目次
ひな祭りに食べるご飯ってどんなもの?
ひな祭りに食べるご飯には、どんなものがあるのでしょうか。ひな祭りの意味、ひな祭りに食べる伝統食について紹介します。
ひな祭りの意味
ひな祭りは女の子の健やかな成長を願う行事。「桃の節句」とも呼ばれ、雛人形を飾ったり、伝統食を食べたりなど、家庭でお祝いする以外にも、全国各地でイベントが開催されています。
ひな祭りの由来は諸説あり、中国から伝わった「節句」という暦を、江戸時代の幕府が5つに厳選した「五節句(ごせっく)」の中のひとつ、「上巳(じょうし)の節句」に行われていた行事が由来しているという説が有力です。
中国では、「上巳」の時期に川で身を清め、邪気を払うという習慣がありました。日本では、同じく邪気払いのため、紙などで作った人形を川に流す行事が行われていました。それが、平安時代の貴族の女児に人気だった「雛遊び(ひいなあそび・ひなあそび)」という人形遊びと融合し、のちの「ひな祭り」となったとされています。
ひな祭りの伝統食
一般的に、ひな祭りには、ちらし寿司や蛤(はまぐり)のお吸い物を食べて、女の子の健康と幸せをお祝いします。
ひな祭りの伝統食とされているちらし寿司ですが、実はその由来は定かではなく、ひな祭りに食べる意味はあまりないのだそう。しかし、複数の縁起物具材を入れて作るちらし寿司は、将来食べるものに困らないように、という願いなどが込められているともいわれます。
また、蛤(はまぐり)のお吸い物には、蛤の貝殻のようにぴったりと合う一人の相手と、永遠に仲良く過ごせるようにという願いが込められています。
子どもが喜ぶ♡ひな祭りの簡単ご飯モノ、ちらし寿司レシピ
子どもが喜ぶ簡単ご飯もの、ひな祭りにぴったりのちらし寿司レシピを紹介します。
【1】ゆでえびと炒り卵のちらし寿司
細かく刻んだ野菜と、ゆで海老の赤、卵の黄色、絹さやの緑の春を感じるちらし寿司です。
◆材料
(大人2人分+子ども2人分)
ご飯(炊きたて) 2合分
しいたけ 4個
たけのこの水煮 100g
にんじん 小1本(100g)
絹さや 10枚
えび 10尾
桜でんぶ 適量
卵 3個
【A】
だし汁 1カップ
みりん 大さじ2
砂糖 大さじ1
しょうゆ 大さじ1
塩 小さじ1
酒 大さじ1
【B】
砂糖 大さじ1
塩 ひとつまみ
水 大さじ1
サラダ油 少々
酢 大さじ2
◆作り方
【1】しいたけは石づきを除いて1cm角、 たけのことにんじんは8mm角に切る。ともに小鍋に入れ、【A】を加えて火にかける。沸いてきたらアクを取り、落としぶたをして、10分ほど煮る。
【2】えびは殻をむき、背に包丁で切り 込みを入れて背ワタを取る。片栗 粉(分量外)をふってもみ、流水で洗い流し、酒をふって5分おく。色 が変わる程度に塩(分量外)ゆでし、 子ども用は1cm長さに切る。絹さやも塩(分量外)ゆでして、斜め半分 に切る。
【3】ボウルに卵を溶きほぐし、【B】を加えて混ぜる。サラダ油を熱したフライパンに流し入れ、炒り卵を作る。
【4】ご飯を飯台(なければボウル)に 移し、酢を回しかけて切るように混 ぜ、【1】を加えてさっくり混ぜる。器 に盛り、【3】、【2】、桜でんぶを彩りよ くのせる。
教えてくれたのは
八木佳奈さん
雑誌、広告などで料理撮影スタイリングや料理製作を手がける。二人の女の子のママでもあり、子どもが喜ぶ、簡単でかわいいレシピが人気。
『ベビーブック』2017年3月号
【2】カラフルカップ寿司
いろいろな具材が何層にも分かれて入った、見た目も楽しめるカラフルカップ寿司です。
◆材料
(大人2人分+子ども2人分)
寿司飯 2合分
青のり 大さじ1
桜でんぶ 大さじ2
炒り卵 2個分
【A】
鶏ひき肉 200g
しょうがのすりおろし 小さじ1
