バターを使わない代わりに入れるのは?意外な健康食材です
これからのクリスマスシーズンは、何かと集まりが多くなりますよね。簡単な手作りスイーツでも用意したいけれど、ついワンパターンになりがち…。という方に、おすすめなのが、ブラウニー風の蒸しケーキです。
え~、普通。と、思うのはまだ早い! こちらのレシピ、油を一切使わずに作れてしまうのです。
しかも、油の代替食材は何と、ひじきなんです!!
管理栄養士さんのレシピ、ひじきを使ったブラウニー
管理栄養士の小山浩子さんの著者『「健康おやつ」で子どもに免疫力を育む! 』によると、「ミネラル豊富なひじきは、つなぎの役割を果たすためノンオイルで健康的なおやつが作れます」とのこと。
ひじきのブラウニーって、一体…!? と、いうことで早速、作ってみました。
まず、ひじき30gを水で戻します。本当に、スイーツに変身するのか少々、不安です。手順は、簡単なので蒸すまでの作業は、あっという間。食べたら、ひじきの味がするのかなぁ。ちょっとドキドキします。
蒸し立てのブラウニーの香りは、どことなく磯の香り。一口、試してみると確かにブラウニーなのです!
亜鉛、ミネラルや食物繊維もたっぷりで、子供のおやつに最適♪
しっとり濃厚な味わいにビックリ! しかも、ひじきの味はしません(笑)。これは試す価値ありです。見た目は完全にブラウニーなので、ひじきが入っているとは、想像がつかないはず。これは、話題性も十分ですよね〜。
しかも、ひじきには、子ども達に摂らせたい不足しがちな亜鉛やミネラルが豊富なうえ、食物繊維もたっぷり!
例えば、クリスマスの絵柄がついたカップ型に入れれば、いま時期の手土産にも最適です。
「これ、バターとか油は入れてないんだけど代わりに使った食材は、な~んだ。ヒントは海藻!っ」だなんて。子どもたちとのホームパーティーでクイズを出したら、楽しい食育時間にもなりそうです。
ひじき入りブラウニー風 蒸しケーキの作り方
材料(大人2人分+赤ちゃん1人分)
A
ひじき(水で戻したもの) 30g
牛乳 200ml
きび砂糖 50g
薄力粉 120g
純ココア 30g
ベーキングパウダー 小さじ2
作り方
- ボウルに薄力粉とココアを合わせてふるう。
- Aを合わせ、ひじきの形状がなくなるまでミキサーにかける。
- 赤ちゃん用に1を大さじ1、2を大さじ2取り分けて混ぜ、好みの型に流し入れる。
- 大人用は1の残りにベーキングパウダーを加えてふるう。2を加えてヘラでさっくり混ぜ、好みの型に流し入れる。
- 3と4を蒸し器で15分蒸せばできあがり。
※他にも、レシピ集『「健康おやつ」で子どもに免疫力を育む! 』には、お麩や米粉、季節の果物など、健康的で意外性のある食材を使った、おやつレシピがたくさん掲載されています。興味のある方は、ぜひチェックしてみてください。
小学館実用シリーズ『「健康おやつ」で子どもに免疫力を育む!』
小山浩子・著(小学館)
記事監修
大手食品メーカーを経て2003年にフリーに。料理教室の講師やメニュー開発、特に育脳レシピを数多く手がける。2014年『目からウロコのおいしい減塩「乳和食」』(主婦の友社)で、グルマン世界料理大賞を受賞。著書に『子どもの脳は「朝ごはん」で決まる!』『かしこい子どもに育つ! 育脳離乳食』(小学館)など多数。最新著書は『やる気と集中力を養う3~6歳ごはん』(池田書店)。公式ホームページ
構成/川越晃子(たべものライター)