目次
「折れにくい」:トンボ鉛筆 「ippo! 折れにくい消しゴム」

「消しゴムを使うときの力加減を上手に調整できず、消しゴムがすぐボロボロになってしまう。」など、低学年のお子さんは、こんな困り事を持っている方がいるのではないでしょうか?
そんなお子さんのために発売されたのが、トンボ鉛筆の学童文具シリーズ「ippo!」の「折れにくい消しゴム」です。
消しゴム自体が折れにくさ8倍
今回ご紹介する「折れにくい消しゴム」は青白黒デザインのモノ消しゴムと比べて折れにくさが約8倍の「モノタフ」という消しゴムをベースに、小学生が使いやすい大きさに作っています。ちなみに、消しゴム自体を思いっきり曲げても、強い抵抗を感じる硬さで簡単にヒビが入ったりすることはありませんでした。
スリーブ(巻紙)に工夫がいっぱい

消しゴムについているスリーブ(巻紙)は、消しゴムに食い込みづらい「斜めカットスリーブ」になっています。この「斜めカットスリーブ」は消しゴムが出ている側のスリーブが斜めに切られているのですが、おもて(上の写真赤線)とうら(上の写真黄色線)で斜め方向を逆にすることで、消すときの力のかかり方を分散させます。結果、力いっぱい消したときにでもスリーブが消しゴムに食い込むのを防いでいます。
また、角に当たる部分も少し欠けさせることで、端からひびが入ることも防いでいます。

さらに、スリーブ表面には縦方向に波型の滑り止め(上の写真左・右の赤枠内)がついているので滑りづらく、消しゴムが減ってきたときにはスリーブにあるミシン目に沿って指でカットすることができます(上の写真、真ん中の黄色枠内)。
裏面には名前記入欄があります
やる気を邪魔しない
消しゴムで消そうとしたら折れてしまった、手から滑って机から落ちてしまった…そんなときには集中力が切れてしまいます。お子さんのやる気を途切れさせない「やる気を引き出す学習環境」を整えるために作られた製品です。
「なくしづらい」:シード 「ネームレーダー」

現役の先生の声から誕生
「教室などで消しゴムの落とし物がよくある…」現役の先生からこんな声がありました。そこで作られたのがネームレーダーです。スリーブの色にはレーダー消しゴムでお馴染みの青ではなく、ターコイズグリーンが採用されています。
1ヵ所より2ヵ所

従来の消しゴムは、スリーブに名前を書くところがない、もしくはあっても1ヵ所です。しかも使っているうちに擦れて名前が薄くなってしまうこともありますね。このネームレーダーは表と裏の両面に名前を書くことができます。

また、名前を書き忘れたり、使っているうちに消えたりしてもすぐに書き直せるように、お名前欄には鉛筆や水性ペンでも書ける特殊な加工を施しています。これなら学校でもすぐに名前を書き入れることができますよ。
消せる力(消字率)は今まで通り
スリーブの工夫が行われましたが、消しゴム自体は今までと同様の消しやすさ。2Bの鉛筆で書かれてもしっかりと消してくれる心強い相棒になってくれます。
「持ちやすい」:コクヨ「キャンパス よく消えるのに折れにくい消しゴム(平行四辺形)」

握りやすさを追求

この消しゴムを初めて見たときにみなさん驚かれるのは、断面が長方形ではなく「平行四辺形」であること。握ってみるとうなずけるのですが、これがとっても握りやすいのです。長い辺と短い辺があるので消したい部分の広さによって使い分けることもできます。

細かいところを消すときには角の部分が当たるように。

小さめの面を消すときには、消しゴムの短い辺を使うのがおすすめ。

そして、広い面を消すときには長い辺を使うと、消しゴムの形を活かせます。

左利きの場合は消しゴムをスリーブの右側に出すと使いやすくなります。
軽い力できれいに消える
柔らかい消しゴムは折れやすいけれど硬い消しゴムではよく消えない…そんなジレンマを解決すべく、よく消えるようにするための成分と折れにくくするための成分のバランスを一体化して作られた消しゴムです。ちなみに開発に5年をかけて作られたのだそう。
平行四辺形のパワー、思った以上に効果的ですよ!
たかが消しゴム、されど消しゴム
文房具の中で消しゴムは毎日使うものですが、日々のちょっとした使いづらさには目をつむってしまっていませんか? 消しゴムは比較的安価なものなので、次回買うときにはぜひ使いやすさを検討して、ちょっとした使いづらさを解消してみてはいかがでしょうか。
この記事を書いたのは
文房具の情報を声と文章で伝える、文房具プレゼンターとして活動。ラジオパーソナリティとして、パートナーの他故壁氏と共に制作する「30分間文房具の話だけをする」ラジオ番組「他故となおみのブンボーグ大作戦!」ほか、他番組へのゲスト出演も。
子育て経験とラジオ番組制作・出演を通して学んだ知識をベースに、文房具ライターとしても活動中。2025年9月には、文房具の特徴を商品ごとに解説した本「支援が必要な子からちょっと不器用な子まで 子どもの困ったを解決するハッピー文房具図鑑」(学事出版)を刊行。
こちらの記事もおすすめ