子どもに合った学び方はどれ? あの「キャンパスノート」が「まなびかた」と「文具」を提供する新しいブランドへ

「キャンパスノート」は大学ノートの有名なブランドです。そのキャンパスノートが誕生から50年を迎える2025年にリブランディングを行いました。今回は新たなキャンパスから中学受験にも活用できそうな商品をご紹介します。

50年で得たもの、50年で変わるもの

50年目でのリブランディング

キャンパスノートは1975年に誕生し、今年2025年で50年。長い間、中高生から大人まで「ノートといえばこれ」と言われる存在のノートとして活躍してきました。その50年間の間には、ノート自体を改良したこともありましたが、どのように使われているのか? という勉強方法についての知識の蓄積もありました。

その蓄積を生かした今回のリブランディング。リブランディングとは「企業やブランドの価値やイメージを再構築すること」で、今回はノートのブランドであったキャンパスを「まなびかたのブランド」へと変えました。

勉強方法は一つではない

食べ物の好みが異なるように、自分に合う勉強方法も人と同じということはありません。今回は4つの「まなびレシピ」から、それぞれの料理の材料(文具)と作り方(勉強方法)を提案しています。もちろん「家庭の味」のようにアレンジしてより使いやすいものにすることもOKです。

「まなびかた」の4つのレシピを見ていこう

メモ勉

勉強方法

習ったことを付箋などにメモして、すべて教科書(テキスト)に集約します。テスト前に教科書を見れば、授業の内容をすべて把握することができます。

【おすすめ①】気になった文房具

「キャンパスペンのように持ち運べるブッククリップ(税込み550円)」です。約1.5cm幅のスティック状で持ち運びが便利です。

そして、それだけでなく両側のパーツを90度回転させるとアルファベットの「H」の形になり、教科書の異なる左右の厚みにもしっかり挟める2つのクリップがついています。

しっかり開いていれば教科書にも文字が書きやすいですよね。

ちょこ勉

ちょこっとした時間に勉強しようという勉強スタイルで、暗記の勉強などに向いてそうです。

【おすすめ②】気になった文房具

「キャンパスノートのように使えるバインダー(462円)」です。その中でもA4サイズの1/8であるA7サイズのバインダーとそこにはさむルーズリーフは、電車やバス、車で通学・塾への行き帰りにチラッと開いて中を見るのにちょうど良いサイズです。

保護者世代が使っていたルーズリーフの綴じ具は硬い金属製のリングでした。ですがこのバインダーは軽い力で開け閉めができるので、とても使いやすいですね。

とじ勉

勉強方法

プリント学習が多い授業におすすめ。授業が終わったらすぐにプリントに穴を空けてバインダーに閉じることで紛失しないようにします。

【おすすめ③】気になった文房具

「キャンパス2穴バインダーと一緒に持ち運べるパンチ(税込み429円)」です。

一度にコピー用紙2枚まで穴が空けられるのですが、半透明の素材なので、誤って文字がプリントされている場所に穴を空けてしまわないように確認することができます。穴を開けたら授業中にメモしたルーズリーフと一緒に綴じます。このときに順番を意識することが大切です。

筆者なりのコツですが、勉強に使うルーズリーフも配付されたプリントにも、まずは右上のスペースに使った日付を書いておくと、万が一プリントがバラバラになってしまっても、授業で習った順にバインダーに戻すことができますよ。 

モチ勉

勉強方法

スタディプランナーと呼ばれる勉強の記録をつけて、自らのモチベーションをアップさせます。用途に応じて3種類のスタディプランナーが発売されました。

【おすすめ④】気になった文房具

中でも筆者が気になったのは「TODO管理がサクッとできるスタディプランナー」です。今回、3種類が発売されたスタディプランナーの中でも一番記入欄が少なく、気軽に始めやすいフォーマットだと感じました。

「合計勉強時間をもう少し増やしたいから、何かプラスして勉強しよう!」「ニッコリマークに丸をつけたいから目標達成しよう」のように、自分自身でモチベーションを高められますね。

すべてに共通して使う「ベース文具」にも納得

ポイントは「ストレスなく勉強」

「ベース文具」とは、ノート、ペンケース、消しゴムなどのような勉強をするときに常に必要なベースとなる文具のことです。

新しくなったキャンパスのベース文具に共通して採用されている考え方は、「無駄なストレスなく勉強をする」ということです。消しゴムは軽い力で消しやすく、ペンケースはよく使うものを取りやすいところに置き、ほしいものがすぐ出せるようになっています。ノートは開くと平らになり、浮き上がってくるというストレスがありません。

自分に合った勉強方法が見つかると、勉強はますます楽しくなる

筆者は、30年前に高校の恩師から「教科書に先生が言う補足を書き込んで、教科書を最強の参考書にしなさい」と言われました。それはズバリ「メモ勉」と同じでびっくりしています。そして無事に大学に合格することもできましたし、今でも勉強をするときにそのスタイルを取ることが多いです。

ぜひお子さんに合った勉強方法が見つかりますように。

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この記事を書いたのは

ふじいなおみ 文房具プレゼンター

文房具の情報を声と文章で伝える、文房具プレゼンターとして活動。ラジオパーソナリティとして、パートナーの他故壁氏と共に制作する「30分間文房具の話だけをする」ラジオ番組「他故となおみのブンボーグ大作戦!」ほか、他番組へのゲスト出演も。

子育て経験とラジオ番組制作・出演を通して学んだ知識をベースに、文房具ライターとしても活動中。2025年9月には「支援が必要な子からちょっと不器用な子まで 子どもの困ったを解決するハッピー文房具図鑑」(学事出版)を刊行

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