10月のイベントと言えば……そう、ハロウィン!
この記事は、この時期に読むのにピッタリな、ハロウィンのお話が入った絵本を紹介します。それは、大人気シリーズ「コんガらガっち」の新刊、「コんガらガっち なにになってすすむ?の本」。5歳半の長男あーすけと一緒に読んで、遊んでみました♪
「コんガらガっち」とは
「コんガらガっち」の絵本は大人気シリーズですよね。
全巻はこちらでチェックを>>
こんがらがって生まれた生物たちのこと
「コんガらガっち」とは、2種類のいきものがこんがらがって生まれた生物たちのこと。
例えば「いるか」と「もぐら」がこんがらがってできたのは「いぐら」、「たこ」と「からす」がこんがらがってできたのは「たらす」などなど。
著者は「ユーフラテス」(お世話になっています!!)
佐藤雅彦と慶応大学佐藤雅彦研究室の卒業生からなるクリエイティブグループ、「ユーフラテス」が手掛けている作品。
このコんガらガっち生物たち、どこかで見た絵柄だなと思ったら……!
著者「ユーフラテス」と言えば、Eテレの番組「ピタゴラスイッチ」のほか、「Eテレ0655」「テキシコー」「考えるカラス~科学の考え方~」などの企画に携わっている方々ではないですか!
我が家は、子どもはもちろんのこと、私もEテレが大好き!
(テキシコーなどは私のほうが夢中になってしまう☆)
ユーフラテス様、お世話になっています!!
なるほど、なるほど、キャラクターがこんがらがっちゃうという面白くて魅力的な設定も、納得です……!
「コんガらガっち」絵本の特徴は
コんガらガっちの絵本の特徴を2つご紹介します。
読むたびに、新しいストーリーになる!
最大の特徴は、指で道をたどって読み進めるということ。
道が途中で分かれていて、読み手が自分でどちらに進むか選んでページをめくることができます。
例えば、上の道を選んだら次のページではクッキーを貰えて、下の道を選ぶとお煎餅を貰える、など。
毎回、読むたびに「今回は、どっちの道に進もうかな!」とワクワクしながら読めるところが楽しいです♪
あーすけは毎回選ぶのが楽しそうで、「昨日は上の道を行ったから、今日は下にしよう!」などと言っています。
隅々までおもしろい
絵本中のコんガらガっち達のセリフが面白くて、絵の周りにたくさんのセリフが書き込まれています。
じっくり読むと、また味があって良いです。
あーすけはひらがなカタカナが読めるので、セリフのすみずみまでじ~っくり見ています。
一人で20分くらいずっと読んでいたこともありました。
子どもを夢中させる本です!
絵本は3話のストーリーで構成
嬉しいことに、この絵本には「ハロウィン」、「クッキーを持って遊びに行く」、「運動会」の3つのお話が入っています。
1話「ハロウィン」は、ホラー要素が!
今の時期にとってもタイムリーな内容。
いぐら達コんガらガっちの子ども達が仮装をしてお菓子を貰いに行くお話ですが、よく読むとちょっとホラー要素があります!
あれっ?と思って読みかえして、意味がわかるとヒヤっとするかも!?
2話「クッキーを持って遊びに行く」は、引き算の要素が!
クッキーのお話ではさりげなく引き算の要素が出てくるのもポイントです♪
3話「運動会」は、共感要素が!
あーすけの通う幼稚園は10月に運動会を行うので、こちらも旬の内容。
今年の運動会であーすけは「大玉ころがし」をやったので、大玉ころがしの場面は特に大喜びでした。
読み聞かせのコツは
先述のように細かいセリフまで全部追うとかなりボリュームがあるので、
「今日はお話ひとつにしようね」
などと1話ずつ区切って読んで時間調整するのも良いと思います。
「ランラン作戦」
楽しく読み進めていた兄あーすけですが、ここで問題発生!
もうすぐ、2歳になる弟たーすけも一緒に読みたいと寄ってきたのです。
弟たーすけはさっさとページをめくろうとするので、じっくり見たいあーすけとケンカに!なんとか同じペースで読めないものかと私が思案し、うまくいったのが「ランラン作戦」。
母である私が手でチョキを作って、それを足に見立てて、「ランランラーン♪」と言いながら絵本の上をトコトコ歩く動きをします。
「どっちに行こうかな~」と言いながら、あーすけに道を選ぶよう促します。
あーすけは、じっくり選びたいのでトコトコペースはゆっくりで。
すると、弟たーすけも指をトコトコする動きが面白いようで、一緒に絵本をトントンつついてくれるようになりました!
ホッ(たーすけはまだチョキができないので、一本指やパーでトントンします)
こうして弟たーすけがさっさとページをめくることはなくなり、兄弟一緒でもコんガらガっちを楽しく読むことができました!
弟たーすけがもう少し大きくなったら、交代で道を選んで進めるようになるのかなぁ……。そうしたら、兄弟2人で仲良くコんガらガっちを読んでくれるかも!と期待しています♪
プレゼントにもぴったり!
魅力的なキャラクター&自分で選ぶことで毎回ストーリーが変わるという面白さ。コんガらガっちの絵本は、何回でも新鮮な気持ちで読むことができます。
一人で読んでも親子で読んでも面白いし、字が読めるくらいのお子さんだったら、お友達や兄弟と一緒に読んでも盛り上がりそう!
新刊「なにになってすすむ?の本」はこの時期にぴったりのお話が入っているので、プレゼントにも良いかもしれません♪
コんガらガっちの絵本はシリーズで出版されているので、他の絵本もチェックしてみてくださいね!
本作を手がけるのは、佐藤雅彦と慶応大学佐藤雅彦研究室の卒業生からなるクリエイティブグループ、「ユーフラテス」。Eテレ『ピタゴラスイッチ』や『0655・2355』の制作もしています。物事を様々な見方から捉えるユニークな発想で、頭が「!」となるおもしろい仕掛けが随所に盛り込まれています。いぐらのちょっとしたつぶやきやドタバタハプニング、少しだけ出てくるサブキャラクターにも注目です。
イラスト・文/あま田こにーさん(instagram:https://www.instagram.com/amada_connie/?hl=ja)