砂糖 大さじ1
酒 大さじ1
しょうゆ 大さじ1
【B】
ゆでたにんじん(花形に抜く)、ゆでたグリーンピース、ゆでたスナップえんどうの輪切り 各適量
◆作り方
【1】寿司飯を3等分にし、1/3量に青のり、もう1/3量に桜でんぶを混ぜ合わせ、3色にする。
【2】 小さいフライパンに【A】を混ぜ合わせ、箸で混ぜながら中火で炒り、水分をとばし、鶏そぼろを作る。
【3】カップに【1】を緑、白、ピンクの順に詰め、炒り卵、【2】、【B】で飾る。
教えてくれたのは
中村陽子さん
料理研究家のアシスタントを経て独立。かわいくて簡単に作れるレシピが人気。二児の母。
『ベビーブック』2018年3月号
【3】ひし形ミニちらし
ひし形のご飯が三段に重なったミニちらし寿司です。牛乳パックを使って簡単に作ることができます。
◆材料
(3個分)
炊きたてのごはん 600g
【A】
酢 大さじ2
砂糖 大さじ2
塩 小さじ1
桜えび 大さじ1強
青のり 大さじ1
【B】
卵 1個
塩 ひとつまみ
【C】
鶏ひき肉 50g
砂糖 大さじ1/2
しょうゆ 大さじ1/2
しょうが汁 小さじ1
桜でんぶ 適量
【D】
にんじん 5mmの輪切り3枚
大根 5mmの輪切り6枚
絹さや 3個
◆作り方
【1】ごはんに混ぜ合わせた【A】を加え、切るように混ぜる。3等分して、1つに桜えびのみじん切りを、1つに青のりを混ぜる。
【2】フライパンに混ぜ合わせた【B】を流し入れ、両面を焼き、薄焼き卵を作る。取り出し、細切りにする。
【3】耐熱容器に【C】を入れて混ぜ、ラップをかけて、電子レンジ(600W)で50秒加熱する。かき混ぜて、ラップなしで10~20秒加熱して鶏そぼろを作る。
【4】【D】は塩ゆでする。
【5】【1】~【4】をそれぞれ3等分する。牛乳パックを5cmの幅でカットして底なしの型を作り、下から青のり酢飯、錦糸卵の半量、プレーン酢飯、残りの錦糸卵、桜えび酢飯の順に重ねて押し、型をはずす。3個作る。
【6】【3】の鶏そぼろ、桜でんぶ、花型で抜いた大根とにんじん、飾り切りした絹さやを飾る。
教えてくれたのは
ほりえさちこさん
栄養士、フードコーディネ ーター、飾り巻き寿司インストラクター1級。男の子のママ。育児経験を生かした簡単で栄養バランスのとれた料理や、かわいいお弁当レシピが人気。
『ベビーブック』2013年3月号
はまぐりのお吸い物じゃなくてもOK!ご飯に合う汁物レシピ
伝統に倣うと、ひな祭りには「蛤(はまぐり)のお吸い物」ですが、ちらし寿司と一緒に美味しく食べる目的であれば、蛤のお吸い物じゃなくてもOK! ご飯に合うひな祭りの汁物レシピを紹介します。
【1】えび団子のお吸い物
丸い団子が入った、見た目もかわいいえび団子お吸い物です。えびの赤い色がひな祭りの食卓にぴったりです。
◆材料
(大人2人分+子ども2人分)
むきえび 80g
はんぺん 1/4枚(25g)
【A】
長ねぎのみじん切り 3cm分
酒 大さじ1
塩 少々
絹さや 適量
【B】
だし汁 2と1/2カップ
酒 大さじ1
薄口しょうゆ 小さじ1
◆作り方
【1】えびは背ワタを除き、包丁で叩いて細かくする。ボウルに入れ、はんぺんをつぶしながら加え、【A】も加えてよく練り混ぜる。
【2】鍋に【B】を煮立たせ、【1】を8等分の団子状に落としていき、火を通す。
【3】薄口しょうゆで調味して器に盛り、ゆでて斜め切りにした絹さやを飾る。
教えてくれたのは
中村陽子さん
料理研究家のアシスタントを経て独立。かわいくて簡単に作れるレシピが人気。二児の母。
『ベビーブック』2018年3月号
【2】緑野菜と白身魚のポタージュ
春らしさを感じる、栄養もたっぷりの緑野菜と、くせがなく、子どもに人気の白身魚「タラ」のポタージュです。寒さの残るひな祭りの時期におすすめの暖かなスープです。
