新たな5人のヒーローは、全員「王様」!
今作のストーリーは、5人の王様が団結してヒーローとなり、人類滅亡をもくろむ強敵・地帝国「バグナラク」に立ち向かっていくというもの。
その5人のヒーローとともに敵と戦うのが、「昆虫モチーフのロボ」です。少し意外ですが、スーパー戦隊シリーズで本格的に「昆虫」がモチーフとして使われるのは今作が初めてなのだそう。
そして今作はその制作方法にも注目です。壮大な世界観を表現するために、国内でも稀なバーチャルプロダクション技術による撮影が行われています。
これまでにない、壮大なスケールで5人の戦いを描くファンタジー大作ということで、期待が高まります!
メインキャストとなる5人の王様を演じるのは?
クワガタオージャー/ギラ 酒井大成さん
クワガタオージャー/ギラを演じるのは、酒井大成さん。FUNKY MONKEY BABY‘SのMVや、ドラマ『親友は悪女』(2022年)に出演するなど、注目度急上昇中の若手俳優です。
「俳優経験が浅いというのもありまして、不安な部分もすごくあります。ここにいるキャストの皆さんの中でも、キャリア的にはかなり後輩なんですが、楽しく撮影に臨んでいます。でもやっぱり難しいことも多いので、いろいろ吸収して、これからに繋げていきたいですね。僕たちが小さい頃に与えてもらった夢や希望、そして勇気を、今度は僕たちが、子どもたちをはじめ皆さんに与えられるように、精一杯頑張ります」(酒井大成さん)
――衣装のお気に入りポイントはどこでしょうか?
「マントがかっこよくて、すごく気に入ってます。片側にだけ長いあしらいがついてるんですけど、マフラースタイルなど、いろいろなアレンジができるので、今後も楽しみにしていただきたいです」
――子どもの頃好きだったヒーローやヒロインはいますか?
「小さい頃は、兄弟でよく『爆竜戦隊アバレンジャー』や『仮面ライダークウガ』を見ていました!」
クワガタオージャーに変身するのはレッドの戦士、ギラ。守護神が宿る最強国「シュゴッダム」の“自称”王様です。
みんなのことを考える心優しい性格ですが、子どもたちとのヒーローごっこで常に悪役を演じていて、「俺様が世界を支配する!」と、少し誤解を招く口調が癖になっています。
トンボオージャー/ヤンマ・ガスト 渡辺碧斗さん
トンボオージャー/ヤンマ・ガストを演じるのは、渡辺碧斗さん、ミュージカル「テニスの王子様3rdシーズン」 といった舞台やドラマ、映画と幅広く活躍する俳優です。スーパー戦隊シリーズ4回目のオーディションで、ついに今回選ばれたといいます。
「スーパー戦隊シリーズは、小さい時から家族と一緒に見てきた番組で、後楽園のショーに行ったりもしていたので、決まった時はすごくうれしかったです。そんな家族との大切な思い出であるこのスーパー戦隊シリーズに、こういった形で携わることができて、とても光栄に思ってます。見てくださる方々に『自分もこんな風にかっこよく生きたい。こんなふうでありたい』と思ってもらえる…そんな憧れの対象になれるように、1年間頑張ってやっていきたいと思います」(渡辺碧斗さん・以下同)
――衣装のお気に入りポイントはどこでしょうか?
「ポイントは衣装にあしらわれているコードが光るところです。これ、バッテリーで動いていて、ボタンを押すと点滅したりするんです。テクノロジーを駆使して光らせています(笑)」
――子どもの頃好きだったヒーローやヒロインはいますか?
