482人に聞いた「親子で行きたい温泉旅」。家族で本当に“行ってよかった”と感じた名湯&入浴時のチェックポイント【HugKum総研】

親子で過ごす温泉旅行は、心もからだもあたたまる特別な時間。湯けむりに包まれながら、いつもよりゆっくり話をしたり、のんびりくつろいだり――そんなひとときが、家族の思い出を深めてくれます。

HugKum読者へのアンケートでは、「この温泉地に行ってよかった!」「子どもと一緒の温泉で気をつけていること」など、実際に訪れたママパパたちのリアルな声がたくさん寄せられました。今回は、人気の温泉地や、子どもと安心して楽しむためのポイントをご紹介します。

【調査概要:調査期間/2025年7月26日~8月16日 調査対象/HugKumメルマガ会員 0歳~12歳のお子さんがいる482人】

日本を代表する人気温泉地をチェック!

箱根温泉 — 芦ノ湖と美術、自然の贅沢コラボ

神奈川県の箱根温泉は、都心からのアクセスがよく、自然や芸術が楽しめます。芦ノ湖や大涌谷、ロープウェイや美術館巡りなど、温泉以外の観光も充実しています。

行ってよかった宿として挙げられたのは、「箱根・芦ノ湖 はなをり」や「仙郷楼」など。子ども連れでも安心して泊まれる宿として、多くの家族に選ばれているようです。

熱海温泉 — 海と温泉、レトロとリゾートが融合する温泉地

静岡県にある熱海温泉は、海を望む温泉街の情緒とリゾート感が共存する温泉地。海辺の風を感じながら、非日常のひとときを過ごせるのが魅力です。熱海駅のすぐそばには、干物やスイーツなどの食べ歩きスポットが並び、観光やお買いものも楽しめます。

アンケートでは、「SOKI ATAMI」や「ATAMI せかいえ」といった宿がママパパから選ばれているようです。海を眺めながらゆったり過ごせて、親子旅にもぴったりの温泉地です。

草津温泉 — 高地に湧く名湯、湯畑の風情も魅力

群馬県の草津温泉は、標高が高く、四季折々の自然に包まれた温泉街。湯けむりがたちのぼる湯畑の風景や、たくさんの観光客でにぎわう雰囲気も格別です。

泉質の良さと街歩きの楽しさが両立する草津では、「草津ナウリゾートホテル」「草津温泉ホテル一井」「草津温泉季の庭 木の葉」などのホテルが人気でした。親子でゆったり温泉を楽しみたいご家族におすすめです。

別府温泉 — 湯の種類も豊富、日本有数の温泉

大分県の別府温泉は、源泉数・湧出量ともに日本トップクラスを誇る人気の温泉地。多彩な泉質を楽しめるのはもちろん、別府市内では「地獄めぐり」などの観光体験も充実しています。家族で湯めぐりをしながら、温泉文化にふれる旅が楽しめます。

アンケートでは、「別府温泉 杉乃井ホテル」「星野リゾート 界 別府」が挙げられ、多様なアクティビティや、家族で過ごしやすい環境が整っているようです。

道後温泉 — 歴史と趣きを感じる

愛媛県にある道後温泉は、日本最古とされる温泉のひとつ。歴史ある街並みと温泉情緒が色濃く残るエリアで、松山城などの観光スポットと組み合わせて楽しむこともできます。街中には路面電車も走っており、のんびり散策するのもおすすめです。

行ってよかった宿としては、「道後温泉 大和屋本店」や「道後温泉 茶玻留」などが挙がりました。歴史や街歩きを楽しみながら、親子でゆったり温泉時間を過ごしたい家族にぴったりです。

有馬温泉 — 金泉・銀泉、二種の湯が楽しめる名湯

兵庫県の有馬温泉は、「金泉」と「銀泉」という二種類の泉質が楽しめるのが魅力。神戸近郊で関西圏からのアクセスもよく、日帰り温泉も充実しています。行ってよかった宿として、「有馬温泉 欽山」や「有馬グランドホテル」などが挙がりました。

おしゃれなカフェや食べ歩きスポットも豊富なので、温泉に浸かって、のんびり散策も楽しめます。

その他の名湯

このほかにも、日本全国各地の名湯が多数アンケートに寄せられました。

下呂温泉(岐阜県)や城崎温泉(兵庫県)、登別温泉(北海道)なども「行ってよかった」との声が多く、それぞれの温泉地ごとにさまざまな魅力を楽しめるのがうれしいですね。非日常を味わいながらのんびり過ごすひとときは、家族の思い出にも残るはずです。

親子で楽しむ温泉! まずは「滑り・のぼせ・泉質」をチェックして

では、実際に子ども連れで温泉宿やホテルに行くとき、どのような点に気をつけているのでしょうか。特に小さな子どもと一緒に温泉に入るときには、マナーや周りへの配慮が気になりますよね。

アンケートでは、親御さんが工夫しているポイントがたくさん寄せられました。

調査対象:482人(複数回答、無回答含む)

石やタイルなどで滑らないように気を付ける

温泉特有の成分で床が滑りやすくなるため、浴場内の安全に気をつけている方が多くいました。

石やタイルの段差に注意し手すりを活用したり、年齢によっては子どもと手をつないで歩いたりするなどの工夫も大切です。普段と異なる環境なので、ぜひ子どものケガには注意してくださいね。

のぼせないように気を付ける

子どもの「のぼせ」に注意しているという声も多数寄せられました。大人と比べると子どもは体温調節が未熟なため、長湯や高温のお湯でのぼせやすくなります。

長時間の入浴を避け、こまめに休憩をとるほか、水分補給を忘れないようにしましょう。

温泉の泉質や温度に注意

「泉質」や「湯温」に気をつける声も多くありました。肌の弱い子どもには、刺激の強い泉質よりもやさしい泉質の温泉を選ぶと安心です。

また、「温度が心配…」という場合には、親が先に湯ぶねに入って温度を確かめてから、子どもを入浴させるのがおすすめです。

自由回答欄にはこんな声も

子どもと一緒に行くからこそ、「温泉でのマナーやルールを子どもに事前に伝えておく」「騒がないように声かけする」といった周囲へのマナーの配慮も寄せられました。また、「ベビーバスや子ども用の浴衣・タオルが揃っている宿を選ぶ」という工夫もみられました。

小さな子どもを連れて温泉宿に行く場合には、こうした事前のチェックや準備をしておくことで、安心してゆったり過ごせるようです。

親子でほっとひと息、心あたたまる温泉旅を

子どもとの温泉旅行は、心がほどける会話を楽しみ、日常を忘れてのんびり過ごせる「かけがえのない特別な時間」です。湯けむりに包まれながらゆったり過ごすひとときは、家族の思い出を彩ってくれます。

ちょっとした工夫や準備をしておけば、子どもも大人も安心して温泉を楽しめます。親子で肩の力を抜いて、心に残る素敵なひとときを楽しんでくださいね。

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構成・文/牧野 未衣菜

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