◆材料
(大人2人+子ども2人分)
【A】
ほうれん草 1/2袋
ブロッコリー 1株
アスパラガス 3本
白身魚(生たらなど) 1切れ
【B】
顆粒スープの素 小さじ1と1/2
生クリーム 1/2カップ
牛乳 1と1/2カップ
塩 少々
◆作り方
【1】【A】はそれぞれ下ゆでし、アスパラガスは2~3cmの長さに切る。白身魚はゆでて、骨と皮を除いてほぐし、ゆで汁1カップはとっておく。
【2】ほうれん草とブロッコリーを、魚のゆで汁とあわせてミキサーにかける。
【3】【2】を鍋に入れ、【B】を加えてひと煮立ちさせ、塩で味を調える。
【4】器に盛り、アスパラガスと白身魚を混ぜてのせる。
※大人は仕上げにこしょうをふってもおいしい。
◆ポイント
ミキサーがない場合は…
【1】素材をやわらかく煮たあと、熱いうちに、お玉の背でつぶします。お玉の代わりに、すりこぎやフォークを使ってもOK。
【2】さらに、なめらかにするには、作り終わった最後に、ざるでこし、ざるに残った分をへらでつぶします。
教えてくれたのは
ほりえさちこさん
栄養士、フードコーディネーター、飾り巻き寿司インストラクター1 級。男の子のママ。育児経験を生かした簡単で栄養バランスのとれた料理やかわいいレシピが人気。
『ベビーブック』2011年3月号
【3】和風クラムチャウダー
お吸い物じゃなくても、やっぱり蛤(はまぐり)を食べたい人におすすめ。ひな祭りの時期に旬を迎える蛤(はまぐり)を使った和風クラムチャウダーです。お味噌仕立てなので、ご飯にも合います。
◆材料
(大人2人分+子ども2人分)
はまぐり 200g
玉ねぎ 1/2個(50g)
じゃがいも 小1個(100g)
にんじん 1/2本(50g)
冷凍グリンピース 大さじ3
水 1カップ
豆乳 1カップ
バター 10g
みそ 小さじ2
◆作り方
下準備:はまぐりは海水程度の塩水にひと晩つけて砂出しする。
【1】玉ねぎはみじん切りにする。じゃがいもは1cm角に、にんじんは5mm角に切る。はまぐりはこすり合わせ るように洗って水けをきる。
【2】鍋にバターを熱し、玉ねぎ、じゃ がいも、にんじんを入れて炒める。玉ねぎがしんなりとしたら、はまぐり、水を加え、ふたをして蒸し煮する。はまぐりの口が開いたら取 り出し、冷凍グリンピースを加え、じ ゃがいもが柔らかくなるまで10分ほど煮る。味見してみそを加え(量ははまぐりの塩けに合わせて調節)、豆乳を加え、温まったら火を止める。
※幼児は貝の身を噛み切れないので、だしが出たら取り出し、盛りつけに飾る。
教えてくれたのは
八木佳奈さん
雑誌、広告などで料理撮影スタイリングや料理製作を手がける。二人の女の子のママでもあり、子どもが喜ぶ、簡単でかわいいレシピが人気。
『ベビーブック』2017年3月号
ひな祭りのメニューに添えたい副菜レシピ
ひな祭りの献立や、もう一品欲しい時に。節約にも一役買うひな祭りメニューに添えたい副菜レシピを紹介します。
【1】スマイルポテサラ
普段よく食べるメニューでも、ひと手間かければ子どもの喜ぶメニューに。みんなで一緒に作っても楽しめます。
◆材料
(1人分)
じゃがいも 1/2個(50g)
【A】
塩、こしょう 各少々
マヨネーズ 大さじ1/2
コーン((缶詰) 大さじ1
スナップえんどう 1本
スライスハム 適量
◆作り方
【1】じゃがいもは皮ごと水で濡らしてラップに包み、レンジ(600W)で1分加熱する。ひっくり返して、さらに30秒加熱し、皮をむいて潰す。【A】を加えて混ぜ、粗熱が取れたら、マヨネーズ、コーンを混ぜ合わせる。
【2】スナップえんどうは筋を取り除いて塩ゆでし、半分に裂く。豆2個は取っておく。ハムはストローで2個くり抜く。
