【小学校アンケート①】お子さんの小学校は2学期制?3学期制?
日本の多くの小学校では3学期制を採用していますが、近年2学期制を採用する学校も増えているのだそうです。
そこで、今回はHugkum読者のママパパたちにアンケートを行い、お子さんの通う小学校ではどちらを採用しているのか聞いてみました。
上記の表を見ると、3学期制を採用している小学校が多いことが一目瞭然です。しかし、2学期制を採用する小学校も増えているようです。
アンケートの回答の中には、「休みの取り方は3学期制と同じだが、成績表は2学期制だ」という声もありました。2学期制か3学期制かは全国一律ではなく、自治体や教育委員会、各学校の考え方にゆだねられているとのことなので、対応もさまざまなのかもしれません。
2学期制と3学期制の違いとは?
では、実際に2学期制と3学期制にはどのような違いがあるのでしょうか?
春休み・夏休み・冬休みという長期休暇の間を1学期から3学期の3期に分けるスタイルが日本でよくみられる3学期制です。それに対し、1年を前期と後期に分けるスタイルが近年増えてきている2学期制です。
この2学期制では、4月から10月と、10月から3月で前後期に分け、切り替え時に数日秋休みを入れる学校が一般的です。この違いにはメリットやデメリットはあるのでしょうか?
現在多くの学校で取り入れられている3学期制と比較した場合の2学期制のメリットとデメリットについて考えてみましょう。
2学期制の特徴 テストの回数が減る
テストの回数が減ると、その時間を授業に充てられるといったメリットがあります。一方で、テスト範囲が広くなり、テストの作成もテストを受ける生徒も大変になるという点も考えられます。ただ、学期末テストではなく、単元ごとのテストを重視する学校も多いとのこと、一概に、学期末テストが大変になる、ということでもなさそうです。
通知表が前期と後期の2回に減る
通知表が3回から2回に減ることに関しては、教師にとっては作成時間が減った分を授業の準備期間に使えることになります。
前期の途中で夏休みが入り、短い秋休みを経て2学期に
前期の途中で夏休みが入るので、お子さんにとっては中だるみしてしまうなど悩みもあるようです。ですが、値段の高い夏休みに無理に旅行に行かなくても、秋休みを利用して家族旅行に行くことも可能。選択肢が広がり、家族にとってはメリットになることも!
2学期制は、先生も生徒も時間を有意義に使えるなど、多くのメリットがあり採用する小学校が増えているようです。一方短い秋休み期間の子どもの預け先で悩むケースも。一般的な夏休み、冬休みと異なるため、勤務先からの理解を得るのが難しいなど、時にはデメリットになることもあるかもしれません。
【小学校アンケート②】黄色い通学帽子、かぶって登校してますか?
次に、通学帽子についてのアンケートにお答えいただきました。
結果は以下のとおりです。
黄色い通学帽子をかぶって登校するという回答の方が数字で見ると少ない結果となりました。しかし、NOと回答してくださった中には私立校などで黄色以外の通学帽子がある場合も含まれているため、約半数ほどは黄色い通学帽で通学していると考えて良いでしょう。
黄色い通学帽はいつから?
黄色い通学帽子は、昭和30年代交通事故がとても多かったことから取り入れられたそうです。黄色い帽子をかぶったお子さんは遠くからも視認しやすく、車を運転する方からもよく見えるということです。
1年生だけが被るケースも
この黄色い通学帽子ですが、全学年を通してかぶる学校もあれば1年生だけがかぶる学校もあるようです。入学して間もない1年生が黄色い帽子をかぶって登校する姿はかわいらしいですよね。
黄色い安全グッズはほかにも
通学帽子だけでなく、通学カバンやランドセルカバー、帽子や幅に付けるワッペンなどにも黄色が取り入れられることが多いです。入学式当日に防犯ブザーが配られる地域も増えてきており、こちらも黄色が採用されていることが多いようです。
まとめ
今回は、学校の2学期制と3学期制についてと、黄色い通学帽子についてのアンケート結果をまとめました。
子どもたちが安全に、そして楽しく毎日を過ごし、将来のために勉強に励むことができる環境を与えてあげたい。親御さんや先生たちが望むことは同じ!お子さんの学校が取り入れている学期制度の理由を知ると、より一層学校の活動内容に理解が深まると思います。
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文・構成/ひむかちほ