お悩み⑩「異性のきょうだいを二人きりにしていい?」
それを目にしたらびっくりしますよね。きょうだい間の性虐待は、ないものではないので、二人きりにしても問題なし!とは言えません。
●異性きょうだいの場合、気をつけたいこと
・お風呂に入るのは第二次性徴以降は特に別々に
・寝る場所を離す(同じ布団にしない)
・同じ部屋で二人きりにする時間をあまり持たない
幼い時からプライベートゾーンについての話をしておくことがとても大事! 親の立場では「きょうだいだから大丈夫」と思うかもしれませんが、きっちり線引きはしたほうがいいでしょう。
これは異性きょうだいに限ったことではなく、同性のきょうだいでも親子間でも言えることです。いくら家族とはいえ、プライベートゾーンを見る、触るということはよくないことですね。
お悩み⑪男子に生理や射精の話をするべき?
精通がきたかどうか把握する必要はないですが、急に来た場合、びっくりする場合もあるので、事前に説明しておくといいでしょう。
●射精の説明をする時
「体が大人に近づくと、精子が作られるようになって、固くなったおちんちんの先から白くてネバネバした液が出るようになるよ。下着につくこともあるから、もしついたら自分で洗ってから洗濯機に入れてね」
「〇〇くんママが言っていたんだけど、この本、男の子の精通について書いてあるんだって。マンガでわかりやすかったから見てみて」
男の子に精通の話をする時、あまり話したそうじゃない場合もあると思います。そんな時は、本を使うなどして、知識を共有するのがいいですね。自分の子どもに照準を当てずに、あくまでも一般論として話すのがコツです。
●男子に生理の話をする時
「女の子の身体のことを知っておくことは大切なことだから、生理についての話をさせてね」
お母さんの生理について突っ込まれた時、生理用品に興味を持った時など、“生理”というワードが出た時に、自然な流れで生理の話をする。
12歳だと、クラスメイトで生理になっている子もいる年齢です。生理で体育を休んでいる女子がいたり、ナプキンを持っている女子を見かけたりすることもあるでしょう。そんな時、冷やかすようなことがないように、きちんと話しておけたらいいですね。
体に起こる変化は一般論として伝えよう
異性のきょうだいが一緒に過ごすことは当たり前の事ですが、きょうだいとはいえ、親が注意して線を引くべき点があることがよくわかりました。
また精通や生理については一般論として伝えることが自然で良い方法でした。にじいろさんが言うように、周りの友達を冷やかすことがないように、きちんと話しておくことが大切ではないでしょうか。
記事監修
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取材/本間 綾