「2020年の終わりに、時代や世界が大きく変わる」「風の時代が到来!」といって話題の「グレートコンジャンクション」という言葉を最近よく耳にしませんか? 当記事では、グレートコンジャンクションとは何なのか、いつ、何が起きるのか、その歴史とともにご紹介します。教えていただいたのは、アストロカウンセラーのまーさ先生です。
また、グレートコンジャンクションがわたしたちに及ぼす影響について知るべく、今回は特別に、まーさ先生による12星座別メッセージも大公開! ワクワクしながら、この年末の貴重な星の配置を、みんなで一緒に味わってみましょう。
アストロカウンセラー・まーさ先生
「アストロカウンセラー・まーさ」こと、内田真朝先生。ブログやtwitterでの占いが「スゴイ!当たる!」と話題の人気占い師。雑誌、webメディアでの占い連載多数。著書に『愛、恋、友情どんとこい!12星座相性★虎の巻 ~ようこそアストロまーさ学園へ!~(実業之日本社)』、『12星座のおはなし(メトロポリタンプレス)』がある。『まーさの上半期占い帳2021』も好評発売中。「占いで運命をチューニングする」ブログ/Twitter
グレートコンジャンクションとは
2020年12月22日(火)に起こるグレートコンジャンクション
2020年12月22日(火)には、占星術上の大きな節目、グレートコンジャンクションがあります。
ちょっとややこしいので、順を追って説明していきましょう!
コンジャンクションとは?
そもそもコンジャンクションとは、天体同士が同じ位置でぴったり重なることを言い(0度のこと。太陽と月が重なる新月は、その例ですね)、その中でも、私たちの社会や生活に大きな影響を与える天体、木星と土星が重なることを、特別にグレートコンジャンクションと表現します。
木星は1年で約一星座、土星は約2.5年で一星座を通過します。つまり「公転周期」(12星座を一周するのにかかる時間)が違うため、この二天体が重なるのは実に20年に一度しかありません。
2020年は、グレートコンジャンクション×ミューテーションの激レアシチュエーション
でも2020年は、そもそも山羊座で冥王星、土星、木星(先にいた順)が同時にいる「トリプルコンジャンクション」だったので、すでに前段階でもレアな状況下にいたのです。
が…さらにこれに加え、この年末は、「ミューテーション」という展開も起こるため、これが非常に珍しく、世界に大きな影響をもたらすであろうと言われています。
ミューテーションは、「グレートコンジャンクションが起こる星座のエレメンツが変わること」。
グレートコンジャンクションは、過去にも約200年ごとに火→土→風→水という風に順にエレメンツを移動してきていますが、その移動がそのまま社会の雰囲気、気風を変える引き金にもなっていると考えられています。
そして今回は、ここまでの200年間ずっと土星座(牡牛座、乙女座、山羊座)で起こってきた現象が、風星座(双子座、天秤座、水瓶座)に切り替わる節目でもあります。
2020年のグレートコンジャンクション、何が起こる?
(みんなが同じルールのもと規律の取れた日常を送ることを好む、画一化、大量生産、拝金主義、社会の中の上下関係が強まる、形式主義、年功序列。※一概には言えませんが、代表的なイメージは「産業革命と工業化、資本の集中、大企業化、帝国主義」など)土星座が象徴する物質的な世界から、風星座の象徴する社会(変化に肯定的で、柔軟性を尊ぶ。物を持っていることより、情報を駆使する能力が評価される。物のデジタル化、高速化、グローバル化、対話の重要性、年齢や経歴にとらわれない個人主義)の方向性に、世の中は進んでいくのでしょう。
グレートコンジャンクションが水瓶座で起こる意味
特にその始まりとなる今回のミューテーション先、水瓶座は、自由と友愛、個人主義の星。
「自分らしい個性、考えを持つこと」「必要に応じてそれをきちんと表現し、相手と話し合うこと、客観的な視点を持つこと」「積極的に学び、新しい情報を取り入れ、柔軟な発想力と生き方を保つこと」「立場や年齢、性別などにかかわらず、すべての人の平等性を認めること」などが、一段と重んじられてくると考えられます。
人と同じでいい(無難でいたい、横並び感は土星座的感覚)という発想ではなく、「自分ならではの能力、技術を身に着けて、常に必要とされる自分でいよう」という意識も高まるのでは。
あらゆる差別を是正する動きも、ますます活発になるでしょう。
水瓶座で起こるグレートコンジャンクションが世界に及ぼす影響
すでにその片鱗は社会のあちこちに見えてきていますが(電子マネーやリモート業務などは、社会に風星座の影響が強まってきている非常にわかりやすい例。精神的な意味でも、「社会を人の集合体と見ず、上が一方的なルールを押し付け、柔軟な変更を良しとしない。立場の弱い存在のことを考慮しない」という土星座期の弊害は、最近たくさん見かけたでしょう)、とはいえ、この変化自体も約200年をかけていきつくものですから(そして私たちは誰も経験のない時代なので)、まだまだわからないことばかりです。
2020年のグレートコンジャンクション、私たちが意識したいポイント
ただ、いくら大きな変化が起こるといっても、それは「これまでの日々と地続き」なのも確か。
実は密かに感じていたことが、「やっぱりなあ!」と腑に落ちる形で登場することのほうが断然多いので、心配することはないでしょう。
同時に、風星座は知的好奇心やコミュニケーション、学問を司る星々でもありますから、ここから何かに意欲的に挑み、自分を向上させていこうという人には大いに追い風です。
まずは「ちょっと気になることを調べる、できればやってみる」から始めるといいですね。義務感ではなく、「面白そうだから」「ためになる気がする」くらいのノリでスタートするのも、フットワークの良い風星座的なイメージです。
また新しい友人を作るのも◎。一人で背負い込むのではなく、何でもいろいろな人と協力して行う。そこに上下関係などはなく、共に楽しく、同時にそれぞれの持ち味を生かしあって、一人ではできないことをやり遂げる。
それも2021年に向けて私たちが意識していきたいポイントです。
グレートコンジャンクション2020、まーさ先生からの12星座別メッセージ
では最後に、星座ごとにメッセージを。
まずはワクワクして、この年末の貴重な星の配置を、みんなで一緒に味わってみましょう!
