推し活とは? 親子の楽しみ方と「推しの聖地」お出かけ&推し活グッズ紹介【11月4日は「いい推しの日」】

11月4日は「いい推しの日」。
推し活とは、自分の好きな人やキャラクター、作品などを応援する活動のこと。いまや世代を超えて楽しめる文化として、家族のコミュニケーションにも広がっています。この記事では、親子・世代別の推し活の楽しみ方や、全国の推しの聖地お出かけスポット、気分を高めてくれるおすすめグッズを紹介。「好き」を応援する気持ちが、毎日をちょっと明るくしてくれます。

11月4日は「いい推しの日」

11月4日は「いい推し(1104)」の語呂合わせから生まれた「いい推しの日」。2019年に株式会社ゴシンボクによって制定され、日本記念日協会に登録されています。推しを大切に想う日として、SNSを中心にファンの間で広まり、いまでは企業や自治体でも関連キャンペーンが行われるほどの人気に。

この日をきっかけに、自分が応援している人やキャラクター、作品など、推しへの想いを改めて感じ直す人も多いようです。「ありがとう」「これからも好き」という気持ちを言葉や行動で表すのにぴったりな一日。

推し活という言葉はすでに日常的に使われていますが、その広がりや意味については、次の章で詳しく見ていきましょう。

推し活とは? 意味と広がりを解説

「推し活(おしかつ)」とは、自分の推し=好きな人やキャラクター、作品などを応援する活動のこと。もともとはアイドルやアニメのファン文化から生まれた言葉ですが、いまでは俳優、アスリート、アーティスト、さらには動物園の人気動物やローカルヒーローまで、推しの対象は多彩に広がっています。

SNSの発達により、ファン同士がつながったり、世界中の人が同じ推しを応援したりできるようになりました。好きなものを共有し、ポジティブな気持ちで支え合う、そんな応援の輪が広がっているのが、現代の推し活文化ではないでしょうか。

また、「推しがいることで元気になれる」「頑張ろうと思える」など、ポジティブな感情が日常のモチベーションにつながるという声も多く聞かれます。誰かや何かを応援する気持ちは、年齢や性別を問わず、心を豊かにしてくれるものです。

親にとっては、子どもが何に夢中になっているのかを知り、共感できるきっかけに。子どもにとっては、好きなものを応援する体験を通して、自分の世界を広げる時間になります。「推し活」は、世代を超えて“好き”を分かち合える新しい文化として広がっています。

海外での推し活文化をのぞいてみよう

「推し活」は、いまや世界中に広がるカルチャーになっています。韓国では、ファンが推しの誕生日に合わせて自費で広告を出す「センイル広告(誕生日広告)」があります。カフェを貸し切って誕生日デコレーションを行うセンイルカフェなど、ファンが自ら工夫してお祝いする文化も広がっています。

最近では、「oshi(推し)」という言葉そのものが英語でも使われるようになり、海外のメディアで日本発のファン文化として紹介されるようになりました。英語辞書の新語としても登録され、日本の「推し活」が世界に共感を呼んでいることがわかります。

国や文化が違っても、「好き」を応援する気持ちは同じ。「推し活」は、世界でも親しみをもって受け入れられている日本発のカルチャーになっています。

親子で行きたい! 全国の推しの聖地おすすめ5選

「推し活」は、応援するだけでなく、体験して楽しむ時代へ。全国には、親子で一緒に楽しめる推しの聖地がたくさんあります。休日や旅行の機会に、家族で「好き」を分かち合えるお出かけスポットをチェックしてみましょう。

東京|アニメ&キャラクターの街「池袋・サンシャインシティ」

「ポケモンセンターメガトウキョー」や「サンリオカフェ」など、人気キャラクターの世界に出会える王道エリア。コラボカフェや期間限定ショップも多く、推しグッズを探したり写真を撮ったりと、親子で一日中楽しめます。

ポケモンセンターメガトウキョー
サンリオカフェ

京都|人気作品の舞台めぐり「京都国際マンガミュージアム」「東映太秦映画村」

歴史ある街並みとアニメ・映画の舞台が共存する京都は、推しの世界観を体験できるスポットが満載。親子で好きな作品の展示を見たり、時代劇の衣装体験を楽しんだりするのもおすすめです。

京都国際マンガミュージアム
東映太秦映画村

愛知|「ジブリパーク」(長久手市)