【3】おかずカップに【1】を詰め、【2】で目と口、頬を作る。
教えてくれたのは
中村陽子さん
料理研究家。味はもちろん、見た目の美しさも重要視したオリジナル料理が人気。持ち前の美的センスと器用さを活かしたモチーフ料理に定評があり、書籍も多数。一男一女の母。
『めばえ』2016年6月号
【2】マカロニとみかんの ヨーグルトサラダ
子どもの大好きなマカロニとみかんはサラダで。ヨーグルトにプラスした隠し味の味噌で、生野菜も美味しく食べられます。
◆材料
(大人2人分+子ども2人分)
白菜(芯の部分) 2枚分
にんじん 1/3本
マカロニ 50g
みかん 1個
【A】
プレーンヨーグルト 大さじ5
マヨネーズ 大さじ2~3
みそ 小さじ1
砂糖 小さじ1
塩 少々
◆作り方
【1】白菜とにんじんは細切りにする。ポリ袋ににんじんと塩を入れ、袋の上からもんでなじませ、白菜を加えてさらによくなじませる。
【2】マカロニは表示通りにゆでる。
【3】ボウルに【A】を入れ、みかんの果汁を搾り、実をほぐして加えて混ぜる。【1】と【2】を入れて和え、冷蔵庫で冷やす。
教えてくれたのは
井澤由美子さん
調理師、国際中医薬膳 師・中医師。旬の食材 の効能と素材の味を生かしたシンプルな料理 が人気。NHK『あさイチ』などテレビでも活躍 中。一女の母。
『ベビーブック』2017年2月号
【3】青のりポテト
材料はじゃがいもと青のりだけ! もう一品欲しいときや、節約にぴったりのじゃがいもを使った青のりポテトです。
◆材料
(子ども1人分)
じゃがいも 1/2個
青のり 少々
塩 少々
◆作り方
【1】じゃがいもは細長く切って塩 ゆでする。
【2】竹串が通るくらいになったら、ざるに取って水けをきり、青のりをまぶし、塩を軽くふる。
教えてくれたのは
ほりえさちこさん
栄養士、フードコーディネー ター、飾り巻き寿司インストラクター1級。男の子のママ。育児経験を生かした簡単で栄養バランスのとれた料理やかわいい レシピが人気。
『ベビーブック』2017年4月号
ひな祭りのご飯を華やかに!おもてなしレシピ
お友達を呼んでひな祭りのご飯は、華やかなメニューを用意したいですよね。大人数で食べても美味しい、おもてなしにぴったりなレシピを紹介します。
【1】お花手まり寿司
ひと口サイズおにぎりは、ぱくっと食べられるので、子どもがこぼしてしまうこともありません。見た目も可愛く、人がたくさん集まるパーティーにおすすめです。
◆材料
(大人2人分+子ども2人分)
温かいご飯 2合分
【A】
砂糖 大さじ2
塩 小さじ1
酢 大さじ3
ゆかり 小さじ1
【B】
卵 1個
砂糖 小さじ1/2
塩 少々
水 大さじ1/2
【C】
スライスチーズ・ハム(ともに花形に抜く)、うずらの卵の水煮の薄切り、ゆでたグリンピース 各適量
◆作り方
【1】ご飯に、混ぜ合わせた【A】を加えて、さっくりと混ぜ、寿司飯を作る。
【2】小さいフライパンに混ぜ合わせた【B】を入れ、箸で混ぜながら中火で炒り卵を作る。
【3】【1】を3等分にし、1/ 3量にゆかりを、もう1/ 3量に【2】(飾り用に少し残す)を混ぜ合わせる。残り1/3量はプレーンのままでOK。
【4】【3】を1個30gのボール状に6個(3種×2)握り、【C】と残した炒り卵で飾る。大人用はプレーンの寿司飯にグリンピースを混ぜ、残りの2種類とともに食べやすい大きさに握る。
教えてくれたのは
中村陽子さん
料理研究家のアシスタントを経て独立。かわいくて簡単に作れるレシピが人気。二児の母。
『ベビーブック』2018年3月号
【2】ワンタンカップのポテトサラダ
