素材別のフライパンの種類
フライパンは素材によって大きく特徴が変わってきます。素材から見るフライパンの種類を解説します。
アルミ
アルミ製のフライパンは軽量なのが最大の利点です。腕力に自信がない人でも、負担を感じずにフライパンを振ることができるでしょう。
熱伝導率の高さもアルミ製のフライパンの特徴です。火にかけてすぐに調理を始められるため、調理時間のロスが少なくなるでしょう。
アルミ製フライパンのデメリットは、高火力で調理すると食材が焦げ付きやすい点です。焼き料理や炒め料理を極めたい場合には、他の素材のフライパンを選んだ方がうまくいく可能性が高いといえるでしょう。
鉄
鉄製のフライパンの強みは、熱伝導性と保温性の高さにあります。高温で食材の旨味を逃さずに調理できるため、火力が求められる炒め物や揚げ物が得意といわれています。
高い耐久性も鉄製のフライパンの特徴です。しっかりとお手入れすれば何十年も快適に使用できるため、一生愛用できるフライパンを求めている人におすすめです。
ただし、鉄製のフライパンはサビや焦げ付きが発生しやすいので、丁寧なお手入れが欠かせません。なお使用前には、フライパンの表面を油の膜でコーティングする「シーズニング」と呼ばれる工程が必要です。

銅
銅製フライパン最大の特徴は熱伝導率の高さにあります。加熱ムラが起きにくく焦げ付きにくいので、きれいな焼き目が付いた料理が作れるでしょう。その性質から、プロ仕様の卵焼き用フライパンの多くが銅で作られています。
銅製フライパンのデメリットは、使い始める前の準備や定期的なお手入れが必要な点にあります。「フライパンを育てる」という意識を持っていないと、「扱いが面倒」と感じるかもしれません。
製品価格が高めなのも、銅製フライパンの欠点です。長きにわたって愛用できるフライパンを求めている人でなければ、手を出すのに勇気がいるかもしれません。
ステンレス
ステンレス製フライパンの魅力は耐久性の高さにあります。サビが発生しにくいため、多少お手入れを怠ってもきれいに使い続けられるでしょう。ものぐさな人にもおすすめできる素材です。
汚れ落ちがいいのもステンレス製フライパンのメリットです。やや焦げ付きやすいものの、焦げ付きが発生してもするりと落とせるので、お手入れが苦になることはないでしょう。
ステンレス製フライパンの弱点は熱伝導率の低さです。温まりにくく冷めにくい性質を持っているので、煮込み料理のようにじっくり火を通したい料理に向いているといえるでしょう。
チタン
耐久性が高いにもかかわらず、軽量なのがチタン製フライパンの利点です。フライパンを豪快に振っても、手首に負担がかかることはないでしょう。
サビにくいのもチタン製フライパンの特徴の1つです。フライパンのお手入れが面倒な人にも向いている素材といえるでしょう。
チタン製フライパンの弱点は熱伝導率の低さにあります。なかなか温まらないので調理時間のロスが発生する可能性があります。
なお、チタン製フライパンは純チタンではなく、他の素材を組み合わせたチタン合金のものが主流です。
フライパンの選び方

フライパンは大きさや形などによっても使い勝手が変わってきます。フライパンを選ぶときのその他のポイントを解説します。
サイズ
フライパンの機能性を大きく左右する要素の1つがサイズです。
一人暮らしの人が日常的に使うのにおすすめなのが、18〜20cmサイズのフライパンです。これくらいのサイズのものは、朝食や軽食を作るときにも活躍します。
22cmのフライパンは2人分の料理を作るのに、24~26cmのフライパンは3~4人分の料理を作るのに適したサイズとなっています。
28cm以上のフライパンは、4人分以上の料理を作るのに向いているサイズです。自宅に友人を招く機会が多い場合には、30~33cmの大きなフライパンを用意しておきましょう。
形状
フライパンには浅型タイプと深型タイプの2種類があります。形状によって得意な料理が変わってくるので、よく作る料理に合わせて形状を選ぶのがおすすめです。
浅型タイプのフライパンは、持ち上げたり振ったりするのが楽なので、炒め物が簡単に作れるでしょう。また食材をひっくり返しやすいため、目玉焼き・ハンバーグ・パンケーキなどを焼くのにも向いています。
深型タイプのフライパンの魅力は、焼き物や炒め物だけでなく、煮物や揚げ物にも対応できる万能さにあります。また、一度にたくさんの料理を作るのにも向いているので、家族が多い人は1枚持っていると便利でしょう。
コーティング
フライパンは、表面のコーティングの種類によっても使い勝手が異なります。
最も一般的なコーティングがフッ素加工(テフロン加工)です。フッ素加工は食材がフライパンにくっつきにくくなるものの、コーティングが剥がれやすいのがデメリットです。
マーブルコート加工は食材が焦げ付きにくくなります。フッ素加工よりもコーティングが剥がれにくいので、快適な使い心地が長持ちするでしょう。
ダイヤモンドコート加工は食材がこびり付きにくくなります。フッ素加工よりも強度があるため、コーティングが剥がれにくいとされています。
セラミック加工は擦っても傷が付きにくいのが特徴です。汚れが落ちやすく、お手入れが楽なのもメリットといえます。
お気に入りのフライパンを見つけよう
フライパンは素材によって使い心地が大きく変わってきます。フライパンを選ぶときは、素材に注目することでイメージに近い1枚が見つかるはずです。素材をしっかり吟味して、お気に入りのフライパンを手に入れましょう。
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文・構成/HugKum編集部