今木智隆さん(以下、今木):「東大卒のママ」として、Instagramを中心に知育や子育ての情報を発信されているyuuさんにお越しいただきました。本日は、yuuさんがこれはおすすめ!という子育てや知育の日常でできる工夫について伺いたいと思っています。よろしくお願いします。
yuuさん(以下、yuu):よろしくお願いします!
今日からでも活用できる!身近な「学習の機会」とは?
今木:yuuさんには今7歳になるお子さんがいらっしゃるんですね。
yuu:そうです。たしか、今木さんのお子さんも同い年でしたよね?
今木:そうなんです。僕の会社では算数の教材を開発していて、それもあって家庭でも数を先取りできるような工夫をしているんですね。階段の段数を数えたり、気温計で気温を計ってみたり…
yuu:あっ、いいですね。気温は特に、マイナスを学ぶのにぴったりですよね。身近で学ぶ機会が無いと、幼少期にマイナスの概念に触れてこなかった子には中学生になった時に理解しにくいと聞いたことがあります。
今木:そんな感じで、算数に限らず、yuuさんが日常で実践されている工夫をお聞きしたいです。
yuu:日常での取り組みで言うと、「身のまわりの漢字を一緒に読む」というのを心がけています。街中の看板やニュースの見出し、バラエティ番組でもいいんですけど、親子で一緒に読むんです。すると、まだ書けはしないけど読める字が増えていって、本を読むときでも「知らない漢字がいっぱいだから読めない!」みたいにはならないです。
今木:なるほど! 漢字こそ確かに、身近なところに学習のチャンスがたくさんありますね。
yuu:もっと小さい頃はひらがなでも同じようにやっていて、目でおぼえられる情報はわりと早いうちから日常に取り入れています。
今木:これはぜひ今日からうちでもやりたいな…
親子の買い物で算数を学習するために工夫したいこと
yuu:あとは100均に子どもと一緒にお買い物に行くんですけど、100均だと消費税とかの計算がしやすくて、割合の感覚を身に着けるのにぴったりなんですよ。「100円のものを買うと110円になるよ」とか、逆に「10%引きだと90円だね」とか。
今木:ああ、たしかにいい機会ですね。けっこうお出かけの機会を学習に役立てていらっしゃるんですね。
yuu:はい、スーパーとか、そういう普段のお出かけで。たとえば、「お菓子を100円まで買っていいよ」なんてすると、自分から進んで足し算の計算をしています。
今木:それは学習への抵抗が減っていいですね!
yuu:お菓子が絡むと本当に真剣です(笑) いかに100円以下でギリギリに近づけられるか、組み合わせを考えていますね。
今木:ちなみに、もし100円だとして超えちゃったりしたらどうしますか?
yuu:そこは超えないようにあらかじめ金額を調整しておきます。消費税分が乗るなら、あらかじめ110円にしておくなどの工夫をしますね。
今木:お小遣い110円って時点で面白いですね! 目からうろこです。
yuu:お小遣いの金額はその時どきや行く場所に応じて変えていければいいと思いますね。
東大生を育てる、幼少期の学習のポイントは?
今木:yuuさんは書籍『東大脳を育てる3歳までの習慣』を出版されていますが、本に書かれたことの中で何か今回の対談につながるようなことはあるでしょうか。
yuu:はい。東大生は幼少期もみんな何をやっていたんだろう?というのが参考になると思います。この本を書いたとき、東大生約200人にアンケートをとっていて、この人数の東大生の情報を集めたものはなかなかないので、ヒントや参考になると思います。
yuu:意外とみんな、小さいころから幼児教室に行っていたり、詰め込み教育をされていたというわけではないんですね。いかに日常のかかわりが大事かわかると思います。
今木:小さいころからガンガン詰め込み学習をしているイメージとは違うぞと。
yuu:あるいは何か特殊な勉強方法があるんじゃないか?と聞かれることもありますが、そうではないということもわかりますね。むしろ日常のお子さんとのかかわりを工夫してもらえるといいと思います!
今木:日常でのお子さんとのかかわりが大切ということですね。本日はありがとうございました!
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対談者プロフィール
小学生の男の子を育てるシングルマザー。東京大学卒業後、会社員としてフルタイムで働く傍ら、親子リンク服やジュエリーを展開するSUGARのディレクターを務める。『東大脳を育てる3歳までの習慣』の著者の一人であり、Instagramでは知育や美容、旅行などライフスタイルを幅広く発信中。
yuu@東大卒ママの会(小2👦🏻のワーママ)
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