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離乳食の椅子は、いつから必要になる?
赤ちゃんが離乳食を食べるときに座る椅子は、いつから必要になるのでしょうか。離乳食インストラクターの中田馨さんに聞いてみました。
離乳食の椅子を使用するかどうかの見極めポイント
離乳食に椅子が登場するのは、離乳食中期ごろから。月齢でいうと7~8ヶ月ごろですが、発達の目安としては、以下の2つがポイントです
・腰がしっかりする
・支えなしに一人でおすわりができるようになる
ただ、この時期、絶対に椅子を使い始めなくてはいけないわけではありません。赤ちゃんが嫌がる場合はママやパパの抱っこでOK。赤ちゃんの気持ちに合わせつつ、椅子に座れそうなら座りましょう。
はじめのころは、ママやパパの抱っこで大丈夫です。
離乳食用椅子の選び方
椅子を買うときには、どのようなポイントに気をつければいいのでしょうか。こちらも、離乳食インストラクターの中田馨さんに聞いてみました!
床に足の裏がつく椅子
大人の場合を想像してみてください。例えばカウンターのあるお店で背の高い椅子に座ると足がブラブラして、どこに重心を置けばいいか難しくありませんか? 赤ちゃんも一緒です。足の裏が床につくことで、身体のバランスを取りやすくなります。ただ赤ちゃんの成長に合わせて椅子を購入するのは難しいでしょう。ですから、
・高さを調節できる椅子を準備する
・床と足裏の隙間に足置き用の箱を置く
という方法もあります
背もたれ、ひじかけがある椅子
背もたれとひじかけは大切! 一人でおすわりが安定してきたとはいえ、ちょっとしたことで赤ちゃんがバランスを崩すこともあります。
ベルトがある椅子
赤ちゃんの動きは、大人が予想しない方向にいく場合があります。ベルトがある椅子が安心ですね。椅子にベルトがついていない場合は、外出時にも使えるチェアーベルトもあります。これはどんな椅子にもつけられ、重宝します。
机の高さにあった椅子
どこで、どの場面で椅子を使うかによっても選ぶ椅子は変わってきます。椅子の高さ、大きさなど部屋やテーブルと合っているかを確かめてみましょう。
インテリアと合っている椅子
テーブルや大人の椅子と雰囲気があっているか?もママにとっては大切なポイントですね。
実際に赤ちゃんを座らせてみる
購入前に、実際に赤ちゃんを椅子に座らせてみて、赤ちゃんの座り心地を観察してみましょう。赤ちゃんが座る椅子ですので第一に安全面を考え、ママと赤ちゃんの離乳食の時間が楽しくなる椅子を見つけてください。
上記のポイントを参考に、赤ちゃんが快適に安全に過ごせる椅子を選びたいですね。
また、椅子を用意するまでの間、ねんねのときから使っているバウンサーやラックを使おうと思っているご家庭も多いのでは? そのときに気をつけておきたい注意点がいくつかあるようです。
離乳食ラックを使う場合の注意点
椅子を使い始める離乳食中期ごろの赤ちゃんは、一人で座ることができるといってもまだ不安定。背もたれが調節できるラックを使用してもOKです。ラックを使う場合の注意点は、以下の2点です。
・寝かしすぎない
・身体が前かがみになりすぎない
テーブルがあると、赤ちゃんが手を置くことができるので姿勢が安定します。赤ちゃんの身体と椅子の間が空いていてバランスが取れないときは、バスタオルを丸めて間に挟むとバランスが取りやすくなります。
まずは、安全第一。赤ちゃんが座っているときのバランスをしっかり確認しながら、離乳食を進めていきましょう。
ハイチェア離乳食椅子のおすすめ
離乳食椅子は、さまざまな種類のものが販売されていますが大きく分けて、ダイニングテーブルで使うハイチェア、リビングやローテーブルで使用するローチェアがあります。人気のハイチェアを紹介します!
