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酔い止めは自分の症状やシーンに合ったものを!
そもそも乗り物酔いはどのようにして起こるのでしょうか。乗り物酔いの原因や、酔い止めが効果をもたらす仕組みをかんたんに解説します。
そもそも乗り物酔いはなぜ起こる?
乗り物酔いの原因は、乗り物の揺れや加速・減速の振動などによって、目から入る視覚的情報と身体で感じる身体的感覚にズレが生じること。そのズレによって平衡感覚や自律神経が乱れ、吐き気やめまい、頭痛などの症状が誘発されるといわれています。
種類はさまざま 酔い止めは自分に合ったものを
酔い止めは、そんな平衡感覚や自律神経の乱れを調整し、症状を予防・緩和するお薬。多くの製品に含まれる抗ヒスタミン成分が、嘔吐中枢への刺激と内耳前庭での自律神経反射を抑制し、症状を抑えます。
そんな酔い止めですが、市販されている製品の種類はさまざま。製品によって、それぞれ特徴や服用方法なども異なります。ご自分の乗り物酔いの症状や、使用するシーンに合わせて適当なものを選びましょう。
酔い止めはどう選ぶ? チェックポイントと注意点
では、酔い止めを選ぶ際は、豊富な種類の中からどのようなことに注意すればよいのでしょうか。着目したいポイントをまとめてみました。
効能の特徴をチェック
酔い止めには、諸症状に効果があるものはもちろん、吐き気の緩和を重視したもの、めまいに特に効くものなど、それぞれの症状に特化したものも販売されています。眠くなりにくいものや1回の服用で長時間効果が持続する製品などもあるので、症状やシーンにぴったりなものをみつけてくださいね。
対象年齢をチェック
酔い止めには大人用・子ども用のものがありますが、子ども用でも、製品ごとに対象年齢が異なります。お子さんが服用する場合には、対象年齢を事前に要チェック。
服用方法をチェック
お子さんによっては錠剤の薬を飲むことが苦手な場合も。酔い止めには、そんな子でも問題なく服用できる製品がたくさん販売されています。なかでも、口内で溶かして服用できるラムネのようなタイプものや、キャンディーのように舐めて服用できるドロップタイプの酔い止め、ドリンクタイプのものがおすすめです。
妊娠中・授乳中は医師に相談を
酔い止めには、妊娠中や授乳中に服用できるものとできないものがあります。服用前に必ず医師に相談するようにしましょう。
いつ飲む? 酔い止め服用の正しいタイミングは
多くの製品に、酔ってしまった後の服用でも症状の緩和効果が期待できる酔い止め。さらに、症状の予防には、乗車の30分~1時間前に服用すればより効果的です。心配なときは事前に飲んでおくことをおすすめします。
飲み合わせには注意! 酔い止めと併用NGなもの
ラムネやキャンディー感覚で服用できる製品も多い酔い止めですが、他の薬とおなじように飲み合わせには要注意。
ほかの薬との併用には要注意!
かぜ薬や解熱剤、咳止め、鼻炎薬などの薬には、酔い止めに近い成分が配合されていることも。併用すると過剰摂取になってしまい、副作用が出やすくなってしまいます。すでに服用している薬がある方や、他の薬と併用したい場合は、医師や薬剤師にあらかじめ相談するようにしましょう。
お茶やジュースで飲むのはNG!