スタジオジブリの世界を再現したテーマ施設。「となりのトトロ」「魔女の宅急便」など、世代を超えて愛される作品の世界を親子で満喫できます。自然と建物が調和した空間は、写真映えスポットとしても人気です。

ジブリパーク

兵庫|「宝塚大劇場」(宝塚市)

100年以上の歴史をもつ宝塚歌劇団の本拠地。華やかな舞台や衣装展示を通して、表現することの美しさを親子で感じられます。初心者向けのミュージアム見学もあり、観劇デビューにもぴったり。

宝塚歌劇

広島|尾道「猫の細道」

アニメ映画や写真集の舞台にもなった尾道の人気スポット。石畳の路地に並ぶ猫のオブジェやアート作品を探しながら散歩できる癒し系推し活の名所です。坂道の多い街並みをのんびり歩けば、親子の会話も自然と弾みます。

猫の細道

親子で楽しむ推し活のすすめ

子どもが夢中になって語る「推し」。親としては「そこまで好きなの?」と驚くこともあるかもしれませんが、実は推し活には前向きな力がたくさんあります。

昨今は、親子で一緒に推し活を楽しむ家庭も増えています。たとえば、好きなキャラクターのイベントに行ったり、同じ作品を見たりすることで、会話のきっかけや共通の話題が生まれることも。親子で「好き」を共有する時間は、互いの理解を深めるコミュニケーションのひとつとして注目されています。

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親子での推し活のポイントは、「共感してあげること」なのではないでしょうか。「どうしてそのキャラが好きなの?」「どんなところがすてきだと思う?」と問いかけてみるだけで、子どもの心の中にある「好きの理由」を知ることができます。共通の話題が増えることで、親子の会話が自然と広がります。

また、親自身にも推しがいる場合は、ぜひ子どもに話してみましょう。「お母さん(お父さん)も昔はこの人が好きだったんだよ」と伝えることで、世代を超えて「好き」を語り合える時間に。推しという言葉を通して、親と子が互いの世界をのぞき合うことが、信頼関係を育てるきっかけにもなります。

推し活は、単なる趣味ではなく、「自分の気持ちを大切にする練習」。誰かを応援する気持ちが、やがて自分や人を思いやる優しさにつながります。家族みんなで「好き」を応援し合える関係を、少しずつ育てていきましょう。

推し活を彩る! おすすめグッズ&便利アイテム

推し活は、気持ちを込めた応援をもっと楽しくしてくれる小物やアイテムがあると、ぐっと盛り上がります。ここでは、親子で安心して使えるおすすめグッズを紹介します。

推しを身につけよう「アクリルキーホルダー・缶バッジ」

お出かけ先やイベントで気軽に使える定番アイテム。
子どもも自分の推しカラーを身につけることで、好きな気持ちを表現しやすくなります。
最近では、子ども用の安全ピン仕様や、ママが使いやすいシンプルデザインのものも増えています。

アクリルキーホルダー

お気に入りの推しの写真を入れて、世界にひとつだけのキーホルダーが作れる日本製アイテム。アクリルの透明度が高く、写真の色や表情がきれいに映えるのが魅力です。

ハメパチ式なので写真を入れるのも簡単。チェキサイズや子どもの描いたイラストを入れて、親子で“オリジナル推しグッズ”を作るのも楽しい時間になります。バッグやポーチに付ければ、どこへ行くにも推しと一緒。大きめサイズで存在感も抜群です。

缶バッチ作成キット(直径57mm)

好きなキャラクターや写真を入れて、手軽にオリジナルの缶バッチが作れるスターターパック。接着剤を使わずにパチッとはめるだけで完成するので、小さな子どもでも安心して一緒に作れます。

透明フィルム付きで仕上がりは本格的。推しの写真や描いたイラストを入れて、バッグや帽子に付ければ、世界にひとつだけの推しアイテムに。特製の作成台座と専用パーツがセットになっているので、届いたその日からすぐに楽しめます。

思い出をカタチに残せる「フォトアルバム・チェキ」

ライブや展示会など、推し活の瞬間を親子で写真に残してみましょう。おそろいのアルバムに整理したり、家で「推しフォトコーナー」を作ったりするのも楽しい時間に。デジタルよりアナログな作業が、親子のコミュニケーションを深めるきっかけにもなります。

チェキ 映画すみっコぐらし ツギハギ工場のふしぎなコ

すみっコぐらしの世界観が楽しめる限定デザインのチェキ。映画『ツギハギ工場のふしぎなコ』のキャラクターたちが描かれたやさしい色合いで、撮るたびに笑顔になれる1台です。

