令和スタート後も、飛ぶ鳥をも落とす勢いを見せるKing & Prince。キンプリファンのママたちは、すでにチェック済みだと思いますが、昨年ひと足先に『honey』や『ういらぶ。』などの映画主演作を連打した平野紫耀に続き、永瀬廉が本日公開となる『うちの執事が言うことには』で、待望の映画初主演を飾りました。
原作は、コミック化もされた、高里椎奈の同名人気小説で、永瀬くんが演じるのは、社交界の名門である烏丸家の第27代当主・烏丸花穎(かえい)役。彼は、頭脳明晰で、色彩感知能力がずば抜けて高いというのもポイントとなっています。
永瀬くんといえば、端正な甘いマスク×高身長、元サッカー部で運動神経も抜群、かつ頭もいいという、天から二物も三物も与えられたハイスペック男子です。たたずむだけで花を背負えるようなルックスなので、花穎役はぴったりのハマリ役となりました。
また、花穎の新執事・衣更月(きさらぎ)蒼馬役に、NHK朝の連続テレビ小説「なつぞら」でブレイク必至の清原翔。そう、広瀬すず演じるなつの血のつながらない兄・照男役で、つい先日、吉沢亮演じる天陽と、スキーバトルを繰り広げ、お茶の間を熱くさせました。さらに、学生企業家でパティスリー「アントルメ・アカメ」のオーナーである赤目刻弥役を、同じキンプリのメンバーである神宮寺勇太が演じ、映画デビューを果たしました。
イケメン御曹司とクールな執事のバディに胸キュン
社交界の名門・烏丸家の御曹司である花穎(永瀬廉)が、留学先の英国から帰国。彼を迎えたのは、絶大な信頼を寄せる老執事・鳳(奥田瑛二)ではなく、仏頂面の青年・衣更月(清原翔)でした。突然、父親(吹越満)が引退したことで、第27代当主となった花穎は、しぶしぶ新しい執事・衣更月と主従関係を結ぶ羽目に。そんな花穎が、上流階級ならではの陰謀に巻き込まれていきます。
人気ジャンルの“執事もの”といえば、水嶋ヒロが演じたドラマ「メイちゃんの執事」や映画『黒執事』、櫻井翔の「謎解きはディナーのあとで」シリーズなどが記憶に新しいところです。鉄板のイケメンキャストに、ラグジュアリーな空間、巧みなストーリーテリングと、三拍子が揃ったエンターテイメント作品が多く、日々忙殺されているママたちにとっては、しばし日常を忘れて独自の世界観に没入できる作品といえそうです。
『うちの執事が言うことには』は、執事が仕えるご主人が主役。花穎役でキラキラオーラをまとい、初主演ならではのフレッシュな魅力を炸裂させている永瀬くん。場数を踏んだベテラン俳優が逆立ちしても出せない素の初々しさとイノセントな表情が、最強の武器となっています。
永瀬くんとは対象的なオーラを放つのが、執事・衣更月役の清原くんです。さすがは「MEN’S NON-NO」のモデルで、立ち姿そのものが美しい。「なつぞら」でもさりげない表情で人を惹きつける彼は、沈着冷静な衣更月役で、凛とした存在感を放っています。永瀬くんが太陽だとしたら、彼は静かに輝きを放つ月。タイプの違う俳優同士の化学反応が、ミステリーをよりドラマティックに魅せていきます。
永瀬廉が神宮寺勇太のサプライズにまさかの感涙!
映画初出演ながらも、同志で仲間でもある永瀬くんに見事な援護射撃をしている神宮寺勇太。花穎が当主となって初めてできた友人・赤目刻弥役ですが、こちらも“チャラ男系ボンボン”のキャラクターがかなりハマっております。
ちなみに、永瀬くんが映画のクランクアップの日、すでに2日前に撮影を終えていた神宮寺くんがサプライズで登場したそうです。普段は「人前で泣かない」と言っていた永瀬くんですが、さすがに感極まり「こういうのやめえな」と照れながらも大粒の涙を流したそうです。いい話です!
さて、花穎が持つ抜群の色彩感知能力がどんな場面で発揮されていくのか?そして陰謀の黒幕は誰なのか?謎解きのおもしろさはもちろん、ゴージャスな世界観に酔いしれつつ、永瀬くんたちイケメンを見て目の保養もできる『うちの執事が言うことには』。ママのおひとりさまでも、親子で観ても存分に楽しめる1作となっています。
監督:久万真路
原作:高里椎奈「うちの執事が言うことには」(角川文庫刊)
出演:永瀬廉(King & Prince)、清原翔、神宮寺勇太(King & Prince)、優希美青、神尾楓珠…ほか
公式HP:http://www.uchinoshitsuji.com//
文/山崎伸子