花のような見た目が可愛いワンタンカップのポテトサラダです。ポテトサラダをワンタンの皮で包んでオーブントースターで焼くだけで完成です。
◆材料
(作りやすい分量)
ワンタンの皮 6枚
じゃがいも 1個
ツナ(缶詰) 大さじ1/2
にんじん 適量
ミニトマト 適量
マヨネーズ 大さじ1
酢 小さじ1弱
塩・こしょう・砂糖 各少々
◆作り方
【1】プリンカップなどの耐熱容器6個にサラダ油少々を塗り、ワンタンの皮をそれぞれ敷き詰め、トースター(1200W)で焦がさないよう約5分焼いて冷ます。
【2】じゃがいもは皮をむいて1.5cm角に切り、水からゆでて熱いうちにつぶし、缶汁をきったツナ、マヨネーズ、酢、塩・こしょう・砂糖を混ぜる。
【3】容器から出した【1】に【2】を盛り、ゆでて星形に抜いたにんじん、刻んだミニトマトを飾る。
教えてくれたのは
阪下千恵さん
料理研究家、栄養士。家族のために作り続けてきたおいしくて、栄養バランスのいいレシピが人気。二人の女の子のママ。
『めばえ』2015年12月号
【3】いろいろなもので巻く!ちくわとオクラの卵巻き
ちくわ、オクラ、卵焼きの3つの具を巻いた断面がとってもキレイ。大人も集まるひな祭りパーティーでは、おつまみとしても重宝します。
◆材料
(2本分)
卵 2個
めんつゆ(3倍濃縮) 小さじ1
ちくわ 2本
オクラ 2本
サラダ油 少々
◆作り方
【1】ちくわの穴にオクラを詰める。
【2】卵とめんつゆを合わせて溶き、サラダ油を熱した卵焼き用のフライパンに半量を流し入れる。【1】を1本のせて端から巻きながら焼く。同様にもう1本作る。粗熱がとれたら切り分ける。
教えてくれたのは
ほりえ さちこさん
栄養士、フードコーディネ ーター、飾り巻き寿司インストラクター1級。男の子のママ。育児経験を生かした簡単で栄養バランスのとれた料理や、かわいいお弁当レシピが人気。
『ベビーブック』2012年7月号
ひな祭りのボリューム満点ご飯に!肉料理レシピ
ちらし寿司やお吸い物など、さっぱりした料理の多いひな祭りですが、お肉を使ったメニューもおすすめです。ひな祭りにぴったりのボリューム満点の肉料理レシピを紹介します。
【1】スティックごまチキン
子どもにも大人にも大人気のチキンは、持ちやすく、食べやすいスティック状で。アルミホイルや可愛いテープを使えば、ひな祭りらしいアレンジも楽しめます。
◆材料
(大人4~5人分)
鶏もも肉 2枚
【A】
しょうゆ 大さじ3
酒 大さじ1
ごま油 大さじ1
塩 少々
しょうが汁 小さじ2
白すりごま 大さじ1
黒炒りごま 大さじ1
片栗粉・揚げ油 各適量
※大人1人分の分量は、子ども2人分ぐらいになっています。
◆作り方
【1】鶏肉はめん棒などで叩いて厚みを整え、スティック状に切り、混ぜ合わせた【A】に漬ける。
【2】【1】に片栗粉をまぶして、中温に熱した油で揚げる。
【3】【2】にアルミホイルを巻き、マスキングテープで留める。
教えてくれたのは
ほりえさちこさん
栄養士、フードコーディネータ ー、飾り巻き寿司インストラクター1級。男の子のママ。育児経験を生かした簡単で栄養バランスのとれた料理や、かわいいお弁当レシピが人気。
『めばえ』2013年10月号
【2】豚のシンプルソーセージ
子どもでも安心して食べられる手作りソーセージです。大人は粒マスタードをつけるなどすると、家族みんなが美味しく食べられます。
◆材料
(4人分)
【A】
豚ひき肉 400g(合挽きでも可)
ウスターソース 大さじ1
しょう油 小さじ2
パン粉 50g
塩 小さじ1/4
溶き卵 1/2個分
こしょう 少々
ナツメグ粉 少々(ナシでも可)
小麦粉 適量
オリーブオイル、ケチャップ 各大さじ1
◆作り方
【1】【A】をボウルに入れて手でよくこねる。
