【調査概要】調査期間:2025年6月23日~7月13日 回答者数:0~12歳のお子さんがいる保護者437人
おうちでの「折り紙・工作」事情を聞きました

ここ半年でお子さんと一緒に折り紙や工作を行った頻度を聞いたところ「月に数回」(135人)が最も多く、「週に数回」(112人)が次点で多い結果となりました。「ほぼ毎日」と答えた人も35人いらっしゃいます。回答者の半数以上が「月に1回以上は親子で一緒に工作をしている」という結果となりました。
0歳の赤ちゃんから小学生のお子さんがいらっしゃる方まで、幅広い年齢層でのアンケートなので、妥当な割合なのではないかと思います。

折り紙や工作の「テーマ」として選ぶものを尋ねると、「季節のイベント関連」(287人)が最多で、「動物」(183人)「キャラクター」(124人)「完成後、動きやゲームを楽しめるもの」(110人)と続きました。
「その他」の回答ではこのような意見が挙がっています。
・子どもが学校で工作係をしているので、たまに手伝っています。おもに折り紙で作る季節の飾りです。(女性/神奈川)
・子どもが作りたいもの、ごっこ遊びに使えるものを作ります。(女性/埼玉)
・子どもが好きなキャラクターや、作りたいものを選んでいます。(女性/大阪)
特にテーマは決めず「子どもが作りたいものを選ぶ」という意見が多いようです。「保育園で作ったものをもう一度家で作る」という意見もありました。
折り紙や工作の「作り方」や「準備」は?

では、気になるテーマや、お子さんの好きなキャラクターや動物などを作りたいと思ったときに、みなさんはどのように作り方を調べているのでしょうか。
結果は、「作り方の動画」(180人)と「本や雑誌」(163人)が僅差ですが圧倒的に多く、「動画以外のネット情報」(47人)や「材料のセットやキット商品」(15人)は少数にとどまりました。
「子どもが本を見て折りたいと言うものを選んで折っています」(女性/埼玉)や、「子ども番組で紹介されていたものを作ります」(女性/香川)という声が挙がっています。

また、工作を行う際の準備では「折り紙・色画用紙など必要な素材を購入する」(297人)が多数派で、「包装紙やチラシ、パッケージなどの廃材素材を利用する」(95人)が次点。やはりこちらでも「あらかじめキットになっているものを使用する」(19人)は少数派でした。
編集部おすすめ! 工作キット&書籍10選
身近なもので十分作れる工作。だけど「いつもとはひと味違った工作を楽しませてあげたい」「折り紙のアイディアがほしい」というときには、市販の工作キットや折り紙の本を利用するのもおすすめです。折り紙の本は、実際に持っているご家庭も多いのではないでしょうか。
一方であまり活用されていないのが市販のキットです。“工作キット”という言葉の響きから「本格的すぎるのではないか」「うちの子にはまだ早いのではないか」という連想をしがちですが、実はちょっとしたアイディアをもらえるような商品も多いんです。
ここでは、編集部がおすすめする工作キット&書籍を10選ご紹介します。
1.「新版 りったいどうぶつ館」

小学館の図鑑Neoが手がける、シリーズ累計200万部を超える大人気工作ブック「りったいシリーズ」です。2025年7月には人気ブックがリニューアルし「新版 りったいどうぶつ館」として登場しました。
幼児から小学生まで夢中になれる紙工作の本で、作り方もわかりやすく書いてあるのがポイントです。まるで図鑑から出てきたかのような動物たちにも注目。シリーズには昆虫や乗り物、お花なども。
2.「指先を使って感覚が育つ! 親子で夢中になる! 3歳から小学生のおうちこうさく」

牛乳パックや紙コップ、100円ショップの材料など、身近な材料を使って遊べるおもちゃが作れちゃう工作の本が登場しました。著者は、Instagramのフォロワー20万人超えの3姉妹のママ、シルクさん。
小さな子どもでも楽しく遊べる工作を紹介しており、ファンから絶大な人気を誇ります。作ったあとはくりかえし遊んで楽しめるのもポイントです。親子で夢中になること間違いなし!
3.「はじめてのダンボール工作キット どうぶつえん」

3歳から楽しめる、段ボールの工作キットです。ギュッと差し込んで組み立てるだけなので、のりやはさみを使わないのがうれしいポイント。シールを貼ったり色を自由にぬったりすれば、世界にひとつだけのオリジナルの作品が作れます。
「しいくいんさん」のパーツは好きな場所に差し込めるので、いろんな動物にのせて楽しめるかも。同シリーズで、「おひめさま」「きょうりゅう」「まちのくるま」が販売されています。
4.「おって!きって!かざろうきりがみ」

