワークショップ、ギフト制作・販売などを展開中。大切なひとの笑顔と、日常を彩るフルーツの魅力を伝えています。
三兄弟の母。
特に好きなフルーツは、柿。いちじく。趣味は、キャロットケーキ巡り。
文/さちこ