子どもたちと紙遊び! わくわく、ドキドキ、体験&体感型ブック『ぺぱぷんたす007』には発見もいっぱい!

こんにちは、ライターの桒原さやかです。楽しみにしていた本が届きました!
 『ぺぱぷんたす007』は紙の可能性がぎゅっと詰まった体験&体感型のムック本。絵本作家やデザイナーなど、いろんな分野のアーティストの方たちとコラボして作っているそうで、切ったり、ちぎったり、折ったり、描いたりと紙だからこそできる遊びがもりだくさんの本なんです。

表紙には「4歳から100歳まで」とあり、子どもはもちろん、大人も楽しめそうだな〜とワクワクします。それでは、さっそく遊んでみたいと思います。

5歳の娘と4歳の息子

tupera tuperaのパチン!と手でたたく「蚊るた」

まずはじめに手にしたのは、蚊がテーマとなった、その名も「蚊るた」。tuperatuperaさんの作品で、さすが絵札も気になるものばかり。子どもたちも見ているだけで、ぷぷぷと笑っています。

tuperatuperaさんの「蚊るた」

さっそく読み札を読んでみると、

「ひらてうち ごめんね ほっぺにとまってた」
「ふくみみが さされてさらに ふくみみだ」

……読み札までやっぱりおもしろいです。いつも刺されてばかりの蚊ですが、思いっきりパチン!とたたけば気分もすっきりしますし、ひらがなを覚え中の子どもたちも遊びながら学べるのも嬉しいです。

ひらがながあまり読めない息子も、絵を見て探せるのもよかったです

やぶいて作る「びりびりフラワー」

次に遊んでみたのは、自分だけのお花ができるという「びりびりフラワー」。カラフルな紙が何層も重なっていて、順番に紙をやぶいていくとお花になるみたいです。

どんな風にやぶいてもかわいいお花になるのも嬉しい!

はさみを使って切るのも楽しいですが、手でやぶくと、音も感覚もまた全然ちがうものですね。「びりびりー」「ザーー」「シャカシャカー」と、子どもたちも口にしながらやぶいていました。

ミナ ペルホネンの「おりがみ」で作る、クマたちのティーパーティ

テキスタイルがおしゃれ&かわいくて大人もうれしい

こちらはミナ ペルホネンのかわいいテキスタイル柄のおりがみ。折っていくと、クマのティーパーティーが出来るそうなのでさっそく作ってみることに。折り方の動画もあるので、さくさくと簡単に作れました。完成です!

クマのティーパーティの完成です

クマたち専用のポンチョやズボンもあり、着せ替えごっこが出来るのもいいですね。しばらくティーパーティーを楽しんだあとは、かわいいので、このまま本棚に飾っておこうと思います。

子どもたちが大爆笑の「ずっとぷっくり」

こちらは紙の裏から穴に指を押し当てて、いろんな場所を「ぷっくり」させて遊ぶもの。

鼻になったり、おへそになったり、セミになったり。子どもたちは指を入れてはお互いの顔を見合わせて、わはははは!と大爆笑しながらしばらく遊んでいました。今ではそれぞれベットの近くにこの紙を置いていて、毎日寝る前に指でぷっくりさせて遊んでいます。よっぽど気に入ったみたいです。

100%ORANGE の「らくがきどうぶつえん」

キリンに模様を加えたり、さるやまに仲間を増やしてあげたり、羊のもじゃもじゃ毛をつけてあげたり……。かわいい動物園に自分でらくがきをしながら、完成させていきます。

模様を自分たちで足していく楽しさ

「シマウマのしまって縦?横?」と子どもたちから聞かれて、一瞬ちょっと悩んでしまいました。あとで調べてみると、上半身は縦で、お尻から下は横で、足は横なんですね。私もひとつ勉強になりました。

紙遊びは楽しくて、発見もいっぱい!

この本と遊んでいて気がついたのは、子どもたちが紙の音を意識するようになったこと。

びりびりーっという音を楽しむ息子

「びりびりーってやぶいちゃおう」
「目を閉じて聞いてみてー」
「ハサミで切ると、おもしろい音がするよ」 

紙と遊ぶことで子どもたちはいろんなことを発見しているんだなぁと感じました。紙ってほんとうに可能性が詰まっている!と実感中です。

いろんな種類のカミナリから好きなものを選べる「カミナリやさん」

紹介したほかにも、かわいいビリーちゃんとゴローさんと遊ぶjunaidaさんの「カミナリやさん」や、わかんない〜からはじまる「はこの物語」など、まだまだ紙遊びがたくさんあります。

思わず懐かしい〜!と声が出てしまった「あみだくじ」

これからの寒い時期、この本が一冊あれば家で過ごす時間が自由でもっと楽しいものになりそうです。

『ぺぱぷんたす007』好評発売中!

【参加アーティスト】
100%ORANGE、谷川俊太郎、ザ・キャビンカンパニー、片山健+祖父江慎、ミナ ペルホネン+COCHAE、中村至男、高田唯、junaida、佐藤良明+藤岡拓太郎、tupera tupera、よシまるシン
価格:2,300円(税込)

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プロフィール

桒原さやか|ライター・エッセイスト

イケア勤務を経て、ウェブメディア&ショップ「北欧、暮らしの道具店」の初期スタッフとして約6年間働く。その後、スウェーデン人の夫である、オリバー・ルンドクイスト氏と一緒にノルウェーのトロムソに移住。1年半滞在したのち帰国し、現在は長野県松本市に在住。著書に『北欧で見つけた気持ちが軽くなる暮らし』(ワニブックス)、『北欧の日常、自分の暮らし』(ワニブックス)、夫との共著書に『家族が笑顔になる北欧流の暮らし方』(オレンジページ)がある。

Instagram @kuwabarasayaka
note 桒原さやか(くわばらさやか)/スウェーデン人夫と子育て奮闘中。

 文・構成・写真/桒原さやか

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