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日本化粧品検定って？
日本化粧品検定とは、化粧品を正しく使うための知識や化粧品についてのスペシャリストを育成するための検定。美容業界で働く方だけでなく、自分や家族の美容のために役立つ知識が身につく、文部科学省後援の公的資格＊です。化粧品に入っている成分の読み方が学べるので、購入する際、どんな効果を期待できるか、刺激があるかどうか、などを予測できるようになるのも魅力です。受験者は年々増加しており、のべ116万人を超えているそう！
＊公的資格とは、国家資格と民間資格の中間に位置づけられる資格で、一般的に、文部科学省などの省庁が後援し、民間団体や公益法人が試験を実施・認定する資格とされています。
HugKumライターも、1級を受験！
筆者も、以前から日本化粧品検定が気になっていた一人。仕事で化粧品に関する記事を書くことも多く、成分や薬機法（医薬品医療機器等法）などの知識をもっと身に付けなければと感じていたのがきっかけです。ただ、子育てと仕事だけでヘロヘロな中、勉強まで手が回らないと先延ばしにしていました。
しかし昨年、下の子が小学校に入学。土日はお友達と遊びにいってしまう日が多くなり、「今年、時間をつくれるのでは？」という予感がジワジワ。意を決して1級を受験することにしました。
費用はどのくらいかかる？
受験にかかる費用は、受験料、テキスト、問題集です。
このほか、参考書として『美容成分キャラ図鑑』（税込1,320円）も購入。全て合わせてみると、個人的にはなかなかの出費となり、落ちられないぞという気持ちに。
【受験料】
1級：13,200円（税込）
2級：6,600円（税込）
（3級は、WEBサイト上で無料で受けられます）
【テキスト】
1級対策テキスト（A5サイズ版）：1,980円（税込）
2級・3級対策テキスト（A5サイズ版）：1,870円（税込）
【公式問題集】
1級対策問題集：2,640円（税込）
2級対策問題集：2,200円（税込）
『知れば知るほどキレイになれる！美容成分キャラ図鑑』（ 西東社）
覚えの悪い頭……地道に書いて覚えるのが吉
テスト勉強は20年以上ぶり。始めは、テキストを読んで重要なところにマーカーを引きながら勉強していました。しかし、40歳手前の脳みそは、読んだくらいでは記憶してくれません。しかも、「毛髪の構造」や「爪の構造」など、立体的に理解しなければならないテーマは図を見ているだけはお手上げ！ 諦めて、テキストで読んだ内容をノートに書き出しながら整理し始めたところ、少しずつ記憶に定着するようになりました。
それでも、成分を覚えるのは一苦労。昔からカタカナ単語が苦手で、世界史に出てくる外国人の名前がさっぱり覚えられなかった筆者。テキストをお風呂に持ち込んで復唱しながら覚えたり、対策問題集を解いたりすることで少しずつ頭に印象づけていきました。ちなみに、試験に頻出の「界面活性剤」は、日本化粧品検定協会がYouTube上で公開している、「界面活性剤の歌」が覚えやすかったです！
1級には2・3級の知識も必要！
2・3級を飛ばして1級から受験した筆者でしたが、勉強している途中で2・3級の知識も必要と気が付き、慌ててテキストを購入しました。よく考えれば当たり前のことですが、同じように飛び級で受験される方はお気を付けを！
どのくらい勉強すれば合格する？
時間が作れるようになってきたとは書いたものの、実際は学校の用事や子どもの体調不良など、計画通りに予定が進まないのが母親。1日1テーマに取り組むと決め、子どもが寝た後の1時間や、習い事待ちの30分などに、勉強をしていました。
期間としては、受験料を振り込んだ10月初旬から、11月後半の試験までの2カ月弱の勝負でしたが、最後の週はちょっと無理をして、なんとか合格することができました。
息子達の足のにおい対策に、知識が役立った！
さて、仕事のために始めた勉強ですが、子育てで役立つこともありました。それは、息子達の足のにおい問題です。小学校から帰宅した長男の足がなんとも言えない香りで気になっていたのですが、1年生の次男も小学校に入学してから同じ状態に。一日中履いている、上履きのせいでしょうか。
夏場は特にひどいので帰宅後はお風呂で足を洗ってもらっていましたが、一級のテキストの中で「銀イオンが、体臭の原因物質を作り出す皮膚常在菌の増殖を抑制し、防臭効果を得られる」という一説を発見。
早速、銀イオン入りのクリームを購入してお風呂の後、足に塗るようにしました。現在、冬なので汗をかきにくいということもありますが、今のところいい調子なので、夏も続けて使ってみようと思っています！
エージーデオ24 デオドラントフットクリーム
仕事にも、生活にも活かせる資格
1級に合格後、美容の知識を仕事に活かしていきたいは、日本化粧品検定協会に入会し、特級資格であるコスメコンシェルジュを取得すると、資格取得者向けの求人情報の閲覧ができます。また、コスメライターになりたい方のために、有料の養成講座や資格なども準備されているようです。
特に仕事に関係ないという方も、自分に合った化粧品を賢く選べる知識は持っていて損はなし。 知識をフル活用して、キレイなママと言われたいものです♪
興味のある方はWEBサイトをチェックしてみてくださいね。
日本化粧品検定協会のHPはこちら≫
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文・構成／寒河江尚子