大和屋 赤ちゃんから大人まで使えるベビーチェア
対象年齢:7ヶ月 ~大人まで
丸みを帯びたフォルムがかわいらしい、アッフルチェア。マカロンをイメージしたという、珍しいカラーバリエーションで、カラフルなソリッドカラー5色と、木目が見えるナチュラルカラーが揃っています。どの色にするか迷ってしまいそうですね。
テーブルを使わないときには、後ろに簡単にまわすことができてとっても便利な構造になっています。
ママパパの口コミ
ストッケ トリップトラップ チェアセット 本体+ベビーセット
対象年齢:6ヶ月から3歳頃まで
子どもと共に成長する椅子、ストッケのトリップトラップ。シンプルなデザインが、インテリアにこだわりのあるママやパパから人気。成長に合わせてベビーセットを取り外し、高さを調整して大人になるまでずっと使える椅子です。
ママパパの口コミ
ビヨンドジュニア ベビーチェア
対象年齢:6カ月から大人まで
必要なアイテムがすべて揃っているビヨンドジュニアのベビーチェアは、あとから買い足す必要がないもの嬉しいポイント。工具なしで、座面などを取り外れるのでお手入れも簡単で、ベビーイスからジュニア、大人まで長く使うことができます。
ママパパの口コミ
カトージ 木製ハイチェア CENA
対象年齢:7ヶ月~5歳まで
コンパクトに折りたためるカトージのハイチェアは、使わないときはたたんで収納でき、省スペースで使用できます。広々としたテーブルは食事以外にもお絵かきや絵本を読むなど、様々なシーンで活躍。ステップは4段階の調節可能で成長にあわせて長く使えます。
ママパパの口コミ
サイベックス LEMO 3-IN-1
対象年齢:6か月以上
成長にあわせて13段階に高さ調整でき、座面の奥行も好みのポジションに調整可能です。ワンタッチで高さ調整でき、チェア後脚には転倒防止のキャスターが装備され、後方に傾ければ移動も簡単。別売りのレモバウンサーを装着すれば新生児から使用可能です。スタイリッシュなデザインやカラーも人気。
ママパパの口コミ
ローチェア離乳食椅子のおすすめ
リビングに置いてあるローテーブルとダイニングテーブル、両方で離乳食を食べる!というご家庭におすすめなのが、大人用の椅子に取り付けられるローチェア。おすすめ商品を紹介します。
インジェニュイティ (ingenuity) ベビーベース 3.0
床に置いてベビーソファとしても、大人用の椅子に取り付けてブースターシートとして使用できるインジェニュイティベビーベース。軽量で、家の中での移動や、お出かけのときの持ち運びにも便利な離乳食椅子です。クッションが外せてお手入れも簡単。本体に収納できるカップホルダー付きのトレーもそのまま洗えて、いつでも清潔に使うことができます。
ママパパの口コミ
Bumbo バンボ マルチシート
対象年齢: 6か月~3歳まで
口コミでも人気があるベビーソファ、バンボの3ステージシートで長く使えるタイプ。
立ち上がれるようになるまではローチェアとして、次のステップはダイニングテーブルの椅子に取り付けて、そしてテーブルの高さに合わせるブースターとして使用できます。
トレー、クッションシートは取り外し可能で、さまざまなシチュエーションで活躍してくれそうですね。
ママパパの口コミ
リッチェル 2WAYごきげんチェアK
対象年齢:7か月~5歳
床に置いて、大人用の椅子に取り付けて使えるリッチェルの2WAYごきげんチェアK。ダイニングテーブルとお腹の間に隙間ができにくい形で食べこぼしを防ぎます。パーツも少なくシンプルな設計でお手入れも簡単。取り外し可能なテーブル付きです。
ママパパの口コミ
おしゃれな離乳食椅子の実例を紹介
毎日使うものだから、子どもが気に入って座ってくれるものを選んであげたいもの。インスタグラムでみつけた、先輩ママおすすめのおしゃれで実用的な離乳食用の椅子を紹介します!
ころんとしたフォルムがかわいい!
@tsunchan108 さん
丸みのあるコロンとしたフォルムがかわいいハイチェア。座り心地がいいからでしょうか、「座るとめっちゃおしゃべりする」というお嬢さん。子どもが嬉しそうな顔をして椅子に座る姿は、見ているだけで癒されます。
ニコニコ笑顔で座るお気に入りの離乳食タイム
@konoha.1227 さん
かわいらしくて、やさしい色合いのマカロンカラーが人気のアッフルチェア。子どもの好きな色やインテリアに合わせて選べるのが、嬉しいですね。
離乳食を食べるだけではなく、お気に入りの椅子に付いているテーブルの上に、おもちゃをのせて遊ぶこともできそうですね!
ダイニングテーブルの椅子にも取り付け可能!便利なローチェア
@chikako.takata さん
ローチェアだけど、ダイニングテーブルの椅子にベルトで取り付けることができる、便利な椅子。これなら、どんなシーンでも対応できて、場所を選ばず離乳食を食べさせてあげられます。
生活と成長に合わせて離乳食椅子を選ぼう
インスタグラムでリサーチした、人気のある離乳食椅子を紹介しましたが、いかがでしたか。実例の画像では赤ちゃんたちが、とっても嬉しそうな表情をしていました!
お気に入りの椅子に座ればいつもと気分や視線が変わり、楽しみながら離乳食をしっかり食べてくれるはず。
赤ちゃんが離乳食をどこで食べるのか、これから先の食事スタイルはどうなるのかによって、椅子の選び方が変わってくると思います。さまざまなシチュエーションを想像して、長く愛用できる商品を見つけてみてください。
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取材協力/中田馨(離乳食インストラクター) 文/やまさきけいこ