【土屋鞄製造所】ランドセルづくりの現場に潜入! 新しい工房で人気のランドセルができるまでを詳しくレポート

少子化にも関わらず、新店舗を続々オープンする大人気ランドセルメーカー「土屋鞄製造所」。2026年7月、新たな製造拠点「東京工房」が足立区に開所しました。お洒落なランドセルがどうやって作られるか気になる方も多いはず。新工房長には女性が抜擢された「東京工房」のランドセルづくりの現場をレポートします!

2026年7月に「東京工房」が誕生!

職人による高品質なランドセル・皮革を主とした製品を製造・販売する土屋鞄製造所(以下「土屋鞄」)が、今年の7月に東京都足立区に「東京工房」を開所しました。

新工房は、これまでの主な製造拠点であった西新井工房の約2倍の延床面積を有し、大型機械の導入や最適なレイアウトにより製造体制の強化が可能に。2026年末には製造部品の効率管理・自動ピッキングができる立体自動倉庫も導入予定とのことです。

今回は特別に、新しい工房を案内していただきました!

「東京工房」に潜入!

ランドセルづくりはまず、良い素材選びから始まります。一枚一枚の革をじっくり吟味し、キズやシワを避けながら抜き型を置いて、革をプレス機で裁断していきます。プレス機は、なんと25トンの力があるそう!

プレス機での裁断と並行して、新工房には新しいコンピューター制御の自動裁断機も導入。精密で効率のよい裁断ができるようになったそう。しかし、全てをコンピューター任せにすることができないので、革を見極める職人の技は必要とのこと。

ランドセル工房長の下田 歩(しもだ あゆみ)さんによると「機械による精密な裁断」と「職人の目と手による微調整・縫製」を組み合わせることで、クオリティの高いランドセルづくりを目指しているそうです。

新工房に導入されたコンピューター制御の裁断機。

150以上のパーツと300を超える工程!

次の工程では、肩ベルト、前胴、背胴など各パーツづくりとなります。「土屋鞄」のランドセルは、150以上のパーツからミリ単位の縫製、300を超える工程があるそうです!

筆者の娘も「土屋鞄」のランドセルを愛用していますが、いつも見ているランドセルが、これほどの手間をかけて、実際に目の前で少しずつ、ランドセルの形になっていく工程を見ることができるのは、感慨深いものです。

大人気の「アトリエ」シリーズの内装を貼る作業に感動!

驚きの技術の「菊寄せ」

のりを塗り、ミシンがけが終わり、パーツがそろうと組み立ての工程に入ります。特にランドセルの角にひだを寄せてまるで花びらのように美しく包む「菊寄せ」は熟練の技が必要です。

このひと手間でミシンがかけやすくなり、強度が増すとのことです。

ランドセルの角は、ひだを寄せてまるで花びらのように包む「菊寄せ」。

熟練技が光る「まとめミシン」

ランドセルづくりの最後の工程である、組み立てたランドセルをミシンがけするのが「まとめミシン」。分厚い革をまとめて縫う、とても難しく体力もいる責任重大な工程で、こちらも熟練の技が求められます。

「まとめミシン」の後は、丁寧な検品を経て、ランドセルがついに完成します! 土屋鞄のランドセルの洗練された美しさは、多くの職人による緻密な手作業によるものなのだと改めて感じました。

完成したばかりのランドセル。これから新1年生の子どもたちの元に届けられます!

女性初の工房長にインタビュー

100人以上の職人が働くランドセル工房を束ねる工房長は、新卒の職人から女性初の工房長となった下田 歩(しもだ・あゆみ)さん。美術大学を卒業後、ランドセル製造のパーツ班に配属。入社半年というタイミングで、前任者から現場のバトンを引き継ぐ形で「班長」に就任することになったそう。

その後、組み立てリーダーを経て、工房長に就任することになりました。これまで、工房長には、技術力の高いベテラン職人が製造のリーダーになることが多く、若手の女性リーダーはいなかった中での大抜擢でした。

今回工房を案内してくれた、ランドセル工房長の下田歩さん

下田工房長 「リーダーになってまず感じた課題は、トップダウン型の体制から、チームで『コミュニケーション』が取れる環境に作り変えることでした。上から下への指示型の体制では対話が生まれにくく、現場の職人同士で主体的に話し合える機会が必要だと感じました」

現場での対話により、様々な生産工程が見直されました。その一つが、組み立ての工程です。これまでは、それぞれの職人が作ったパーツを、一斉に組み立てていたため、最後の工程での負担が大きかったそう。そこで生産工程を見直し、流れ作業で一つずつ仕上げていくという工程に切り替え。効率が上がったとのことです。

下田工房長 「新しい工房は広くて見通しがよく、班ごとの情報も伝えやすいです。また、チームも増えたことで、今までできなかったことができるようになると感じています。

10月から2月がランドセルの納品に向けて、工房が最も忙しくなる季節になります。職人一同、良いものを届けたいという思いで、頑張ってランドセルづくりに携わっています。楽しみに待っていてください!」

2028年入学のランドセルカタログの請求受付中!

職人技が光る「土屋鞄」の新工房でのランドセルづくりの様子はいかがでしたか?

2027年ご入学用のランドセルは、大好評につき受付を終了しているものもありますが、まだ一部販売しているモデルもあるそう。

また、現在年中さん向け(2028年入学)のランドセルカタログの請求も開始。ぜひ、Webサイトをチェックしてみてくださいね。

2028年ご入学用ランドセルカタログのご請求はこちら

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この記事を書いたのは

Rina Ota ライター

海外通信社を経てバイリンガルのライター、フォトグラファー。お出かけライターとして旅行関連が得意。SDGs、防災、フェムテックなど誰かの助けになる情報も発信中。二児のママとしても子育てに奮闘中。

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