「僕は初恋が『特捜戦隊デカレンジャー』のデカイエローなんです。今振り返ってみると、包容力があるというか、母性というか、子どもながらにそういったところに色気を感じていたのかもしれません(笑)。いつかお会いできたら『僕の初恋でした』と、報告したいですね」
トンボオージャーに変身するブルーの戦士は、ヤンマ・ガストです。テクノロジーの国「ンコソパ」の国王ですが、生まれたのは貧民街。テクノロジーの分野でその実力を発揮し、“テッペンをとる”というヤンキー精神で成り上がったという過去を持った人物です。
カマキリオージャー/ヒメノ・ラン 村上愛花さん
カマキリオージャー/ヒメノ・ランを演じるのは、村上愛花さん。ファッション誌の専属モデルを始め、ドラマやCMでも活躍しています。
「長い歴史のある作品にこうして携われることを本当にうれしく思います。実際に台本を読んでいると、子どもはもちろん、大人世代の皆さまも楽しめる内容となっていますので、ぜひその部分に注目していただいて、みんなで盛り上げられたらいいなと思っています。普段はモデルのお仕事が多いんですが、それとは全然違います! すごく緊張もしますし、携わっているスタッフさんもすごく多いんですよ。その中で、みんなでひとつの作品を作り上げていくのがすごく楽しいです」(村上愛花さん・以下同)
――衣装のお気に入りポイントはどこでしょうか?
「スカートの丈が後ろ下がりになっているところがすごくカワイイのと、肩の部分が空いているデザインがすごく好きで、気に入っています」
――子どもの頃好きだったヒーローやヒロインはいますか?
「『仮面ライダーフォーゼ』の『宇宙キター!』というフレーズが好きでした。弟がよく見ていたので、私と妹と弟と、3人で『宇宙キター!』ってやっていました。そして、今『仮面ライダーギ―ツ』で鞍馬祢音ちゃんの役をやっている星乃夢奈ちゃんと共演していたので、コラボなどで共演できたらいいなと思っています」
カマキリオージャーに変身するイエローの戦士は、ヒメノ・ラン。芸術と医療の華やかな国「イシャバーナ」の女王で。とても美しく麗しいのですが超絶ワガママな性格で自由奔放。
美しいものには目がなくて手段を選ばず手に入れる反面、医者として華麗に人命を救うという一面も持ち合わせています。
パピヨンオージャー/リタ・カニスカ 平川結月さん
パピヨンオージャー/リタ・カニスカを演じるのは、平川結月さん。16歳の時にLDH Presents「 THE GIRLS AUDITION」でグランプリを受賞したのち、映画、CM、ドラマなどで活躍しています。
「たくさんの方に愛されている、スーパー戦隊シリーズのバトンを受け取るということで、すごく緊張しているんですが、皆様の毎週の楽しみとなるように、1年間精一杯頑張りたいと思っています。ちなみに、撮影現場では、ボケの数が多くて渋滞しているので、各所盛り上がっているところにツッコミに行っています(笑)」(平川結月さん・以下同)
――ご自身の衣装のポイントはどこでしょうか?
「衣装は全身ほぼ黒ずくめですし、顔を覆っているようなデザインにもなってるので、かなりミステリアスな感じになっています」
――子どもの頃好きだったヒーローやヒロインはいますか?
