【算数】「計算するときに、指使いがやめられない」悩みには、くり下がりの徹底反復を!【隂山英男の家で伸ばす! 子どもの学力】

「百ます計算」などの「隂山メソッド」が多くの学校・家庭で成果をあげている隂山英男先生が、子どもの学力を家で伸ばす方法について教えてくださるコーナーです。

陰山先生3

くり下がるひき算をしっかり身につけることが鍵

指を使って計算するクセは、いったんつくとなかなか抜けない

「計算するときに、指を使うことがやめられない」というご相談をよくいただきます。1年生の保護者からではありません。主に、2~4年生の保護者からです。
いったん指を使うクセが付くと、解消するのにひどく時間がかかってしまうのです。もし放っておくと、複雑な計算に対応できない子になってしまいます。

そうならないためには、「くり下がるひき算」を、1年生のうちにしっかり身に付ける必要があります。なぜなら指を使うクセが付いてしまう最大のきっかけが、この「くり下がるひき算」だからです。「ひき算なのに、たし算も使う」ところが子どもにはわかりにくく、つい指で計算したくな ってしまう…そこが落とし穴なのです。

分けて、ひいて、たす、の3段階の手順を理解させる

「くり下がるひき算」の計算の手順は、次のように習います。

11 − 4 = 7

【10 − 4 + 1 → 7】

①11-4ならまず11を10と1に分ける。(数の分解)
②分けた10から4をひいて6。 (10の分解)
③6に分けた1をたして答えは7(たし算)

 

という手順になります。この「分けて、ひいて、たす」という3段階の手順をしっかり理解させたうえで、徹底的に反復練習しましょう。
目安として1問が1秒程度でできるようになることが目標です。

この「分けて、ひいて、たす」が1秒程度でできるようになったとき、子どもの脳の中に、手順どおりに暗算する回路のようなものができあがります。15-8をパッと10-8+5と変換し、2と5で答えは7だとすらすら暗算できるようになった子は、指を使って計算することはありません。指を使うよりも暗算するほうが早いのですから、当然です。

おうちの方はそのことを肝に銘じて、冬休みまでに「くり下がるひき算」がすらすらできるように、家庭で導いてあげてください。

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隂山 英男(かげやまひでお)

子ども達の生活習慣改善と「読み書き計算」を主とする徹底した反復学習に取り組み、その指導理論が「隂山メソッド」として多くの学校・家庭で成果をあげている。

 

編集協力/小倉宏一(ブックマーク) 出典/『小学一年生』

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