史実を基にしたリアリティのあるストーリー展開で人気の「歴史映画」をピックアップしました。戦時中や幕末が舞台の日本映画から、イギリスの史実を描いたヨーロッパ映画、中国の歴史映画まで、おすすめ作品を厳選してご紹介していきます。
日本のおすすめ歴史映画
史実に忠実な作品から、コメディを織り交ぜた作品まで、多彩な歴史映画を集めました。
時代背景も「戦国時代」から「幕末」、「太平洋戦争の戦時中」まで、様々なラインナップになっています。
【1】『日本のいちばん長い日』
◆おすすめポイント
舞台は1945年7月。
戦況が悪化する太平洋戦争での日本の降伏決定から、それを国民に伝える「玉音放送」が敢行されるまでの裏側を見つめていく群像歴史映画。
ノンフィクションを基にしており、立場の違う日本国民同士の命を懸けた衝突や葛藤に胸が締め付けられます。
【2】『関ヶ原』
◆おすすめポイント
石田三成(岡田准一)の目線で徳川家康(役所広司)との「関ヶ原の戦い」前後を描いた大作。
司馬遼太郎原作の国民的ベストセラーを映画化した本作。
原作とは異なる三成と初芽(有村架純)の関係性も見どころの一つです!
【3】『壬生義士伝』
◆おすすめポイント
幕末の混乱期、他とは違う武士の「義」と「愛」に生きた新撰組隊士・吉村貫一郎(中井貴一)を題材にした物語。
波瀾の運命の中でも純粋に「自らの信念」に生きた主人公の生き様に感動する傑作です。
【4】『清須会議』
◆おすすめポイント
「本能寺の変」のあと行われた、後継者や領地配分を決める「清須会議」を三谷幸喜監督がコミカルに描いた話題作。
史実を基にした背景も残しつつ、歴史に詳しくない人が観ても楽しめるエンターテインメント作品に仕上がっています。
ヨーロッパのおすすめ歴史映画
ヨーロッパの歴史をテーマにした悲劇・コメディ・ラブロマンス作品をピックアップしました。
家族での鑑賞におすすめな名作揃いです!
【1】『英国王のスピーチ』
◆おすすめポイント
吃音に悩むイギリス国王ジョージ6世(コリン・ファース)と、治療にあたった言語聴覚士・ライオネル(ジェフリー・ラッシュ)との友情を描いた、史実に基づいた感動作。
家族の絆も描かれている名作で、お子様との観賞にもおすすめ。
ラストの演説シーンは圧巻です。
【2】『ライフ・イズ・ビューティフル』
◆おすすめポイント
第二次世界大戦下の1939年。
陽気で明るいユダヤ系イタリア人の半生をなぞりながら、ホロコーストの悲劇と残酷さを描いた話題作。
監督・脚本・主演を務めたロベルト・ベニーニの名を世界に響かせた名作映画で、家族愛に満ちた演技とストーリーに何度観ても涙します。
【3】『タイタニック』
◆おすすめポイント
1912年、処女航海で沈没した大型豪華客船・タイタニック号の海難事故をベースに、上流階級の娘ローズ(ケイト・ウィンスレット)と貧しい青年ジャック(レオナルド・ディカプリオ)の悲恋を描いた、映画史に残る不朽の名作。
1997年の公開から20年以上経っても色褪せない感動作で、ストーリー・映像・音楽すべてが心に残ります。
【4】『恋におちたシェイクスピア』
◆おすすめポイント
若かりし頃のシェイクスピア(ジョセフ・ファインズ)と、富豪の娘ヴァイオラ(グウィネス・パルトロー)との恋を、名作『ロミオとジュリエット』の物語と交差させて描かれた傑作ラブロマンス。
英国の劇作家・シェイクスピアの恋物語という異色の作品は、映像もストーリーも感動的で多くの賞を獲得した話題作です。
中国のおすすめ歴史映画
歴史の長い中国ならではの戦国時代を描いた2作品。いずれも注目の俳優陣起用で話題となった名作です!
【1】『RED CLIFF(レッドクリフ)』
◆おすすめポイント
三国志の中の「赤壁の戦い」を映画化したアクション作品。
迫力の合戦シーンはもちろん、キャラクターのユーモラスな描写やロマンス要素など、エンターテインメント性に富んだ名作です。
【2】『キングダム』
◆おすすめポイント
紀元前3世紀の春秋戦国時代末期を舞台に、後の始皇帝となる秦王・政(吉沢亮)が中華統一を目指す中で、秦の武人である主人公・信(山﨑賢人)の活躍を描いた中国時代劇。
人気コミックの実写映画化で話題の作品ですが、原作ファンも納得のクオリティー&配役です。
原作の内容を知らない方にもおすすめ!
おわりに
各国の歴史を左右する戦争や、歴史上の出来事を背景に描かれたストーリーなど、様々な角度で楽しめるのが「歴史映画」の醍醐味ですよね。
史実を基に綴られたエピソードは勉強にもなり、ご家族での観賞にもおすすめです!
文・構成/HugKum編集部