「幼少期は“テレビっ子”ではなく、あまりテレビを見ない生活をしている“野原っ子”でした。休みの日は誰よりも早く起きて、すぐ外に出て走り回る子どもでしたね。この役では不動で全然動かないんですけど、実際の私は走り回っていました。縄跳びが得意で、二重跳びも三重跳びもできます。あと、ずっとバスケットボールをやっていたので、スポーツは結構得意です。アクションも基本的なことは少し習ったりしたので、機会があればぜひやってみたいですね」
パピヨンオージャーに変身するパープルの戦士は、リタ・カニスカ。
氷雪の国「ゴッカン」の国王で、世界の中立を守る裁判所の最高裁判長でもあります。普段みんなに見せているのは、冷静沈着で、何があっても同じない不動の国王であり、法律に基づく正確無比で公正なジャッジを下す最高裁判長であるという姿。口下手で冷たく見える部分もありますが、実は情に厚いところも。
ハチオージャー/カグラギ・ディボウスキ 佳久 創さん
ハチオージャー/カグラギ・ディボウスキを演じるのは、佳久 創さん。昨年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」では、”武蔵坊弁慶”役を務めました。身長は185センチと大きく、元ラグビー選手という経歴の持ち主。父親も元スポーツ選手でプロ野球・中日ドラゴンズで’80〜’90年代に大活躍したピッチャーの郭源治さんです。
「私は今年で33歳になるんですが、やっぱり、スーパー戦隊には若い子たちが選ばれやすいという中で、前作の『ドンブラザーズ』のキジブラザー(鈴木浩文さん)に続いて、30代のバトンを受け継いだと勝手に思っています。今後も30代のバトンをどんどん繋げていけるような、そんなすごい作品にしたいです!」(佳久 創さん・以下同)
――ご自身の衣装について教えてください。
「歌舞伎をイメージした派手な和服なんですが、喜怒哀楽を表す絵が描かれていてすごく気に入っています。あと、靴が下駄みたいになっているんです。“下駄ブーツ”というんですかね。僕は身長が185cmあるんですけど、さらに高くなっちゃって、いろんな人に見上げていただいて気持ちがいいですね(笑)」
――子どもの頃好きだったヒーローやヒロインはいますか?
「僕は『五星戦隊ダイレンジャー』の世代です。家に、今では懐かしいVHSがあって、それをすり切れるほど見ていたので、僕の中のヒーローと言えば『ダイレンジャー』ですね。グリーンのシシベンジャーが好きでした。姉、双子の兄がいるんですけど、双子の兄とどっちがレッドをやるかっていうケンカになるかと思いきや、姉がグリーンとブルーを僕らに振り分けてくれたので、うまい具合にケンカせずに仲良く変身できていました(笑)。それもあってか、ずっとグリーンが好きですね」
ハチオージャーに変身するブラックの戦士は、カグラギ・ディボウスキ。農業の国「トウフ」の殿様で、常に派手な衣装を着てニコニコしながら嘘をつくという、何を考えているのかわからないキャラクター。
平和を守るためなら汚い手を使うこともある、平和至上主義の腹黒いお殿様です。
* * *
今回の役名は昆虫の名称や学名から付けられていることもあり、最初は覚えるのが難しそうですね。ちなみに名前の由来は以下の昆虫と思われます。
ギラ…ギラファノコギリクワガタ
ヤンマ・ガスト…オニヤンマ
ヒメノ・ラン…ヒメカマキリ
リタ・カニスカ…ルリタテハ
カグラギ・ディボウスキ…チャイロスズメバチ
親子でどんな昆虫がイメージされているのか調べて番組を見れば、また違った楽しみ方もできるのではないでしょうか。
また、今回の5人のカラーはレッド、ブルー、イエロー、パープル、ブラックの5色。スーパー戦隊ではおなじみの「追加戦士」で入ることの多い「パープル」が最初からメンバーに入っているのも注目ポイントの1つです。
注目ポイント盛りだくさんの「キングオージャー」、放送スタートが待ち遠しいですね♪
放送前にいち早く発売するシール絵本もチェック!
放送開始に先駆けて、早くも3月2日にはシール絵本が発売されます!
「てれびくん ギンピカシール絵本 王様戦隊キングオージャー」は、ピッカピカのギンピカシールが32枚ついたシール絵本です。5人の戦士と5体のシュゴッド、そして巨大ロボの秘密がたっぷり詰まった絵本でいち早く情報をチェック♪
「王様戦隊キングオージャー」
2023年3月5日(日)放送開始
テレビ朝日系 毎週日曜日 午前9時30分〜午前10時00分
監督/上堀内佳寿也
制作/テレビ朝日 東映 東映エージエンシー
主題歌/『全力キング』古川貴之
© テレビ朝日・東映AG・東映
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構成・文/苗代みほ