動物や乗り物、季節の飾りまで、折り紙を切って作れる「きりがみ」アイディアをまとめた1冊です。作品の数はなんと100点。型紙がついているので簡単に作れます。飾り方や遊び方など、きりがみを使ったアイディアも掲載。今すぐ作ってみたくなるきりがみが盛りだくさんです。
5.「カミキィのおりがみあそび」

シリーズ累計40万部以上の大好評のおりがみ本シリーズ「カミキィのおりがみあそび」。YouTubeやSNSで圧倒的人気を誇るおりがみ作家カミキィさん。作品の魅力がギュッと詰まった今年の新刊です。
特に注目なのは「折ったあとで遊べる」作品がたっぷりなこと。おみせやさんごっこやおままごと、きせかえあそびなど、思わずワクワクするあそびが待ってます。
6.「頭がよくなる!ちょいムズおりがみ」

小学生の保護者必見。やさしい折り紙本では物足りなくなってきた中学年から高学年のお子さんは、ワンランク上の折り紙本にチャレンジしてみてはいかがですか? 1枚の紙からこんなに作れるの!? と驚きの作品がそろっています。
入門編から「激ムズ」までランク分けされているので、少しずつ難易度を上げてチャレンジできるかも。華やかなくす玉など、イベントのときに使いたい飾りも掲載されています。
7.「うんこドリル こうさく 5・6さい」

幼児から小学生に大人気の「うんこドリル」。実は工作の本も発売されています。「うんこ」がメインストーリーのユニークな内容ですが、内容はしっかり「学べるドリル」。
塗る・ちぎる・切る・折る・貼るなどのたくさんの作業を体験できる構成になっており、子どもの創造力や自信につながります。工作が初めてのお子さんでも楽しめるよう、はさみの持ち方やのりの使い方などもしっかり教えてくれますよ。学びと遊びが一緒になった一冊です。
8.「シールでかんたん!アート脳ちぎりえ」

とっても楽しい工作デビューなら、シールで楽しめる「ちぎり絵」はいかがでしょうか。小児科医の成田奈緒子先生が監修したシールブックで、「ちぎる」「貼る」の2段階で手先を鍛えながら、集中力、想像力、色彩感覚を育めます。
さまざまな絵柄のシールシートから好きな柄を選んでちぎり、ピザやケーキ、お花畑、海や洋服などのモチーフに貼り付けます。子どもの感性が育つ工作本です。
9.「違ってOK!みんなの折り紙」

40種類の折り紙の作り方と遊び方を紹介する一冊です。ちょっと折り線がずれても、形が少し違っても大丈夫。できあがった折り紙に自分の好きなように模様や顔を描けば、自分だけの作品ができあがりです。
季節を感じるテーマを中心に、月ごとの折り紙を紹介しているので、「季節を感じる飾りを子どもと一緒に作りたい」という親子にもおすすめです。
10.「あそべる!通じ合う!てづくりAIロボット」

最後は小学生向けの「イマドキ」な工作キットをご紹介。「あそべる!通じ合う!てづくりAIロボット」は、小学生も簡単につくることができるロボットと、プログラミングを組み合わせて、AIで動くロボットを完成させる工作キットです。
笑いかけるとやってくる、「こんにちは」と話しかけると反応する、そんなロボット作りをお子さんと一緒に体験してみませんか。
完成した作品、みんなどうしてる?

どんどん夢中になってしまう折り紙や工作。唯一の悩みがあるとすれば、完成品がどんどんたまっていってしまうこと…。
完成した作品をどうするか尋ねたところ「気がすむまで身近に置き、頃合いを見て処分する」(183人)「壁に貼る、室内にディスプレイするなどして飾る」(156人)という結果でした。しっかり保管しているという人は45人と少数派です。

最後に「折り紙や工作を通じて、お子さんに期待する効果や変化」を尋ねました。結果は「創造力が高まる」(163人)、「手先を動かすことで脳を刺激する」(145人)、「集中力が向上する」(57人)となっています。
「親子のコミュニケーションが増える」は35人と少ない結果となりましたが、一緒に折り紙や工作に取り組むことで、コミュニケーションが増え、親子の楽しい思い出がひとつ増えるのは間違いありません。
ぜひおうち遊びや、季節を楽しむ創作の一環として、親子で折り紙や工作にチャレンジしてみてくださいね。
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文・構成/伊東ししゃも
