【親子で観たい映画】年末年始は映画館へ! ムロツヨシ主演作から行定監督の感動作まで「家族の思い出作り」におすすめの映画4選

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街がイルミネーションに彩られる年末年始、家族でお出かけをして映画を観に行きませんか?今年最後の締めくくりに、そして新年の“映画初め”に、素敵な思い出が作れそうな映画4本をご紹介します!

世界中でメガヒット中! 前作超えの感動作『ズートピア2』

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全世界で記録的な興行成績を更新中で、日本公開においても週末ランキングでNO.1の座を3週連続でキープした(12月26日現在)『ズートピア2』。動物たちが共生する「ズートピア」を舞台に、正式に“警察官バディ”となったウサギのジュディとキツネのニックの活躍を描く本作ですが、その感動は前作超えです!

物語は、街に現れた謎のヘビ・ゲイリーを追う潜入捜査からスタート。ズートピアには存在しないはずの爬虫類の登場をきっかけに、2人は街の誕生に隠された謎に踏み込んでいくことに。前作での「肉食と草食」という枠組みを超え、今回は「未知の存在」をどう受け入れるかという深いテーマが、スリリングなミステリー仕立てで描かれます。

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日本版声優は、ジュディ役の上戸彩、ニック役の森川智之らレギュラー陣に、ゲイリー役の下野紘、ビーバーの配信者・ニブルズ役の江口のりこ、オオヤマネコの御曹司・パウバート役の山田涼介など、豪華な顔ぶれとなりました。

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今回も胸を打つのは、ジュディとニックの絆の深化。バディとして信頼しているからこその葛藤や、正反対の性格ゆえのすれ違いを乗り越えていく姿が、友情や家族のあり方を伝えたい親世代にも響くはず。それぞれに個性が違うからこそ、世界は楽しい! そう思わせてくれるイチオシ映画です。

『ズートピア2』は公開中
監督:ジャレド・ブッシュ、バイロン・ハワード
日本版声優:上戸彩、森川智之、下野紘、江口のりこ、山田涼介…ほか
公式HP:disney.co.jp/movie/zootopia2

ムロツヨシの坂本龍馬×佐藤二朗の西郷隆盛の最強コンビ! 『新解釈・幕末伝』

©2025 映画「新解釈・幕末伝」製作委員会

歴史好きの親子はもちろん、難しいことは抜きにして、家族で思い切り笑いたいなら、『新解釈・幕末伝』がおすすめ。『銀魂』(17)や『新解釈・三國志』(20)のヒットメーカー、福田雄一監督が、大胆な新解釈で幕末をコミカルに実写化した快作です。

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物語を牽引するのは、ムロツヨシ演じる坂本龍馬と、佐藤二朗演じる西郷隆盛のW主演コンビ。教科書の偉人像を覆すような、現代的で人間臭いやり取りが全編に冴え渡り、最高です!

脇を固めるのは、龍馬の妻おりょう役の広瀬アリスや、桂小五郎役の山田孝之、土方歳三役の松山ケンイチなどの超豪華な「福田組」メンバー。さらに勝海舟役の渡部篤郎や歴史学者役の市村正親も、全力でふざけ倒し、パワー全開です!

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幕末の英雄たちが繰り広げるシュールな掛け合いや、どこかズレた行動には、子どもたちも大爆笑間違いなし。でも、ただ笑えるだけでなく、混沌とした時代を自分らしく生き抜こうとする彼らの姿には、現代を生きるヒントも隠されています。映画を観た後は、「本当の龍馬はどんな人?」と、親子で本を手に取るきっかけにもなるかも。福田流エンターテインメントの決定版をぜひ劇場で!

