「ご飯が炊ける炊飯袋」は一度で何度もおいしい便利な袋!
キャンプなどのアウトドアでご飯を炊くとき、鍋を一つ使うので炊けるまで他の料理ができないことありますよね。「ご飯が炊ける炊飯袋」を使えば、ご飯を炊くのと同時進行で他の具材に火を通すこともできるんです。使い方をマスターすれば非常時にも便利な「ご飯が炊ける炊飯袋」の使い方を紹介します。
「ご飯が炊ける炊飯袋」の特徴と使い方の手順
まずは「ご飯が炊ける炊飯袋」の特徴や便利な使い方を見ていきましょう。
特徴
「ご飯が炊ける炊飯袋」はダイソーで販売しています。アウトドア用品コーナーに並んでいることが多いです。材質は不織布で厚みのあるしっかりとした生地で、大きさは10.5×15cm。開くとマチがあります。沸騰したお湯に入れて使うことができますが、直火、電子レンジ、オーブントースターでは使用できないので注意してください。
使い方1: ご飯が炊ける炊飯袋」を使ってご飯を炊こう!
まずは基本のご飯の炊き方をマスターしましょう!不織布を開けてお米を入れます。
お米の目安は茶碗一杯分で1/2合、どんぶり一杯分で2/3合です。
作ってみたところ、1合入れると少しこぼれてしまうので、2/3合分くらいがちょうどいい量といえます。お米を入れたら、不織布の上の部分を折り返して口を閉じます。
お米が無洗米ではないときは、袋に入れてから水でもんでとぐと簡単です。
鍋で沸騰させたお湯に袋を入れて15分から20分湯炊きします。空焚きになると不織布が溶けてしまう恐れがあるので、途中でお湯が少なくなったら水を足してください。柔らか目が好きな方は、ゆで時間を長めにしてくださいね。
時間が経ったら火を止めてお湯を捨て、鍋のフタをして15分から20分蒸らします。
蒸らし終えたらお茶碗によそってできあがり。芯も残らずきちんと炊き上がりました!
使い方2:「ご飯が炊ける炊飯袋」で野菜も一緒に調理しよう
お米と同じ鍋で、野菜も一緒に調理することができます。一度に調理できたら時短にもなって便利ですよね。キャンプなど道具があまり揃っていないアウトドアシーンでは、この調理の仕方が重宝しそうです。手順をマスターしましょう。
まずは野菜を切って、不織布に入れて口を閉じます。
お米の袋を入れた鍋に、一緒に野菜の袋も入れていきます。根菜などの火が通りにくい食材は長めに入れるなど、袋を入れるタイミングをずらすと均一に火が通ります。卵も軽く水で殻を洗ってから鍋で一緒に茹でれば、一石二鳥ならぬ一石三鳥です。
茹で上がった袋は熱いので、火傷に気をつけて取り出しましょう。トングなどを使うといいですよ。盛りつければ、簡単温野菜のできあがりです!
使い方3:「ご飯が炊ける炊飯袋」でできるレシピを紹介
基本の使い方を紹介しましたが、こちらでは「ご飯が炊ける炊飯袋」を使って一つの鍋でできるちょっと手の込んだレシピを紹介。ぜひキャンプでチャレンジしてみてください。
<材料>
・お米 2/3合
・鶏肉 1/2切れ(一口大にカット)
・玉ねぎ 1/2玉(くし切り)
・生姜 適量(細切り)
・たけのこ 少量(細切り)
・しいたけ 1個(薄切り)
<作り方>
①まずは鶏肉、玉ねぎ、お米を袋に入れて準備します。
一つの鍋で茹でます。生姜は袋に入れずにお湯の中に入れます。
②茹で上がったらご飯は別容器に移して蒸らします。
鶏肉と玉ねぎを取り出して、茹で汁にたけのことしいたけを加え沸騰させます。
塩で味を整えれば、茹で汁を使ったスープのできあがりです。
③蒸らし終えたご飯を盛り付けてその上に鶏肉をのせます。
玉ねぎやパクチーなどの香味野菜を盛り付けてソースを添えれば、カオマンガイのできあがりです。
鶏肉は火が通りやすいように、一口大にカットしてから茹でるのがポイントです。鶏肉の茹で汁でご飯を炊くタイ料理のカオマンガイを、鍋で一緒に茹でることで代用。鶏肉の出汁がよく出た茹で汁をスープにすれば、一度で2品できあがります。お米を茹でたスープがトロッとしているのがおいしいポイントです。野菜や卵も調理すれば、3品同時に作ることもできますよ。
「ご飯が炊ける炊飯袋」の使い方をマスターして非常時に備えよう!
キャンプで時短料理ができる「ご飯が炊ける炊飯袋」、ぜひ使い方に慣れておきましょう!お肉を袋に入れて茹でれば不織布が灰汁を内側でだいたい取ってくれるので、茹で汁に灰汁があまり出てこないのがうれしいポイントです。袋に入れるものを工夫すればいろいろな料理にもチャレンジできますし、使い方をマスターしておけば非常時など、もしものときの備えになります。ぜひお試しあれ!!
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文・写真/松本亜希子