全学年対応雑誌『小学8年生』4・5月号の付録は、印刷の技術を楽しく学べて、自分だけのオリジナルカードや名刺を作れる「活版印刷キット」! 小学2年生の娘を持つママイラストレーターがレポートします。
毎号『小8』の付録は、娘のみならず、大人もワクワクしてしまう内容なのですが、今回の付録「活版印刷キット」もめちゃくちゃ楽しそう♪しかも、遊ぶだけでなく印刷について知ることができるのはうれしい限り!さっそく本誌を眺めながら、一緒に付録を開いてみることにしました。
おうちがあっという間に印刷所に変身!!
付録の内容は、活字パーツ、印刷機、インク、この3つだけで活字印刷の体験が簡単にできるというもの。
まず、印刷機にはめるための活字パーツを切り離していきます。パーツはハサミでも切れますが、ニッパーなどがあれば簡単にパチパチと切り離せるので、ある方はご用意ください。パーツを切り離す係は私、パーツを印刷機にはめ込む係を娘が担当することに。
娘は自分の名前と歳の入った縦型名刺を作りたい!!ということで、縦にまず名前、二列目に年齢のパーツをはめ込みます。しっかり奥まではめる為には、パーツの周りもきれいにカットするのがポイントです!
本誌に付いている練習シートを印刷機にセットし、パーツにインクをたっぷりつけて、印刷を開始します。文字によってはインクが付きにくい所があるので、インクをつける時は大人が一緒に見てあげると良さそうです。
さあ、しっかりインクをつけてそっと印刷機を閉じて……上からぎゅーーっと押します!!
プレスするときは、仕上がりをきれいにするためには最後に大人が均等に力をかけてあげるのがおすすめ。
10秒数えたら印刷機を静かに持ち上げて、刷りあがりを確認します。その際、仕上がりはもちろん、印刷機を持ち上げる瞬間のわが子の表情も要チェックです!!笑
失敗してもミスを生かしてどんどん刷る!気がついたら印刷名人に~!!
第1回目の刷りあがりの結果は、インクのつけ方がちょっと甘かったのか、少々文字が消えかかっていました。
娘はこの挑戦でどの部分にインクがつきにくかったかがわかったので、次はその部分に気を付けてやってみます。たっぷりめにインクをつけて、名刺作りに再度トライ!!
力を込めて、静かに印刷機を開けてみてみると…。
2回目の仕上がりは1回目よりもちゃんとついていたものの、名前の一部がちょっと欠けていました。残念!
すると、この2回目のミスのおかげで娘に「つぎこそは!!」という熱意が生まれているようでした。
納得の一枚が刷り上がった!
それから本誌にもある練習用紙や裏紙で何度も練習をし、コツをつかんだところで再度トライ! ついに納得のいく1枚を仕上げることが出来た娘!!お疲れ様でした!!
まるで社会科見学!?「印刷の歴史」から「印刷工場と技術の秘密」まで充実の内容が学べる!
インクを乾かしている間に一緒に本誌をじっくり読んで待ちます。ページをめくると活版印刷の始まりから、私も行ったことのない印刷所の様子や印刷工程について丁寧に紹介されています。
娘は本を読むことが大好きなので、今読んでる小学8年生はもちろん、持っている漫画や図鑑も全て印刷工場という場所で作られていることを知る良い機会となりました!
さらに、活版印刷の生みの親である「グーテンベルク」については、まんがで読む人物伝で彼の発想や発明の素晴らしさを感じることもできました。私も詳しくは知らない人物だったので、娘と一緒にいい勉強をさせてもらいました。
家にいる時間の多い今年の春。今から活版印刷キットを使ってオリジナル名刺を作りで、3年生になったときのお友達に配ろうかな~!?と、新しい学年に胸をときめかせながら、さらに技術に腕を磨こうとする娘なのでした。
『小学8年生』は、子どもの「未来」「学習」「どうして?」にこたえます! 楽しみながら知識を深めることのできる体験学習記事をお届けします。
今号は、チャレンジ付録の「活版印刷キット」で活字を使った印刷を体験! 印刷に関する記事やまんがのほか、恐竜、宇宙、スポーツ、料理、なぞとき……とテーマは盛りだくさんです。
イラスト・文/ふなつきまい