「物価高で苦しい…」子育て家庭の過半数の家計が限界に。今すぐできる【厳選節約術3選】と収入アップの裏ワザ対策を465人に調査《HugKum総研》

物価高が続く中、「スーパーへ行くたびに値上がりを感じる」「毎月の家計が厳しくなった」と感じるご家庭も多いのではないでしょうか。食料品や日用品をはじめ、生活に欠かせないものの価格が上がり、ママ・パパたちの工夫が欠かせなくなっています。

そこで今回は、値上げを実感している品目や毎月の食費、実践している節約術や収入アップ法についてアンケートを実施しました。子育て家庭のリアルな家計事情をご紹介します。

【調査概要】調査期間:2026年6月10日~7月5日 回答者数:0~12歳の子どもがいる保護者465人

物価高で変わる子育て家庭の生活。家計への影響は?

近年の物価上昇を受けて、日々の生活にはどのような変化が起きているのでしょうか。はじめに現在の家計の状況と、値上がりを実感しているものについて聞いてみました。

子育て家庭の過半数が「家計の苦しさ」を実感

調査対象:465人

まず「現在のくらしぶりについてどのように感じていますか」と聞いてみたところ、もっとも多かったのは「どちらともいえない」の163人。次いで「やや苦しい」が162人「非常に苦しい」が80人にのぼりました。

「やや苦しい」と「非常に苦しい」を合わせると242人となり、半数以上の家庭が家計に負担を感じていることがわかります。一方で「どちらともいえない」と回答した家庭も多く、物価高の影響を受けながらも、それぞれの家庭で工夫しながら生活を維持している様子もうかがえました。

値上がりを実感するのは「食料品」が圧倒的

調査対象:465人(複数回答可)

では、どのような品目で値上がりを実感しているのでしょうか。「物価が上昇したと感じるもの」を聞いてみたところ、もっとも多かったのは「食料品」で454人。また、「日用品」が355人「水道・光熱費」が217人となりました。

特に「食料品」は、ほかの項目を大きく上回る結果となっています。毎日の食卓に欠かせないものだからこそ、スーパーなどで買い物のたびに値上げを実感している家庭が多いのかもしれません。また、「日用品」や「水道・光熱費」も上位に入り、生活に欠かせない支出が家計に大きな影響を与えているようです。

子育て家庭の食費はどのくらい? 世帯人数別に調査

続いて、1カ月の食費について聞いてみると、世帯人数によって食費の価格帯に違いが見られ、家族の人数が増えるにつれて変化する様子がうかがえました。

3人以下世帯は「3万円~5万円未満」が約4割

調査対象:261人(外食費を除いた金額を回答)

3人以下の世帯でもっとも多かったのは「3万円~5万円未満」で112人。次いで「5万円~7万円未満」が67人、「3万円未満」が41人となりました。「3万円~5万円未満」が約4割を占め、もっとも多い価格帯となっています。

4人世帯は5万円以上の家庭も増加

調査対象:148人(外食費を除いた金額を回答)

「3万円~5万円未満」が49人でもっとも多いものの、「5万円~7万円未満」が45人と僅差で続きました。3人以下の世帯と同じ価格帯が最多ですが、5万円以上と回答した家庭の割合も高くなっています。世帯人数が増えるにつれて、食費の価格帯にも変化が見られました。

5人以上世帯は10万円超えの家庭も

調査対象:56人(外食費を除いた金額を回答)

「5万円~7万円未満」と「9万円~11万円未満」が、それぞれ16人で同数となりました。全体的に幅広い価格帯に分かれ、食費が10万円を超える家庭も一定数見られました。

家計を守るために実践! 子育て家庭の節約術3選

物価高が続くなか、どのように出費を抑えているのでしょうか。アンケートで「支出を抑えるためにおこなっていること」を聞いてみると、たくさんの工夫が見られました。特に多く寄せられた節約術をご紹介します。

① 「食費」は買い物・調理を工夫する

もっとも多かったのは、食費を見直している家庭でした。「まとめ買い」「冷凍保存」「特売日を活用する」といった工夫は、すぐに取り入れやすいアイデアばかり。買い物の回数が減ることで、つい余計なものを買ってしまうのを防げるというメリットもありそうです。

・調味料などはプライベートブランドを選び、お肉はまとめ買いして小分けにして冷凍。野菜も冷凍野菜を活用しています。(北海道/女性)
安売りの商品から選び、その日の献立を考えています。(埼玉県/女性)
・スーパーのポイントカードを作り、ポイントアップの日にまとめ買いをする。(広島県/女性)
・休日に食材をまとめ買いし、下味をつけて冷凍。食品ロスも減り、買い物回数も少なくなりました。(埼玉県/女性)

毎月の「固定費」を見直す

一度見直すことで効果が続く「固定費」の見直しに取り組む家庭も多く見られました。特に多かったのは、スマートフォンを格安プランへ変更するという声。そのほかにも、保険やサブスクリプション、電気・ガスなどの契約内容を見直している家庭が目立ちました。

・家族全員で格安スマホに変更しました。まとめて割引になる通信費は全員乗り換えて割引を適用した。(兵庫県/女性)
動画関係のサブスクを解約した。(神奈川県/女性)
電気・ガス・インターネットをまとめて契約し、固定費を見直しました。(大阪府/女性)
保険を見直した。(大阪府/女性)

③ 「お金をかけない楽しみ方」を取り入れる

「節約=我慢」というイメージとは異なり、お金をかけずに楽しむ工夫も多く挙がりました。無料イベントや工場見学を活用したり、お弁当を持参したりと、お金との付き合い方を見直した家庭も少なくないようです。

無料イベントや工場見学などを活用して、家族で楽しみながら節約を心がけています。(神奈川県/女性)
・公園などお金がかからないところで遊ばせる。(福岡県/女性)
市民農園を借りて、野菜を作っている。(静岡県/女性)
・お出かけ時には外食を控え、おにぎり持参するようになった。(京都府/女性)

収入アップのために始めたこと・これから始めたいことは?