牡羊座(おひつじ座)
自分の限界を自分で決めないでください。特に過去仕事面で、大変な思いをしてきたのなら。あなたの世界はまだまだ広げることができます。まずは、多種多様な人と出会いましょう。そして新しいことを学ぶ勇気を持ってください。
牡牛座(おうし座)
仕事面で大きなチャレンジをすることになりそうです。でもそれは「あなたの真の実力を、何よりあなた自身に実感してほしいから」。
自分を向上させることができる…と感じたら、難しいことにもぜひ挑戦を。内にこもらないで!
双子座(ふたご座)
一層あなたのセンス、知性を磨いていきましょう。それがあなたの大きな夢を実現する大事な原動力になります。自分はこの程度とか、思っていませんか?いや~まだまだまだ!ここからものすごく!賢くなれますよ。もちろん努力次第ですが(笑)。
蟹座(かに座)
誰にも振り回されない、一層強くてしなやかな自分自身を作り上げるシーズンです。その源はおそらく知性ですが、それは単純な知識として以上に「自分が本当に大事にすべきものは?」についても深めさせてくれるはず。価値観の更新タイムです。
獅子座(しし座)
あなたにとって特別な誰かとの絆が、一段とクローズアップされるときです。単なる好き嫌いや情だけではない、深い信頼関係を築くことが重要な課題になりそう。ただ…人間とは想像以上に複雑な存在です。それを実感するタイミングでもあるかもね。
乙女座(おとめ座)
仕事面でスケールアップすることが課題の時期。内容として素晴らしく、その分責任や多くの能力を求められる内容に携わるかも。自分はどういう人間で、あれができるこれができないに縛られないで。それはもうすべて過去。やってみなきゃわかりませんよ!
天秤座(てんびん座)
ある意味原点回帰のシーズンかも。自分にとって本当に大事なもの、やってみたいことについて真剣になるときです。おそらくチャンスはたくさんめぐってくるので、どんどんそれに答えていきましょう。それを可能にするための努力も怠らないように。
蠍座(さそり座)
家や家族など、自分にとって“居場所”と思えるところに変化が生じる時期でしょう。それは前向きな展開ですが、「自分にとって居場所はどういうところであってほしいか」は人それぞれ。一つの考えに取らわれず、自分たちと一緒に進化するものに変わっていけば理想的です。
射手座(いて座)
知識欲が高まってくる好奇心旺盛な時期。出会いも豊富で多くの刺激を受けることに。結果、自分はまだまだという気持ちと、「いや自分だって!」と反発したくなる気持ちとが同時に起こりそう。それも含めて、貴重な“心の栄養”です。葛藤の後は以前と違うものが見えてきますよ。
山羊座(やぎ座)
まず収入の得方に変化が生じる可能性が。実際お金を稼ぐ方法はいろいろ考えられます。もし関心があったら情報を集めてみると、それが生活やあなたの価値観を大きく変えるきっかけになることも。また知識、経験、能力もあなたの財産です。積極的に増やしませんか?
水瓶座(みずがめ座)
この星回りを正面から受け止めるあなた。おそらく人生でも初めて…な経験が目白押しでしょう。やりたいことをやれる貴重な機会をもらえるけれど、その行動は家の状況、家族との関係にも変化をもたらす…ありそうです。コツは柔軟な姿勢と対話です。オープンさを心がけて。
魚座(うお座)
何か思い切ったチャレンジを行うことで、ネガティブな思い込みや過去の傷、コンプレックスを解消していくシーズンです。「これさえなかったら、もっと自由になれるのかも」と感じる思いはありませんか?それ、きっと手放せます。そのためには挑戦あるのみ。跳びましょう!
構成/HugKum編集部