初めての離乳食「おかゆ」。失敗しらずは5倍がゆのマスターから【初期・中期・後期成長別レシピ】

まず5倍がゆをマスターするのが成功のカギ!

離乳食がスタートすると、まず覚えたいのがおかゆの作り方。赤ちゃんの主食となるご飯は、離乳食ではおかゆにして食べますが、成長によりお粥の柔らかさ(水の量)が違ってきます。失敗しない作り方は、まずは後期になると食べられる5倍がゆを作ってから水の量を調整し、7倍、10倍がゆを作るという方法。そうすることで水加減で失敗することがが少なくなります。

そこで今回は後期の5倍がゆ、中期の7倍がゆ、初期の10倍がゆの順に作り方を紹介します。

 

●<後期> 5倍がゆの作り方

●<中期> 7倍がゆの作り方

●<初期> 10倍がゆ作り方

 

10倍がゆ(左) 7倍がゆ(中) 5倍がゆ(右)

 

<離乳食後期>5倍がゆ

柔らかい米粒の形がそのまま残っている状態に。大人の食べるお粥に近いくらいの柔らかさ。

 

材料

米85g : 水500mL (米1:水5)

(炊いたご飯から作る場合は、米1:水2)

 

作り方

1. 米をとぎ30分間水に浸します。

 

2.【米の場合】米1に対して5倍の水を加え、鍋を強火にかけて沸騰したら弱火でで20分間煮込み、一度軽くかき混ぜ、10分ほど蒸らします。

【ご飯の場合】米1に対して2倍の水を加え、鍋を強火にかけて沸騰したら弱火で10分間煮込みます。

(ポイント1)ご飯から作る場合、予め水に数分浸してふやかしてから火に掛けましょう。

(ポイント2)電子レンジで加熱してお粥にする場合は、ご飯の場合の水の量+1割増やします。

 

 

米が柔らかくなり、とろみが出たらできあがり。

たくさん作ったお粥は保存袋などで冷凍保存をすると便利です。3日以内に食べるようにしましょう。

 

<離乳食中期>7倍がゆ

中期になるといろいろ食べられるものが増えて食事が楽しくなる時期。5倍がゆより少し水分が多く、米の粒が潰されて半分くらいの大きさに。

 

材料

5倍がゆ 大さじ2(60g)

水 大さじ1(15mL)

 

(米から作る場合、米85g:水700mL (米1:水7))

(炊いたご飯から作る場合は、米1:水3.5)

作り方

1. まず5倍がゆを作り、5倍がゆ大さじ2杯に対し、お湯大さじ1杯を鍋に入れて弱火で5分ほど煮ます。米の粒が崩れたらできあがり。

 

 

 

 

 

 <離乳食初期> 10倍がゆ

離乳食の初期、一つずつ食材を増やしていく中、主食なので登場回数の多いお粥です。裏ごしするので米の粒がほとんどなくなるのが特徴です。

 

材料(1食分)

5倍がゆ 大さじ1(30g)

水 大さじ2(30mL)

 

(米から作る場合、米85g:水100mL (米1:水10))

(炊いたご飯から作る場合は、米1:水5)

作り方

1. まず5倍がゆを作り、5倍がゆ大さじ1杯に対し、お湯大さじ2杯を鍋に入れ、弱火で5分ほど煮ます。米の粒が少し崩れるくらい煮込んだらできあがり。(水分は多めでも大丈夫。煮詰めすぎてしまった場合は、様子を見ながら水を加えましょう。)

 

2. 離乳食を始めてすぐの頃は、10倍がゆにしたあと、さらに米つぶを裏ごしし、滑らかにしましょう。

 

 

 

 

記事監修

野村 泉|栄養士・幼児食アドバイザー

病院内にて妊産婦・乳幼児の栄養指導に従事。東京・小金井市のもぐもぐ子ども調理室にてレシピ監修、講義サポート、離乳食・幼児食講座を担当。

構成/HugKum編集部 写真/田中麻衣

 

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