撮った写真をその場でプリントできるので、イベントや旅行先でも大活躍。親子で“推しキャラ”を撮ったり、作った缶バッチやキーホルダーと一緒に撮影したりしてフォトアルバムに残すのもおすすめです。

サンリオ チェキ用ポケットアルバム(エンジョイアイドル)

ハローキティのデザインがかわいい、サンリオのチェキ用ポケットアルバム。コンパクトながら60枚のチェキを収納でき、推しの写真や思い出をすっきり整理できます。

PP素材で丈夫なので、子どもが扱っても安心。お気に入りの写真を入れてマイ推しアルバムを作るのもおすすめです。お出かけやイベントのあとに親子で一緒に写真を選ぶ時間は、推し活の楽しみがぐっと広がるひとときに。

おうち時間に楽しめる「推し活収納ボックス・グッズケース」

グッズが増えてきたら、整理整頓も推し活の一部に。透明タイプの収納ケースにお気に入りをディスプレイすれば、子どもも自然と片づけ上手に。見せる収納として飾ることで、推し活コーナーが毎日の癒しになります。

LOWYA 推し活シェルフ(鍵付き)

お気に入りのグッズを飾りながら、すっきり整理できるLOWYAの推し活収納シェルフ。大容量タイプで、アクリルスタンドやぬいぐるみ、フォトグッズなどをきれいに並べられます。

鍵付きの扉が付いているので、子どもが小さい家庭でも安心。「見せる収納」と「隠す収納」を両立できるデザインで、インテリアにもなじむおしゃれな白の本棚タイプです。親子で「推しグッズをどんなふうに飾る?」と話しながら整理する時間も楽しいひとときに。

親子で一緒に作る「手づくり応援グッズ」

おそろいのうちわやメッセージカードを作るのもおすすめ。カラーペンやデコシールを使えば、小さな子どもでも楽しめます。世界にひとつだけの「推しうちわ」ができたら、イベント当日がもっと待ち遠しくなります。

エレコム うちわ手作り作成キット(A4サイズ)

おうちで簡単にオリジナルうちわが作れるエレコムの手作りキット。写真やイラストをプリントして貼るだけで、本格的な応援うちわが完成します。

A4サイズの標準タイプで、子どもも扱いやすく日本製で安心。推しの名前やカラーをデコレーションして、イベントや発表会にもぴったりです。親子で一緒に作れば、世界にひとつだけの手作り応援グッズが完成します。

学研 ガールズクラフト 推し色ホイップデコレーション

推し活デビューにもぴったりな、学研の人気クラフトシリーズ。カラフルなホイップ風素材を絞って飾りつけるだけで、かわいい小物やチャームが作れるクラフトキットです。

対象年齢は6歳以上で、子どもも安心して楽しめる内容。推しカラーを選んでキーホルダーやうちわをデコれば、イベント前の準備時間がもっとワクワクに。親子で一緒に作れば、推しへの気持ちを共有できる楽しい時間になります。

外出先でも快適に! 「推し活ポーチ&携帯ミラー」

イベントや舞台観覧のときに役立つ小物をまとめておけるアイテム。推しカラーのポーチにハンカチやチケットケースを入れておけば、持ち歩くだけで気分がアップします。最近では、推しの写真を入れられるポーチやミラーも登場しており、“いつでも推しと一緒”を楽しめます。

マイディアうちのこシリーズ おでかけ3点セット

お気に入りの写真を使って作れる、オリジナルのフォトグッズセット。シェル型ポーチ・マルチクロス・コンパクトミラーの3点が揃っており、愛犬・愛猫など“うちの子”をデザインして自分だけのアイテムが作れます。

おでかけのときにポーチをバッグに入れたり、ミラーでふとした瞬間にうちの子と目が合ったり。日常のなかに小さなときめきを添えてくれる人気のアイテムです。ペットだけでなく、家族写真や子どもの笑顔などを入れても素敵。

好きな気持ちを親子で育てよう! 推し活のある暮らし

推し活は、好きなものを応援する気持ちを通して、毎日を少し明るくしてくれる素敵な時間。親子で一緒にグッズを作ったり、写真を撮ったりすることで、日常の中にたくさんの笑顔が生まれます。おうちでもお出かけ先でも、推しの存在が親子のコミュニケーションを深めるきっかけに。

今日からできる小さな推し活を、親子で楽しんでみてくださいね。

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文・構成/HugKum編集部

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