【2】【1】の1本分ずつ(40g程度)を手のひらで細長く丸め、小麦粉をまぶす。
【3】フライパンにオリーブオイルをひき、【2】を並べて中火で加熱。全面に焼き色がついたら水を50ml(分量外)入れてふたをして、強火で蒸し焼きする。
【4】水分がなくなり火が通ったら、ケチャップを入れ混ぜて火を止める(一度にフライパンに入らない場合は2回に分けて焼く)。
※大人は好みで粒マスタードをつけても。
◆ポイント
よくこねた材料をウインナー状に丸めるだけ。
教えてくれたのは
minokamo 長尾明子さん
料理家・写真家。出身地の岐阜県美濃加茂市から名前を取った「minokamo」は、料理提案・提供時の活動名。季節や土地の食材、素材を活かしたおいしい料理、写真家としてのセンスが光るおしゃれな料理が人気で、出張料理やメディアの撮影など幅広く活躍。
『めばえ』2018年4月号
【3】フライパンミートローフ
ホイルで包んで蒸し焼きにする、フライパンで作れるオーブン要らずのミートローフです。お肉と一緒に野菜もたっぷり入っているので、栄養バランスも抜群です。
◆材料
(大人2人分+子ども2人分)
【A】
合いびき肉 300g
溶き卵 1/2個分
塩 小さじ1/3
パン粉(乾) 1/2カップ
牛乳 大さじ2
さやいんげん 3~4本
にんじん 1/2本
玉ねぎ 1/2個
オリーブ油 適量
塩 少々
【B】
トマトケチャップ 大さじ1
ソース 大さじ1
バター(溶かす) 5g
◆作り方
【1】いんげんは1cm幅に切り、にんじんと玉ねぎはみじん切りにする。オリーブ油少々を熱したフライパンで炒め、しんなりしたら塩をふって取り出し、粗熱をとる。
【2】ボウルにパン粉と牛乳を入れてふやかし、【A】を入れて手で練り混ぜ、【1】を加えてさらに混ぜる。2枚重ねて広げたアルミホイルにのせて、長さ20cmほどのかまぼこ状にして包み、両端を折りたたむ。
【3】フライパンにオリーブ油少々を熱し、【2】を入れてふたをし、ときどき転がしながら弱火で15分ほど蒸し焼きにする。
【4】粗熱がとれたら、ホイルを外して好みの厚さに切り、器に盛る。容器に【B】を入れ、混ぜてかける。
教えてくれたのは
コウケンテツさん
料理研究家である母のアシスタント後、独立。素材の味を生かしたヘルシーで作りやす いメニューが人気。二児のパパ。
『ベビーブック』2015年12月号
大人も子どももうれしい♡ひな祭りのデザートレシピ
ひな祭りのご飯や、友達を呼んでのパーティーにデザートは欠かせませんよね。見た目も可愛く、大人も子どももうれしいひな祭りのデザートレシピを紹介します。
【1】フルーツマシュマロ雛
フルーツを切って、マシュマロに顔を書いて完成。みんなでワイワイ楽しく美味しい簡単デザートです。
◆材料
(大人2人分+子ども2人分)
いちご 3~4個
マシュマロ 3~4個
ブルーベリー 3~4個
黄桃(缶詰) 適量
チョコペン(茶・ピンク) 適量
マシュマロの量はサイズに合わせて調節してください。
◆作り方
【1】いちごを横半分に切り、いちごの大きさに合わせて半分に切ったマシュマロをのせる。半分量にブルーベリー(男雛)、残りに花形に抜いた黄桃(女雛)をのせて楊枝で刺す。
【2】湯煎にかけて、溶かしたチョコペンで顔を描く。食べるときに楊枝を抜く。
教えてくれたのは
中村陽子さん
料理研究家のアシスタントを経て独立。かわいくて簡単に作れるレシピが人気。二児の母。
『ベビーブック』2018年3月号
【2】チョコドーナツ
子どもの大好きなチョコレートを、生地にもコーティングにもたっぷり使ったドーナツです。ボリュームもあるので、大人も大満足。チョコ生地にチョコのコーティング、チョコでデコレーション。重ねて塗ってぐんと華やか&おいしい!
