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Q:前もって声かけすると、反抗的になる息子。どうしたらわかってもらえますか?
息子に「次はあれをして」と、先回りして声かけをしてしまいます。息子は「わかってるわ!」と反抗的に言い返してきます。私は「言い過ぎたな」と反省することもありますが、仕事と家事の忙しさからつい怒ってしまいます。
また、走ったりとび跳ねたりなど、ヒヤヒヤさせる行動が多く、注意してもやめてくれません。どうしたら本人にわかってもらえるでしょうか。学校ではおとなしい優等生を装っているようです。 (みるくさん)
A:子どもの行動を理解したうえで、声をかけるタイミングをはかりましょう。
学校では優等生なのに、家ではお母さんに反抗的な態度をとったり、注意してもわざと危険なことをしたりする。お子さんの場合、おそらくお母さんとの関係性に原因があるのかなと感じます。
といっても、お子さんはお母さんが大好きだし、お母さんの愛情もしっかり感じている。だからこそ、多少やんちゃなことをしても嫌われないだろうと確信したうえでの行動ではないかと思います。
子どもの最初の反抗期は、自我が芽生える2歳ごろで「イヤイヤ期」と呼ばれています。そして次の反抗期が、6歳前後。この年頃になると、自分で善し悪しを考えて行動したり、物事を順序立てて考えたりするようになります。とはいえ、まだ1年生ですから、学校で優等生としてがんばった分、家ではお母さんに甘えたい気持ちがあるのでしょう。
それなのに、やろうと思っていたことをお母さんに先に言われてしまって、悔しい気持ちもある。それが反抗的な態度となって表れたのではないでしょうか。「ゲームをやめて早くお風呂に入りなさい」など、先回りした声かけは、注意や小言になってしまいがちです。お家の人は、できるだけ先回りした注意をしないように気をつけたいですね。
そのためには、まず子どもと約束をすること。「ゲームは夜8時まで」「夕飯を食べたら宿題をする」というように、親子で相談してルールを決めましょう。子どもは次の行動が明確になりますし、もしなかなか行動に移さなくても、「早くやりなさい」と言わずにすみますね。子どもはわかっているので、お母さんはどこまで待てるか、キャパを広げておきましょう。

子どもに親の気持ちを理解してもらうには、こちらが先に子どもの気持ちを理解することが大切です。「この子はなぜ、今やらないのか」を考えたとき、子どもの様子や行動をみてみましょう。「遊びに夢中だから忘れているのかな、それなら一段落したときに声をかけてみよう」などと、声かけのタイミングもみえてくるでしょう。
また、子どもが危ないことをしているときには「やめなさい」と言ってもなかなかやめないものです。例えば、廊下を走っていたら「歩こうね」と、してほしい行動を、具体的に指示すると素直に聞いてくれますよ。お母さんも話し方のテクニックを身につけると、もっと楽になるでしょう。
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私がお答えしました
診療の傍ら、地域の小学校、幼稚園、保育園の校医、園医も務める。日本小児科学会認定専門医。日本小児科医会「子どもの心相談医」。
1925年創刊の児童学習雑誌『小学一年生』。コンセプトは「未来をつくる“好き”を育む」。毎号、各界の第一線で活躍する有識者・クリエイターとともに、子どもたち各々が自身の無限の可能性を伸ばす誌面作りを心掛けています。時代に即した上質な知育学習記事・付録を掲載し、HugKumの監修もつとめています。
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イラスト/メイボランチ 構成/天辰陽子
