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子育ては後悔ばかり?!「後悔している」人は約3割
子育てをしていると、「どうしてこれができないんだろう」「ダメなことばっかりするんだろう」という悩みとともに、「あの時もっとこうしておけばよかった」「あんなこと言うんじゃなかった」という後悔もムクムク湧いてきますよね。実際、ママたちは後悔していることがあるのか、どんなことなのか、そして今からでもやり直せるの?ということを探るべく、HugKum読者にアンケートを取ってみました。
まず、子育てに後悔していることがあるか聞いてみたところ、3割もの人が後悔していると回答しました。多くの人が何かしらの後悔を抱えていることがわかります。
ママ・パパが後悔したのはどんなとき?
子育て中のママ・パパに、後悔していると感じたのはどんな時なのがリサーチしてみてみると、いろんな後悔の声が挙がってきました。
子どもに怒りすぎたこと
怒りすぎてしまった、と後悔している人は多いですね。でもなかなかうまくはいかない子育ての中、落ち着いて叱らなければいけない場面で、腹が立った自分の気持ちをぶつけるように怒りすぎてしまうことがあるようです。
「怒りすぎたこと」(50代・神奈川県・子ども2人)
「上の子に比べて下の子に対してキツく怒りすぎた」(20代・山口県・子ども2人)
「思うようにいかず叩いたこと」(40代・山梨県・子ども1人)
「思わずカッとなってしまったこと」(40代・東京都・子ども1人)
しつけが出来ていないこと
「しつけが出来ていないな、常識を教えてやれていなかったのか、と後悔している」(50代・京都府・子ども2人)
「食事中にテレビをつけていたら子供がテレビをつけないと食事をしなくなった事」(40代・北海道・子ども1人)
「言葉遣い、挨拶があまりできない、すぐに怒る、拗ねること」(40代・鳥取県・子ども2人)
子どもの自立心が育っていないとき
子どもが幼いうちは、ついつい親が手を出したり、ママが決めてしまったりと、よかれと思ってして先回りしてしまうこともありますよね。また、時間がないから急いで欲しくて、というシチュエーションも多いはず。
「判断を求めたとき、自立してできるようにしつけられなかったこと」(40代・東京都・子ども1人)
「1つのことを我慢して続けさせなかったこと」(40代・和歌山県・子ども3人)
子供と関わる時間が取れなかったこと
働いているママに多く聞かれる後悔ですよね。また、下の子に手がかかってしまい、上の子を構ってあげられなかったという人も多いのでは。
「もっと子供にかまってあげればよかった」(50代・兵庫県・子ども3人)
「小さい頃に向き合わなかったこと」(40代・埼玉県・子ども2人)
厳しく育てられなかったこと
しつけができていなかった、という回答にもつながりそうですが、小さいうちは可愛い可愛いと思ってしまい、つい甘やかしてしまいがち。時間の管理や片付けができない原因なのでは、と思うママたちの声も。
「厳しく育てられなかった」(40代・東京都・子ども1人)
勉強を見てあげれなかったこと
勉強が苦手という意識が積もって、不登校になってしまうというパターンもあるので、そんな場合には大きな後悔につながってしまうのかも。小学生に入った時に感じたり、また中学受験が終わった時などにも感じる人が多いようです。
「小学生になる前から、ひらがなや足し算など、教えてたらよかった」(30代・沖縄県・子ども2人)
「本嫌いで理解力にかけるとき」(40代・愛知県・子ども1人)
「スポーツを優先してしまった」(50代・茨城県・子ども2人)
スポーツや身体を動かすことをさせなかった
どうしても子どもには走り回るくらい元気だと安心しがちですよね。男の子のママは、さらにそういった気持ちが強くななってしまうのでは。
「インドアで育ってしまったため、もう少し外で遊んであげればよかった」(30代・東京都・子ども1人)
仕事を優先にしてしまったこと
働いているパパやママならきっと一度は思ったことがありますよね。忙しい仕事をしていたり、家に持ち帰ったりしていたような場合にはなそさらそう感じでしまうのかも。
やり直しはできる?後悔してしまった子育ての対処法
後悔している部分を一からやり直したいと思ってしまう人も多いのでは。今からでもやり直せることだってあります。早速、今日から取り組んでみましょう。
大切だと思っている気持ちを伝える
すぐに怒ったり、拗ねてしまうといった行動は、親の注意を引きたいからとも言われますよね。逆に大きくなったからこそ、子どもがどんな思いでいるのかなど、聞き出すこともできるはず。子どもに、大切に思っているし愛しているという気持ちを伝えらたら、子どもの心も満たされるはず。そうしたら、問題行動やできていないことも、落ち着いて話し合って、修正していくことができるのではないでしょうか。
子どもにも個性があると考える
子どもにだって、それぞれ個性があります。計算が苦手、体を動かすことが苦手でも、本を読むのが大好き、工作や絵が好きなど得意なところもあるはず。できないことに目を向けるのではなく、いいところを探して伸ばしてあげようという気持ちになれたら、ママの後悔している気持ちもどこかへ消えてしまうのでは。子どもの自信にもつながるはずです。
後悔しない子育てをするには?
完璧な子育てなんてできる人の方が少ないのでは。とはいえ、後悔することが少なければそれに越したことはありませんよね。なるべく後悔しないですむ子育てをするには、どうしたらいいのでしょう?
子どももひとりの人間だと考える
つい、子どもは親の所有物、みたいな考え方になってしまいがち。そうすると、きつく当たっても大丈夫、こうさせなければと思うことも出てきてしまうのでは。子どもは自分とは違うひとりの人間だと考えられたら、怒りすぎた場合には素直に謝れるし、物事を自分で考えさせる、という行動につなげられそうです。
愛情をわかりやすく、繰り返し伝える
子どもを大切に思っている、愛しているという気持ちが伝わると、子ども自身の自己肯定感もしっかり育ちます。そうすれば問題のある行動を減らせたり、前向きになんでも挑戦しようという気持ちが育つはず。そのためには、言わなくても分かると思わずに、言葉で伝えるようにする、スキンシップをたくさんとるということが大事。忙しくて時間がない場合にもできそうですよね。
育児に正解はなし!愛情が伝わればOK
完璧な人だと思ってもどこかに何かしら欠点はあるはず。同じように、育児にも正解はありません。自分が後悔しない子育てをするには、愛情をひたすら伝えること。ママの気持ちを伝えること。そうすれば、何か足りないと思ってしまった時にも、後悔することなく、できることは全部やった!こういうこともあるよね!と思えるのではないでしょうか。
文・構成/HugKum編集部