小学1~3年生の家庭学習は45分~1時間?
株式会社ARINAが運営する教育メディア「おうち教材の森」(https://naki-blog.com/study/)が小学生の保護者を対象にアンケート調査した「小学生の1日の家庭学習時間」によると、小学生1~3年生の家庭学習時間は、以下の結果でした。
<調査対象:小学生の保護者200人、2022年8月実施インターネット調査>
各学年の家庭での学習時間は、その平均が1年生で45.7分、2年生で46分、3年生で61.3分。3学年を平均すると約51分です。
ちなみに同調査では、4年生で54.8分、5年生で67.7分、6年生で71.2分が、家庭学習時間の平均であることがわかっています。
では次に、1~3年生の各学年の、家庭学習時間の回答内訳を見ていきましょう。
1年生の家庭学習時間は0~30分も4割
1年生は、上の統計の平均時間では45.7分でしたが、その内訳を見ると0~30分が40%弱、30分~1時間以内もほぼ同率の40%弱で、家庭学習時間が1時間以内の子どもが8割弱と多数を占めていることがわかります。
0~30分以内と回答した人の理由として「宿題はあまりでないから」、30分~1時間以内と回答した人からは「宿題しか基本していないから」との理由が上がりました。
いっぽう1~2時間と答えた方からは「いろいろなドリルを使って家で勉強をしているから」、2~3時間の方からは「公文の宿題と学校の宿題があるため、そのくらいの時間かかってしまう」とのコメントが。
2年生の家庭学習時間は1時間以内が多数
2年生の家庭学習時間の平均は46分ですが、その内訳は0~30分が30.2%、30分~1時間が53.5%。
1時間以内の家庭学習が8割という点では1年生と同じでありながら、そのなかでは30分以上の比率が半数を上回る結果となっています。
0~30分の回答者からは「進研ゼミ小学講座をやっているので、1日10分ほど自宅でやっています」、30分~1時間の回答者からは「英会話教室が50分だから」、1~2時間の回答者からは「塾と塾の宿題で1時間以上かかるから」、2~3時間の回答者からは「学校の宿題で1時間〜2時間、習い事やそろばんに1時間で計2時間ほど学習しています」といったコメントがありました。
各家庭が利用している教材や塾によって、学習時間にばらつきが見られるようです。
3年生の家庭学習時間は、30分以上2時間以内が8割
3年生になると、家庭学習時間の平均が61.3分とグンと増えますが、その回答の内訳を見ると、30分~1時間の回答者が60%強と過半数を占め、さらに1~2時間と回答した人も2割超えの結果に。
30分~1時間と回答した人は、自分の子が「あまり勉強しない」という意識がある様子。1~2時間と回答した人からは「学校で出された宿題と、通信教育Z会のアプリスタディを少しずつやっています」、2~3時間と回答した人からは「帰って宿題と予習復習をみっちりしているから」との声がありました。
短時間学習を推奨する「集中速習」とは
上では小学1~3年生の家庭学習の平均時間を見てきましたが、3年生までは45分~ 1時間あたりが多数派であることがわかりました。
この学習時間を短いと見るかじゅうぶんと見るかは、子どものおかれている状況や個性によっても違い、意見の分かれるところですが、「家庭学習は時間の長さではなく、集中の度合いが重要」と説く専門家もいます。
勉強ができる子ほど学習時間は短くなる?
「早寝・早起き・朝ごはん」による心身の健全化、「読み書き計算」の徹底的な反復学習などの『陰山メソッド』で知られる陰山ラボ代表の陰山英男先生は、以下のように語ります。
勉強とは集中力をつけるトレーニングであり、その結果、勉強ができる子ほど学習時間は短くなります。
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構成/HugKum編集部