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Q:宿題など嫌なことを避けようとする性格が心配です。
嫌なことは、できるだけ避けようとする娘の姿勢が気になっています。とくに、宿題はなかなかやろうとしません。「終わったらおやつを食べよう」と声をかけますが、それでも取り組むまでに時間がかかります。
ようやく始めても、ゲームをしたりテレビをつけたりしています。最後は私の怒りが爆発して、きつく叱ってしまい、自己嫌悪に陥ります。このような娘の性格はどうしたら改善できるでしょうか。 (T・N さん)
A:「いつやるか」を子どもに決めさせて、習慣化させましょう。

学校でも1年生には「お家で復習すると、今日教わったことが知識として定着して力になるよ」と説明します。すると、子どもたちも「そうか」と納得するようです。ご家庭でも同じように、まずは宿題の意義について話してみてはどうでしょう。学校でも説明されているでしょうから、お子さんに「わかっているよ」と言われるかもしれません。けれど、それでいいのです。
そこで次の段階が、「子どもに決めさせる」ことになります。親に「やりなさい」と促されてやるのではなく、「いつ、どこでやるか」を子ども自身が決めるのです。その際、夕食、お風呂、歯みがきといった日常の行動も含めてルーティーン化してしまうのがポイントです。
子どもが「夕ごはんの前に、宿題をやる。終わったら、明日の準備をしてから夕ごはんを食べる。お風呂に入って、歯みがきをしてから9時には寝る」と決めたら、親御さんはそれを認め、できるだけ守れるようにサポートしましょう。速やかに宿題に取りかかれる環境を整えてあげられるといいですね。
決めたことは、紙に書いて見えるところに貼るなど、視覚化するのがおすすめです。そうすれば、次にやることが本人にもわかりやすくなります。

とはいえ、ときには守れないこともあるでしょう。けれど、小言は禁物です。子ども自身が決めたことですから、「今
日はまだやらないんだね」「あなたが決めたよね」と言えばよいのです。子どもも「そうだった」と気がつくでしょう。子どもにかける言葉が小言にならなくなりますよ。
ここまでやっても変わらなければ、担任の先生に相談しましょう。先生も宿題はやってきてもらいたいので、きっと対策を考えてくれると思います。
最後になりますが、嫌なことを後回しにするのは性格ではなく、人間の本能。大人も同じですよね。ですから、否定せずに気持ちを共有してあげるといいのかなと思います。それより、学習習慣を定着させることが大事です。親子で話し合い、子どもが取り組みやすい環境を整えてあげてくださいね。
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私がお答えしました
低学年の担任経験が豊富で、現在は主幹教諭として教鞭をとる傍ら、先生が読む教育情報サイト『みんなの教育技術』に執筆も行う。
1925年創刊の児童学習雑誌『小学一年生』。コンセプトは「未来をつくる“好き”を育む」。毎号、各界の第一線で活躍する有識者・クリエイターとともに、子どもたち各々が自身の無限の可能性を伸ばす誌面作りを心掛けています。時代に即した上質な知育学習記事・付録を掲載し、HugKumの監修もつとめています。
『小学一年生』2025年12月号別冊『HugKum』
イラスト/メイボランチ 構成/天辰陽子
