遊びを通して手先の発達を促す「紐通し」のおもちゃ。本記事では、知育に役立つおすすめの「紐通し」のおもちゃをご紹介します。人気の木製や、6ヶ月から使えるプラスチック製など、選りすぐりの8点を選びましたので、検討している方はぜひご参考にしてください。
紐通しのねらいは?知育って本当?
「パーツに紐を通し」、ネックレスのように「つなげて紐通し」する遊び。実は、この「紐通し」には、知育に役立つポイントがあります。3つのポイントに分けて詳しく説明しますので、参考にしてみてください。
【1】手先が器用になる
小さな穴に紐を通す作業は、手先の発達を促します。紐通しをすることで、手先の器用さを養うことで、将来必要になる「字を書く能力」の育成にも役立ちます。
【2】集中力がつく
目を凝らし、繰り返しパーツに紐を通していく動作は、ひとつのことに意識を向け続けることになり、「集中力」を継続させる練習になります。
【3】達成感を味わえる
最初は上手にできなくても、何度も挑戦することで、自分でできるようになった喜びを感じられます。通すパーツの数が増えたり、思い通りに作れたりすることも、喜びのひとつです。諦めずに最後まで頑張ることで、「粘り強さ」も身に付きます。
このほかにも、創意工夫をしながら遊ぶことで、「創造性」や「見通す力」などを高める期待ができます。
紐通しの知育おもちゃには対象年齢がある
紐通しのおもちゃには、手先の発達に合わせ、対象年齢があります。楽しく遊べるように、お子さんの成長に合わせ、難易度を選んであげることも大切です。また、誤飲の心配がないよう、大きさに注意することも大切です。赤ちゃんが口を開けたときの最大口径は39mmといわれているので、安全に遊べるよう、お子さんに合った紐通しを選ぶのがおすすめです。
紐通しで知育しよう!おすすめ8選
紐通しの種類は、大きく分けて「パーツに紐を通すもの」と「ボードに紐を通すもの」があります。より簡単に楽しめる「パーツに紐を通すもの」タイプには、6ヶ月から遊べるものもあります。お子さんの成長に合わせて選んであげると、より効果的に楽しく遊べます。
ズー ビーズ – Classic World(クラシック ワールド)
動物の形がかわいらしい木製の紐通しです。専用の棒が付いているので、パーツが通しやすくなっています。お子さんが紐通しに興味が持てなくても、並べて遊んだり、ごっこ遊びに使ったり、さまざまな遊び方で楽しめるところがポイント。このシリーズには、クジラや魚などの海の仲間のセット「アンダーザシー」、羊や牛などの牧場の仲間のセット「ファーム」があります。お子さんが興味を持ったら買い足すなど、必要に応じて増やしていけるところもいいですね。対象年齢は1歳6ヶ月以上。
はじめてのつみき RING10(リングテン) – ウッディプッディ
紐通しをはじめ、さまざまな遊び方ができるリング積み木です。60ピース入り。リング積み木の大きさは直径約4cm。紐通しに使う、専用のソーイングひも2本が付いています。紐通しとしては2歳から遊べます。積み木遊びのほか、付属のサイコロを使った、ゲームなどでも遊べるところが特徴。色や形を活かし、食べ物に見立ておままごとで楽しむアイデアなどが記載された「遊び方紹介シート」を参考にし、より遊びの幅を広げられます。そのまま飾っておいてもかわいい、やさしい色合いも◎。プレゼントにも最適です。対象年齢は1歳6ヶ月以上。
カラービーズ・6シェイプ – ハバ(HABA)
子どもの小さな手にもやさしい、木製のシンプルな形の紐通しです。72ピース入り。ひも3本入り。色の形や組み合わせを楽しみながら、紐通しができます。穴は小さめなので、紐通しに慣れてからがおすすめ。鮮やかな色のパーツは創造性を高めるにもぴったり。積み木のように遊ぶのもGood。一つのものからさまざまな活用法を見いだす、応用力を鍛えるのにもピッタリな紐通しです。対象年齢は3歳以上。
ベビラボ アンパンマン はじめてのひもとおし – バンダイ(BANDAI)
こちらは、大人気のアンパンマンの紐通しです。21ピース入り。汚れても気軽に洗える、プラスチック製。穴の大きさは3種類。この紐通しは、リングの先に割れ目があるので、リング同士をつなぎ合わせることもできる優れもの。色合わせを楽しんだり、同じ形同士で集めたり、一つの紐通しでたくさんの遊びを楽しめます。初めての紐通しも、大好きなアンパンマンが一緒なら、最後まで頑張ってチャレンジできそうですね。対象年齢は1歳以上。
くまのひもとおし – 七田式
コロンとしたくまがキュートな紐通しです。3サイズ108ピース入り。プラスチック製。ひも4本付き(赤・黒)。6色(赤・青・黄・緑・紫・オレンジ)の、カラフルでかわいいくまのパーツで楽しく遊べます。手先の器用さを鍛え、色、数、大小などの概念を学べます。色や大きさの違うパーツを活用すれば、規則性も楽しく学べます。別売りのお手本集を使えば、より楽しく学習効果を上げることができますよ。対象年齢は6ヶ月以上。
幼児のパズル道場 ステップひもとおし – 幻冬舎edu
こちらはボードに紐を通していくタイプです。9、16、25とそれぞれに穴のあいた、3種類のボードが付属。ひも4本付き(赤・黄・緑・青)。レベル別の問題集を見ながら、「お手本通りにするには?」と試行錯誤を重ね、見通しを立てながら紐を通していきます。遊びながら、平面図形の位置感覚や対象感覚も自然に身に付きます。直線になった穴に紐を通すことで、針と糸で縫う「縫いさし」の練習にもなり、指先だけでなく手首や腕のコントロールの訓練にも役立ちます。対象年齢は3歳以上。
木製 レース スレッディング おもちゃ リンゴ – D-FantiX
リンゴと青虫の組み合わせがなんともユニークな、ボードタイプの紐通しです。リンゴの大きさは約14cm×15cm。棒が付属しているので紐が通しやすくなり、より簡単に達成感を得られるよう工夫がされています。上から直線になるように順番に通したり、三角の形に通したり、模様を作りながら想像力を育みます。スタートとゴールの穴を最初に決め、「この穴を通ってゴールに行くには、どうしたらいいかな?」と、紐の通し方を予測しながら遊んでみるのも楽しそうですね。対象年齢は3歳以上。
LOTUS LIFE® 知育ひもとおし – LOTUS LIFE
ハリネズミの形が可愛い、ボートタイプの紐通しです。82ピース入り。ひも2本と丸みのある太い持ち手が付属しています。フルーツなどをモチーフにしたビーズがキュート。専用パーツを使用すればスタンド型になるところがポイント。シンプルなハリネズミを、カラフルなビーズでかわいくデコレーションできます。手先の器用さや集中力を養うだけでなく、色とりどりのビーズは食べ物の形もあるのでおままごとに使えます。専用バッグ付きで、お片付けの習慣も身に付きそうです。対象年齢は6歳以上。
紐通しで知育しながら子どもの才能を伸ばそう!
手先の器用さや集中力などを育てる、「紐通し」のおもちゃ。幼いころに身に付いた習慣や能力は、やがて一生使える技術となり、自分に自信を与えてくれます。お子さんが楽しく遊べるように、お気に入りの紐通しを見つけてみてくださいね。
文・構成/HugKum編集部