◆材料
(直径7cmのドーナツ5個分)
【A】
ホットケーキミックス 160g
ココアパウダー 15g
卵 1個
砂糖 大さじ1
牛乳 40ml
チョコレート(ブラック、ホワイト) 各50g
◆作り方
【1】ボウルに卵を溶きほぐし、砂糖、牛乳の順に入れて、その都度、泡立て器で混ぜる。
【2】別のボウルに【A】をふるいにかけながら入れる。中央をこぶしでくぼませて【1】を入れ、ゴムべらで中心から粉を崩しながらゆっくりと混ぜる。
【3】粉っぽさが消えたらラップに包み、冷蔵庫で1時間以上寝かせる。
【4】【3】のラップを外して打ち粉(分量外のホットケーキミックス)を広げた台におき、めん棒で1cmの厚さに伸ばす。直径7cmのドーナツ型で抜く(型がない場合は大小のコップなどを組み合わせて使用)。残った生地を再度伸ばして抜く。
【5】【4】を160~170℃の油(分量外)で片面1~2分、裏返して2分ほど揚げ、油を切って冷ます。
【6】チョコレートを湯煎にかけて溶かし、【5】にスプーンなどで線描きして乾かす。【5】を4等分に切ってピックで刺し、溶かしたチョコレートにつけてもよい。
教えてくれたのは
下迫綾美さん
お菓子研究家。人気の洋菓子店で7年間修業を積み、2008年に独立。2010年より、少人数制のお菓子教室『Thinglike』を主宰。おいしさはもちろん、かわいくて夢のあるデコレーションにも定評あり。
『めばえ』2016年11月号
【3】レンジカスタードのベリートライフル
手作りカスタードとベリーの美味しさが口の中に広がる、カップに入ったおしゃれなデザートです。カスタードは電子レンジですぐできます。
◆材料
(グラス4個分)
【A】
卵黄 2個分
砂糖 大さじ4
牛乳 250cc
薄力粉 大さじ2
スポンジ生地(市販) 1枚(約100g)
いちご 小12個
ブルーベリー 40g
ミント 適量
◆作り方
【1】耐熱ボウルに【A】を順に入れてよく混ぜ合わせ、ラップをふんわりかけて電子レンジで2分(600Wの場合)加熱する。一旦取り出してよく混ぜ、再びラップをして1分30秒加熱。泡立て器でよく混ぜ合わせ、ぴったりとラップをして冷ます。
【2】スポンジ生地は小さく手でちぎる。いちごは縦半分に切る。
【3】グラスに【1】、【2】、ブルーベリーを好みで重ね入れ、ミントを飾る。
教えてくれたのは
市瀬悦子さん
フードコーディネーター。料理研究家。「おいしくて作りやすい家庭料理」をテーマに、書籍、雑誌、テレビ、企業のメニュー開発など、幅広く活躍。NHK(Eテレ)の食育番組では、子ども向け料理を提案し、定評がある。
『めばえ』2017年12月号
美味しいご飯で楽しいひな祭りを
家族みんなでのお祝いや、お友達とのパーティーにぴったりのひな祭りメニューを紹介しました。女の子の成長と幸せを願いながら、みんなひな祭りを楽しみましょう。
文・構成/HugKum編集部