最強の金運神社の一つ「楠珺社(なんくしゃ)」
招き猫の「招福猫」は、大阪の「住吉大社」にある末社の「楠珺社(なんくしゃ)」にあります。「住吉大社」は日本全国に約2,300社ある住吉神社の総本宮です。関西では、初詣は「すみよっさん」と言われるほどたくさんの人が訪れる由緒ある神社。その中にある「楠珺社」は知らないと、うっかり通り過ぎてしまうほど小さな末社ですが、毎月、最初の辰の日には商売発達を祈る「はったつさん」で賑わい、地元の人にも親しまれている神社です。
猫づくしの縁起物が大人気
近年、商売繁盛や金運のご利益があるということで「招福猫」や猫が宝船に乗っている「初辰宝船」が縁起物として大人気の注目の神社です。御朱印にも「招福猫」の刺繍が入っているので、猫好きな方にとくにおすすめです。
「招福猫」はいつでも買えます
拝殿の中の向かって右側に「招福猫」の授与所があるので、その場で授かることができます。「招福猫」は初辰の日だけではなく、いつでも買えるのでご安心ください。招き猫は、左手は人招き、右手は金招きといわれ、奇数月は左手、偶数月は右手を求める慣習があるそうです。
兄弟で仲良く、左右で違う招き猫を手に入れました。水色の着物が可愛いです。
「招福猫」は手のひらに乗るほど小さいので自宅で飾ってもインテリアに馴染み可愛いです。他の招き猫と並べて比べてみると、「招福猫」は、裃(かみしも)を着ていて、一般的な招き猫とは違うユニークなデザインです。
最近では、招き猫が外国人観光客にも大人気ですね。自分用だけでなく、お土産に購入する人も多いそうです。
他にも「初辰宝船」があり、人気ブロガーさんに取り上げられたこともあって、縁起物してとして近年、大人気のようです。詳しくはウェブサイトをチェックしてみてください。
- 「楠珺社」
- 授与品:招福猫(800円)
- 時間 : 午前8時半頃~午後4時
- ※楠珺社は初辰日以外でもお参りができます。
2月10日「初辰」は金運ご利益がアップ
「楠珺社」は「住吉大社」の奥の方にありますが、「初辰まいり」と書かれた赤いのぼりがたくさん立っているのですぐにわかります。「楠珺社」は、「初辰まいり」の中心的な神社で特に、商売繁盛を願う方々から篤い信仰を受けています。樹齢千年を超える楠木があり、その楠をご神木として崇めたことが始まりで、根元に設けられた祠に神様をお祀りするようになったといわれています。
今年の初辰はいつ?
せっかくなので、ご利益が倍増する初辰の日に行きたいと考える方も多いと思います。初辰とは、毎月の最初の辰の日のことで月初の1日ではないので、ご注意ください。ちなみに2月は10日、3月は5日です。「住吉大社」のウェブサイト内「初辰まいり」に令和6年の初辰日が書いてありますので参考にしてくださいね。
初辰まいりの四社
ちなみに、「初辰まいり」の末社は、「楠珺社」だけではなく、「種貸社」、「浅澤社」、「大歳社」の合わせて四社をそれぞれにお参りするのが慣わしとなっていて、全てまわることで、さらなるご利益が期待できるとのことです。
初辰まいり受付時間 : 午前6時~午後3時45分
祈祷料 : 1,500円
満願成就には24年かかる!
実は、「招福猫」は一体だけの購入でもOKなのですが、集める続けることで、福を授かるということで信仰を集めている神社でもあります。満願成就を目指すと、なんとコンプリートに24年もかかります。長い道のりですね。
まず、毎月一体授かることから始め、48ヶ月間(4年間)続けると「始終発達」(しじゅうはったつ=四十八辰)の福が授かるとされます。その48体が揃えば、神社に納め、中猫と交換、さらに集めて続けると大猫を対で揃えられます。毎月欠かさずお参りをして、最短で24年で満願成就となります。
「住吉大社」も見どころたくさん
今回ご紹介した「楠珺社」は「住吉大社」の境内にあります。「住吉大社」には、その他たくさんの摂社や末社があり、人気風水師の先生も一押しの関西の最強パワースポットの一つでもあり、心願成就の「五大力石お守り」などもあります。国宝の本殿も素晴らしく、文豪の川端康成の小説に登場する「反橋」など見どころもたくさん!ぜひ、「住吉大社」の本殿やその他の末社、摂社も訪れてみてくださいね。
住吉大社
住所:大阪府大阪市住吉区住吉2丁目9-89
電話:06-6672-0753
阪堺線「住吉鳥居前駅」から徒歩すぐ
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文/Rina Ota