自閉症の子育てに有効なABA(エービーエー)って知っている?専門家に学ぶイベントが4/2に横浜で開催されます

かつて、自閉症には治療法がないと考えられてきましたが、近年、ABA(応用行動分析)という方法が、IQや社会適応度など、自閉症のもつ中核的な症状の改善に有効であることが明らかになってきました。
ABAの専門家が集う「歩こう話そう TALK&WALK 2023~発達障害支援フォーラム~」が自閉症啓発デーである4月2日に横浜で開かれます。

ABAは、発達障害のお子さんへの有効性が広く認められた療育方法

発達障害児の知能・社会性の改善に大きな効果を上げている「行動の科学療法・ABA」。人の行動の基本原理「強化」「消去」「弱化(罰)」を用いて、すべての人の行動を変容させる、科学的なアプローチ法です。米国やカナダではかなり浸透しているABAですが、まだまだ日本での認知度は低く、いまだに支援現場での活用は少ないという現状ですが、それでも近年、子どものために懸命に情報を収集する親御さんを中心に、情報発信をする人が少しずつ増え、繋がり、小さなムーブメントが生まれて始めています。

ABAの療育は、どれくらいやると効果があるの?

IQや社会適応度の顕著な改善、一部の子どもの普通学級への介助なしの入学などの顕著な成果を出すには、おおむね、週に20時間~40時間、1対1の療育を2年以上継続することが必要です。

公費の療育施設で受けられるの?

最近は、公費で受けられる児童発達支援事業所でも、ABAの個別療育を行っているところが増えています。ただ、日本はまだABAの統一資格がないため、療育の質にバラツキがあり、時間的にも顕著に効果がでる週20時間以上には、まだまだ足りない実態があります。公費援助無しで、週20時間のABAの個別療育を実施するには、一人当たり年間およそ600万円の費用がかかります。

ABAの普及を目指す『歩こう話そうTALK&WALK2023』が4月2日(日)に横浜で開催されます。参加は無料です

「ABA」について気軽に学べるイベントです。ご家族がつながる交流の場も!

▮実施要項

日時:2023年4月2日(日)10:00-16:30

メイン会場:横浜市健康福祉総合センター4階ホール

サブ会場:8階大会議室AB

主催:一般社団法人ABA SPEAKS、共催:NPO法人つみきの会

後援:神奈川県教育委員会

参加費:無料 

託児:あり(2歳~小学校3年生まで)※要予約

▮申し込み 

チケット購入締め切り 4月1日23時まで 詳細・申し込みは>>>>

ABAの専門家が集うシンポジウム「強度行動障害~ABAに何ができるか」

長尾陽子先生|認定行動分析士BCBA
ABA入門講座
竹島浩司先生|株式会社エルチェ・認定行動分析士BCBA-D
幼児から就学に向けての支援プログラム
大久保賢一先生|畿央大学
学校現場でのABA
池田翔太郎先生|Kids Salon こたん
竹内弓乃先生|NPO法人ADDS

発達障害に関するQ&Aが聞けるブースも完備

サブ会場には、ABAの早期療育の事業所、地域の放課後デイサービス、グループホームの事業所などのブースが集合。お子さんへの接し方に悩んでいる方のご利用をお待ちしています。

参加は無料。チケット購入締め切り 4月1日23時まで 詳細・申し込みは>>>>

 

構成/HugKum編集部

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