子どもの教育のために読むべき本は?
そこで役に立つのが教育本。教育本と聞くと難しいイメージに感じます。
教育本は、どんな育て方をしていくか、どんな風にしつけるかなど、具体的に子どもを教育していく方向性を定めるとき、参考になる本です。
教育本とは?
とはいえ、育児教育に本はたくさんあります。今回は、3歳〜12歳のママ・パパ120 人に聞いた厳選された本をご紹介します。
教育本の選び方
初めて教育本を選ぶ場合には、事前知識が必要。どんなことがチェックポイントになるのでしょう?
育て方の方針に合ったものを
育児教育にまったく悩みを抱えていないという恵まれた人は少ないですよね。教育本を選ぶ際には、まずは自分たちの育児方針を固めておくことが大切。途中で切り替えることは、子どもにとって混乱の原因になります。
まずは難しくないものを選ぶ
いきなり内容が難しかったり、取り入れにくいものはママ・パパも、そして子どもも疲れてしまうもの。まずは、簡単に取り入れられるものを選びましょう。
幼児・子どもの教育におすすめの本
3〜12歳の子を持つママ・パパに教育について役になったという本をリサーチ。どれを買おうか悩んだらぜひ参考にして!
自分でできる子に育つ ほめ方 叱り方
幼児・児童教育に携わるプロからも支持されるHOW TOが具体的に書かれているところもポイント。ほめて育てるとはいうものの、つい叱ってしまう子育ては親もつかれますよね。すぐに実践できる内容なので、ぜひチェックしてみて。
「見守る」子育て
中学受験のプロが書いたと聞くと、つい手が伸びてしまいますよね。つい、あれこれと手を出してしまったり、簡単なことにはあまり反応してあげなかったりと、思い当たることも多々あるのでは。そんなママ・パパに役立つのがこの1冊。家族が楽しく過ごせば子どもの地頭がよくなるなんて、いいことづくしですね。
私は6歳までにこどもをこう育てました
4人きょうだい全員を東大理IIIにIIに合格させた伝説的な「さとうママ」の著書。一度はその名前を聞いたこともあるのでは。著作は多数ありますが、本書は講演会でいちばん質問が集中し、まだ書かれていない、「乳幼児期からの子育て論」が中心にまとめられています。まさに小さい子どもの子育て真っ最中のママ・パパに役立つことばかり。具体的なノウハウがわかりやくく、ゴールが東大でなくても地頭をよくしたいと願うママ・パパには誰にでもあてはまりのも読みやすいポイント。
叱らない子育て: アドラーが教える親子の関係が子どもを勇気づける!だからやる気が育つ!
アドラー心理学という教育法を聞いたことがある人は多いはず。「きちんとしなさい」など、子どものことを怒ってばかりで、落ち込む毎日という人も少なくないはず。そんな人にぴったりなのが心理学者アドラーの教育論。子どもはほめて育てるとはよく聞くものの、アドラー心理学ではどうも逆のよう。目からウロコの心理学を取り入れて!
伸び続ける子が育つお母さんの習慣
つい思ってしまう、いい大学、いい会社に入って欲しいという願望。でも子どもの最終目標は、将来自分の足で生きて自立する、ということ。そんな子育ての決め手はお母さんの笑顔。「兄弟がいる子は一人っ子作戦で大変身」などすぐにでき、長く続けられるようなアイディアがたくさんつまっています
怒らない子育て
マンガ仕立てで忙しいママ・パパも気軽に読みやすい本書。主人公はフルタイムで働きながら、家事に育児に奮闘中のママ。夫は単身赴任で、子育てのストレスはかなりのもの。ついついイライラしてしまうのも分かりますよね。怒るのは子どもの教育上よくないとわかってはいるものの、元気いっぱいの息子に手を焼く日々。ある日、怒らない子育てについての話を聞き、早速実践。主人公と一緒に実践できる一冊です。
発達障害&グレーゾーン子育てから生まれた 楽々かあさんの伝わる! 声かけ変換
3人の子宝に恵まれるも、長男はASDの診断とLD+ADHDの傾向が、次男、長女はいくつか凸凹特徴があるグレーゾーンの子たち。そんなママのアイディア集はどんなママにも、あてはまるはず。2013年から、「楽々かあさん」として育児の傍ら日々の子育てアイデアをシェア・情報発信する個人活動をしている著者の言葉は心にしみるはず。
子どもの自己効力感を育む本
「自己肯定感」という言葉を目にすることが多くなってきましたよね。子どもが、ネガティブな感情でいっぱいになってきたとき「ありのままの自分を受け入れる」のはとても大切なことす。でも、実はもう一つ大切なのは、「自己効力感」これは「結果を恐れずに挑戦する力」のこと。今、子どもの積極性を伸ばし、幸せになっていくための重要な要素として、とても注目されています。成功や達成する体験をたくさん積み、その時に必要な力こそが「自己効力感」なのです。
子どもの自己肯定感が高まる天使の口ぐせ
子育てて言いがちな「何度も言ったよね?」「こっちにしたら」などなど。子どもの自己肯定感は親の小さな言動の積み重ねと言われています。こどもの自己肯定感を高めることは、親の肯定感を高めることにつながります。子どもと一緒に学んでみませんか
子ども教育の参考になりそうな本は?
たくさんの本が上がってきましたが、どれも実は日常に取り入れやすいものばかり。子どもとの関係が危ない!分からなくなってしまった!と思った時には、パッと手にとれる場所に置いておくと安心できるはず。子どもの教育だけでなくママ・パパも学びましょうね。
文・構成/HugKum編集部