節約だけでは家計をやりくりするのが難しいと感じる家庭も少なくありません。そこでアンケートでは、「収入を増やすために実践していること」や、「これから始めてみたいこと」についても聞いてみました。働き方の見直しから資産運用まで、それぞれの家庭ができることを少しずつ取り入れようとしている様子がうかがえます。

働き方を見直して収入アップを目指す

働く時間を増やしたり、働き方を変えたりして収入アップを目指すという声が多く挙げられました。子育てとの両立を考えながら、自分に合った働き方を模索している家庭が多いことがわかります。

・去年の秋に時短パートから、時給のいいフルタイム派遣に変えた。(神奈川県/女性)
・パートをやめて正社員になりました。(岩手県/女性)
・パートの勤務時間を増やした。(東京都/女性)
・タイミーなどの日雇いバイトをやってみたいと思っています。(埼玉県/女性)

NISAや投資で将来に備える

収入を増やす方法として、NISA(少額投資非課税制度)をはじめとした資産運用に取り組む家庭も多く見られました。また、金融商品の勉強を始めたり、投資額を見直したりと、お金について学びながら将来に備えようとする様子もうかがえます。

・少額ですがNISAをやり始めました。(静岡県/女性)
・金利の良い銀行に預け先を変える。(京都府/女性)
金融商品の勉強を始めた。(広島県/女性)
・投資額を増やして、子どもたちにも暦年贈与して、来年のこどもNISAに備えようと思います。(東京都/女性)

③ フリマや副業で「プラス収入」をつくる

本業以外の収入源を増やそうとする工夫も数多く寄せられました。子どもが使わなくなったものをフリマアプリで販売したり、自宅でできる副業やモニター案件を探したりと、空いた時間を活用して収入につなげようとする様子がうかがえます。一方で、「副業に興味はあるものの、一歩踏み出せない」という声も挙がりました。

・フリマアプリで、着なくなった服や使わなくなった家電を売る。(埼玉県/女性)
オンラインインタビューやモニターなど、副業につながるものを探しています。(福岡県/女性)
・副業を始めたいと思うが、怖くて踏み出せていない。(千葉県/男性)
・無理のない範囲で副収入につながる方法についても情報収集しています。(愛知県/女性)

④ ポイ活・懸賞でコツコツ積み重ねる

大きく収入を増やすことは難しくても、日常生活のなかでできる工夫として、ポイ活や懸賞に取り組む声も寄せられました。日々のくらしのなかで、できることを少しずつ積み重ねている様子が伝わってきます。

ポイ活を積極的にしている。(長野県/女性)
懸賞やキャンペーンへの応募を楽しみながら続けています。(神奈川県/女性)
・収入は増やせないので、懸賞やポイ活をおこなうようにしています。(三重県/女性)

物価高の今、それぞれの家庭に合った工夫を

多くの子育て家庭が物価高の影響を感じながらも、それぞれのくらしに合わせて工夫を重ねていることがわかりました。まとめ買いや固定費の見直しといった身近な節約から、NISAなどの資産運用、働き方の見直しなど、その方法はさまざまです。

大切なのは、無理なく続けられる方法を見つけ、それぞれの家庭に合った工夫を少しずつ取り入れていくことなのかもしれません。ぜひ今回寄せられた家庭の声も参考にしながら、「これなら続けられそう」と思える工夫を見つけてみてくださいね。

こちらの記事もおすすめ

【子ども無料&お得な宿】物価高に負けない夏の家族旅行におすすめのホテル・グランピング6選
18歳以下添い寝無料「ベッセルホテルズ」 ベッセルホテルズの6施設が、子育て総研ミキハウスの「ウェルカムベビーのお宿」に認定されてい...
"NISA貧乏"は子育て世帯ほど陥りやすい! 「新NISAしてるのに毎月カツカツ…」を防ぐ方法をパパFPが指南
NISA貧乏とは? SNSで広がる新しいお金の悩み 「NISA貧乏」とは、ざっくり言うと"新NISAの積立投資にお金を回しす...

↓↓HugKumファミリー層のあれこれ調査記事はこちら↓↓

この記事を書いたのは

牧野未衣菜 ライター

子育てや教育分野を中心に取材・執筆。また、認定NPO法人で、不登校やさまざまな困難を抱える子どもたちと関わっています。2児の母としての子育ての実感も重ねながら、日々の悩みや、子育てのリアルな声を丁寧にすくい上げ、やさしく伝える記事づくりを心がけています。

編集部おすすめ

関連記事