『新解釈・幕末伝』は公開中
監督・脚本:福田雄一 出演:ムロツヨシ、佐藤二朗、広瀬アリス、岩田剛典、矢本悠馬、松山ケンイチ、染谷将太、市村正親、渡部篤郎、山田孝之…ほか
公式HP:new-bakumatsu.jp

切ない物語とともに満天の星と音楽を大スクリーンで体感したい『楓』

Ⓒ2025 映画『楓』製作委員会

数多くのアーティストにカバーされ続けるスピッツの名曲を原案に、『世界の中心で、愛をさけぶ』(04)や『リバーズ・エッジ』(18)の行定勲監督が、喪失から立ち直ろうとする人々の心の機微を繊細に描き出す『楓』。実は本作、映画館でこそ、その真価が発揮される作品となっています。

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物語は、事故で亡くなった双子の弟・恵のフリをして、恋人・亜子の前に現れた兄・涼の姿を軸に展開。福士蒼汰が、一人二役という難役に挑み、葛藤を抱えながらも、愛する人を守ろうとする切ない“嘘”をナイーブに演じています。そして、残された恵の恋人で、ある秘密を抱えた亜子を、福原遥が瑞々しく好演。大切な人を失った2人が、それぞれに葛藤を抱えながらも、希望を見出していく姿と、物語に寄り添う楽曲が涙を誘います。

中でも印象的なのは、ニュージーランドの雄大な自然を背景に綴られる、行定監督らしい詩情豊かな画。嘘から始まった関係が、いつしか真実の愛へと変わっていきますが、そこに絡んでくるもう1つの秘密も秀逸。その美しくも残酷な過程が、大人には「人を想うことの重さ」を、子どもには「目に見えない絆」の尊さを教えてくれそう。

Ⓒ2025 映画『楓』製作委員会

何度も流れる、幾通りもの「楓」のメロディや、吸い込まれるような星空は、映画館ならではの音響と大スクリーンだからこそ味わえるもの。家族で静かに語り合える、珠玉のラブストーリーをぜひみんなで体感していただきたい。

『楓』は公開中
監督:行定勲 脚本:髙橋泉 原案・主題歌:スピッツ「楓」(Polydor Records)
出演:福士蒼汰、福原遥、宮沢氷魚、石井杏奈、宮近海斗、大塚寧々、加藤雅也…ほか
公式HP:kaede-movie.asmik-ace.co.jp

福山雅治と大泉洋の最強バディがスクリーンに! 『映画ラストマン -FIRST LOVE-』

ラストを飾るのは、福山雅治演じる全盲のFBI捜査官と、大泉洋演じる孤高の刑事によるバディが難事件に挑む姿を描く連続ドラマ「ラストマン -全盲の捜査官-」の続編となる劇場版『映画ラストマン -FIRST LOVE-』。ドラマから楽しみに観ていたファミリーも多いのでは。

© 2025映画「ラストマン」製作委員会

数々の難事件を解決してきた無敵のバディが、ある事件のために北海道を訪れます。そこで出会ったのは、皆実の初恋の人、ナギサ・イワノワでした! 演じるのは宮沢りえで、事件に関わるキーパーソンとなります。

劇場版でも、福山さん演じる捜査官の皆実と、大泉さん演じる心太朗の丁々発止のやり取りは健在。さらに永瀬廉、今田美桜、吉田羊といったお馴染みのメンバーも参加し、物語は一層ドラマチックに盛り上がっていきます。

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今回語られるのは、ドラマ版で明かされた2人の「宿命」のさらに先にある真実です。描かれる皆実の「初恋」の記憶とは? そして、自らの過酷な出自を受け入れた心太朗は、自身の家族の物語にどう決着をつけるのでしょうか?彼らが紡ぐ、家族や愛する人を想う重厚な人間ドラマを、ぜひ劇場で見届けていただきたい。

『映画ラストマン-FIRST LOVE-』は公開中
監督:平野俊一 出演:福山雅治、大泉洋、永瀬廉、今田美桜、吉田羊、宮沢りえ…ほか
公式HP:lastman2025.jp

文/山崎伸子

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