また、製品によっては、お茶やジュースで服用すると、成分が分解されてしまったり、吸収されにくくなったりするおそれも。酔い止めを飲む際は、水やぬるま湯で飲むようにしましょう。
子ども向け酔い止めおすすめ7選
まずは、アンケートに寄せられた回答の中から、ママパパおすすめの子ども用の酔い止めをご紹介いたします。それぞれの製品に小さな子どもでも飲みやすい工夫がさまざまに凝らされているので、お子さんにぴったりの酔い止めがきっとみつかるはず。
トラベルミン ジュニア
5才から飲むことができるトラベルミン・ジュニア。乗り物酔いの予防にはもちろん、酔ってしまったあとでも効果が出るのがうれしいポイントです。お子さんでも飲みやすい、小さな錠剤も特徴のひとつ。
「粒が小さくて味もなく飲ませやすい」(40代・東京都・子ども1人)
※個人の感想です。
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センパア QT
水なしで、口内で溶かして服用できるセンパアQT。お薬が苦手な子でも服用しやすい、いちご風味の酔い止めです。乗車中、急に気分が悪くなったときや、お出かけ前のあわただしいときにも便利。
※個人の感想です。
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アネロン「キャップ」
1回の服用で効果が持続するタイプなので、長時間の乗車移動が必要なときにおすすめの酔い止めです。胃に直接効く成分が入っているので、乗り物酔いの症状の中でも特に「吐き気」に効果的。
※個人の感想です。
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センパア Kids ドリンク
出先で心配になったときや、酔ってしてしまったときにさっと飲むことができるドリンクタイプ。ぶどう味で飲みやすく、3才からでも服用できるのもおすすめのポイントです。
※個人の感想です。
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こどもクールスカイ
こちらも3才からの服用が可能なドリンクタイプ。りんごのすっきりとした甘い風味がお子さんたちからも好評です。キティちゃんやシンカンセンのかわいいパッケージが目印。
「子どもクールスカイは、ドリンクタイプなので飲ませやすかった」(20代・福岡県・子ども3人)
※個人の感想です。
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トラベルミン チュロップ
キャンディーのように舐めて服用するトラベルミンチュロップ。ぶどう味とレモン味の2種類があり、お薬に抵抗があるお子さんでもなんなく服用してくれると好評です。
「子供が服用しやすかった」(30代・東京都・子ども2人)
※個人の感想です。
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トラベロップQQ S
お出かけ前の予防にも、気分が悪くなった後の症状の緩和にも。キャンディーのように服用できるサイダー味のドロップタイプの酔い止めです。ドラえもんのパッケージがお子さんからの人気の理由のひとつ。5才から大人まで、家族みんなで服用できます。
「キャンディータイプなので、服用しやすい。 ただ、眠くなるのも本人には辛いらしい」(50代・神奈川県・子ども1人)
※個人の感想です。
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大人向け酔い止め人気おすすめ4選
では、大人用ではどのような酔い止めがママパパたちから選ばれているのでしょうか。アンケートに寄せられた回答から厳選してご紹介いたします。
トラベルミン(大人用)
ジュニア用も人気のトラベルミン。大人用も、その飲みやすさや効果に定評があります。バリエーションも豊富で、比較的眠くなりにくいものや、一日一回の服用で効果が持続するものなど、シーンに合ったものを選ぶことができます。
「バスで酔ってしまった後でしたが、すごく飲みやすくすぐに、気分が治りました」(40代・兵庫県・子ども1人)
※個人の感想です。
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アネロン ニスキャップ
1日1回のカプセルで長く良く効くアネロンのニスキャップ。子ども用のアネロンと同様に、胃に直接はたらきかける成分が配合されているので、さまざまな症状のなかでも特に「吐き気」に優れた効果が。乗り物酔いによる「頭痛」「めまい」にももちろん有効です。
「車に乗る前に服用すると、効き目が良かったです」(40代・埼玉県・子ども1人)
※個人の感想です。
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センパア トラベル1
小粒で水なしでも飲みやすい「センパア トラベル1」は、1日1回1錠で長く効く便利なお薬。乗り継ぎが多い日や、長時間の乗車が必要な日におすすめです。7才から服用可能なので、家族みんなで飲むことができます。
「水なしで飲める」(40代・千葉県・子ども3人)
※個人の感想です。
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レジャール液
ドリンクタイプなので吸収が良く、乗り物酔いの予防にも、酔ってしまってからの症状の緩和にもよく効いてくれると好評です。比較的、眠くなりにくいという声も挙がっているようです。
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※個人の感想です。
無理は禁物! 時には薬に頼るのもひとつの手
ここまで、多岐にわたる酔い止めのなかから特に人気の製品を厳選してご紹介してきましたが、いかがでしたか? 乗り物酔いの症状はどれもとてもつらいもの。ママパパもお子さんも、心配なときは無理せずに薬に頼るのもひとつの手です。体調管理にも注意しながら上手に乗り物酔いを予防して、家族の移動の際のストレスを少しでも減らしましょう。
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構成・文/羽吹理美