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名探偵コナンから出題① あのお札も忘れずに…
さっそく『名探偵コナンの10才までに知っておきたい世の中のこと177』から出題です。以下の問題に答えてみましょう。
答えは、➋の４種類
答えは、千円札、二千円札、五千円札、一万円札の４種類です。二千円札をつい忘れてしまいますね。それでは回答を見てみましょう。
それぞれのお札の表裏にえかがれているのは
現在、日本で発行されているお札には、それぞれに日本を代表する人物や自然、建物などの図柄がえがかれているんだ。
千円札には表面に野口英世の肖像、裏面に富士山と桜の図柄
二千円札には、表面に沖縄の守礼門の図柄、裏面には「源氏物語絵巻」と「紫式部日記絵巻」の図柄
五千円札には、表面に樋口一葉の肖像、裏面に「燕子花図（かきつばたず）」の図柄
一万円札には、表面に福沢諭吉の肖像、裏面に宇治平等院鳳凰堂の鳳凰の図柄がえがかれているよ。
『名探偵コナンの10才までに知っておきたい世の中のこと177』より
名探偵コナンから出題② 知らなかったでは済まされない「ごみ処理問題」
次はごみの処理に関する問題です。環境問題の基本になるこの仕組み、実は知らない人も多くて…。
答えは、❶の「燃やした後、灰をうめる」
ごみを燃やして出た灰や、燃やしきれなかったごみは、「最終処分場」にうめて処理されます。
以下に解答を引いて、詳しく見ていきましょう。
うめられる量には限界がある
ごみを燃やして出た灰は、一部はセメントなどの原料として再利用されるけど、それ以外は最終処理場にうめられる。最終処分場にはそのほか、燃やせないごみもうめられるけど、うめられる量には限界があるので、ごみの量を減らしていくことが課題になっているんだ。
ごみを分別するのはなぜ？
家から出すごみは、「燃えるごみ（可燃ごみ）」や「燃えないごみ（不燃ごみ）」「プラスチックごみ」「紙ごみ」「びん・かん」などに分別しているよね。これも、使えるものは再利用したり、別のものに生まれ変わらせたりして、うめるごみをできるだけ減らそうとする取り組みの１つなんだ。
『名探偵コナンの10才までに知っておきたい世の中のこと177』より
名探偵コナンから出題③ 太平洋の国々との貿易の取り決めは…
最後の出題はこちら。大人なら当然知っているはず…。
答えは、❶のTPP
「Trans-Pacific Partnership（トランスパシフィック パートナーシップ」の略でTPP。「TPP協定」または参加国の数を入れて「TPP11」ともいいます。下記に詳しい解答を見ていきます。
FTAとEPAがある
国どうしの自由な貿易を進めるためのさまざまな取り決めのうち、主にものやサービスの貿易を対象として結ばれるものを「FTA（自由貿易協定）」、ものやサービスに加え人の移動や投資などはば広い分野を対象とするものを「EPA（経済連携協定）」という。TPP協定も、EPAの１つだよ。
デメリットもある
FTAやEPAでは、輸出入に関する税（関税）がなくなったり低く設定されたりする。これにより貿易が活発になるという利点はあるけれど、海外から安い輸入品が入ってきて、国内の産業が価格競争に負けてしまうという心配もあるんだ。
『名探偵コナンの10才までに知っておきたい世の中のこと177』より
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『名探偵コナンの12才までに理科センスを育てる153問』は、生物・化学・物理から始まり、今話題の環境問題まで、日常生活の中でちょっと気になる不思議なことを科学的に分析していくクイズ形式の問題集。
「夕焼けはなぜ赤いの？」「植物と動物の違いって？」「電気はどうやって作るの？」など、基本的ながら大人も答えられない疑問を正しい知識で解き明かしていきます。
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構成・文／HugKum編集部
©Gōshō Aoyama ／ ©Hiroshi Iwamoto, Shogakukan 2022 Printed in japan
