ガバッとL字に開いて立つから便利! たっぷり収納のペンケースはリビング学習で使うモノが全部入る小さな道具箱に【エルガバスタンド】

リビング学習が標準的な勉強法となった今、勉強専用の机と違って別の場所から勉強道具を持ってきて、終わったら戻す必要があります。筆者の娘には塾に通い始めてから専用机ができたのですが、それまでは学習の準備に時間がかかり落ち着きがありませんでした。その理由は意外なことでした。

宿題をするだけなのに準備に時間が

リビング学習での娘への疑問

筆者の娘は小学校に入って数年間、ダイニングテーブルで勉強をする、いわゆる「リビング学習」をしていました。でも、ダイニングテーブルなので、ご飯を食べるときは、すべての道具を片付けなければ食べるスペースがなく、テーブルに出したものを別の場所に戻さなければなりませんでした。

もちろん、勉強を始めるときは勉強道具のある場所からダイニングテーブルに持ってくる必要があるわけですが、様子を見ていると次のような状況でした。

宿題のドリルをランドセルから出して、「あっ」と気づいて道具置き場から鉛筆を1本持ってくる。鉛筆を使って勉強を始めると、書き間違える。そのときに再び「あっ」と気づいて消しゴムを道具置き場から持ってくる…。

大人と子どもの力の違いが原因

大人から見れば「一気に運べるようにすればいいのに」と持ち運べる道具箱に勉強に使う道具をすべて入れたものを渡してみたものの、なぜかそのお道具箱から鉛筆や消しゴムを、1つずつ持ってくるのでした。

理由を聞いてもしばらく話してくれなかったのですが、ある日ぽつりと

「重たいから」

と。

道具箱には鉛筆削りや卓上クリーナー、ハサミやノリなど、「勉強道具の全部盛り」と言えるようなものを詰め込んでいました。それが体重20キロもない小柄な娘にはとても重くて運ぶのが大変だったのです。

だからこそ勉強の初めに鉛筆を持ってきて、書き間違えたときに消しゴムを取りに行き、最後の丸つけをするときになって赤鉛筆を取りに行って、丸つけをしてようやく宿題が終わり。そんな使い方になっていたのです。

いろいろ入るのにコンパクトなペンケースが登場

クツワからエルガバスタンドというペンケースが発売されました。

ファスナーを開けて開くとLの字にガバっと開き自立するので、名前通りの商品ですね!

ファスナーを開いてみるとこのような案内が入っていました。ペンケースですが、ハサミやノリ、ふせんやクリップなどが入ることも書かれています。

全体を見てみるとベルトやポケットなどがコンパクトな中に詰め込まれていてたっぷり収納できることがわかります。3つの小物ポケットと4つのゴムバンドが付いています。

実際に入れてみました

「小学生の学習用ペンケース」をテーマに

「エルガバスタンド」に実際にどれくらい入るのか、小学生が自宅で宿題をするときにほしいものをテーマに内容物を考えてみました。

用意したものは、小学生の筆箱に入っていそうな上の写真の道具です。筆記具から算数で使う定規・コンパス、ノートにプリントを貼るためのハサミとノリ、勉強のポイントを記録するために見出しふせんと書き込みをする付箋。そして鉛筆削りも入れてみました。

実際に入れてみるとこのようになりました。筆記具と定規類は一番大きなスペースに入れ、ハサミは壁面についたゴムバンドで押さえました。消しゴムや鉛筆削り、ノリは蓋のポケットへ。筆記具の手前ポケットには付箋をセット。見出し用ふせんはクリップごとポケットの前につけられたゴムバンドに…とすべて入りました。

もちろん、これでふたがしっかり閉まります。

持ち運びも軽々とコンパクトに

ファスナーを閉めると持ち手が上部にできるので持ち運びがしやすくなっています。また、フック状のものに引っかけて保管することも可能です。

本体のサイズは、高さ185×幅90×奥行き45mmで、本体のみの重さは92gと軽くてコンパクト。中に入れるものによって重さは調整可能ですので、お子さんの力に合わせて内容を決めると良いですね。

大人が使うのにも便利

文房具ライターが普段持ち歩く文具を収納

とても便利に感じたので、自分用のペンケースも作ってみました。普段、ケースであったり、カバンのポケットであったりに分散していた文房具を集めました。

入っていたものは左上から、キーホルダーと印つけふせん、デコレーション用のマスキングテープ、定規、記入用の付箋2サイズ、クリップ、書類用のクリップ、カットされたマスキングテープ。下の段に行ってお守り、携帯用の歯科用フロス、万年筆2本とボールペンを入れているペンケース、油性ペン、シャープペン、ボールペン、ペン型の消しゴム、ハサミ、布テープです。

少し膨れ気味になりましたが、しっかりと入りました。

立てられるから便利

このペンケースは収納力はもちろんですが、自立するペンケースということもポイントです。普段リュックを使用している筆者ですが、持ち運びをするときに立てて入れられるとスペースを有効に使えます。

また、少し時間ができたときにカフェなどで原稿の下書きをすることがあるのですが、立てられると省スペースなので、お店のコンパクトな机で使っても場所をとりません。

一軍文具として活躍中

もともと、持ち歩いている道具が多い自覚はあった筆者。「これらを全部入れるのは無理ではないか?」と思っていた考えをいい意味で裏切ってくれました。現在筆者はいつもこのエルガバスタンドをリュックに入れて使っています。

商品名:エルガバスタンド
メーカー:クツワ
商品カラー:ブラック・チャコール・グレージュ・ライトブルーの4種類
定価:2,310円(税込)

商品についての詳細はこちらをご覧ください。

この記事を書いたのは

ふじいなおみ 文房具プレゼンター

文房具の情報を声と文章で伝える、文房具プレゼンターとして活動。ラジオパーソナリティとして、パートナーの他故壁氏と共に制作する「30分間文房具の話だけをする」ラジオ番組「他故となおみのブンボーグ大作戦!」ほか、他番組へのゲスト出演も。

子育て経験とラジオ番組制作・出演を通して学んだ知識をベースに、文房具ライターとしても活動中。2025年9月には「支援が必要な子からちょっと不器用な子まで 子どもの困ったを解決するハッピー文房具図鑑」(学事出版)を刊行

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