主菜に鶏むね肉を使ったヘルシー献立
【1】蒸し鶏のきのこ小松菜あんかけ
下ごしらえはレンジで簡単に。しょうがやごま油が食欲をそそる上、とろみのあるあんかけなので、野菜もどんどん食べられます。
◆材料
(大人2人分+子ども2人分)
鶏むね肉 1枚(300g)
【A】
しょうが(薄切り) 3~4枚
長ねぎの青い部分 適量
酒 大さじ1
塩 小さじ1/4
しめじ・しいたけ・えのきだけ 合わせて150g
小松菜 2~3株(100g)
【B】
だし汁 1カップ
しょうゆ 大さじ1
みりん 大さじ1
酒 大さじ1
塩 小さじ1/2
片栗粉 大さじ1
ごま油 小さじ1
◆作り方
【1】鶏肉は皮を除いて耐熱皿にのせ、【A】をふる。ラップをかけて電子レンジで3分加熱し、返してさらに2分加熱し、そのまま冷ます。手で食べやすく裂く。
【2】しめじとえのきは石突きを切り落としてほぐし、2cm長さに切る。しいたけも石突きを切り落とし、カサは横半分に切って薄切りにし、軸は細く裂く。
【3】小松菜は根元を切り落として2cm長さに切る。
【4】鍋に【B】を入れて煮立たせ、【2】と小松菜の軸を加えてやわらかく煮、葉も加えて煮、同量の水で溶いた片栗粉を加えてとろみをつけ、ごま油を加える。
【5】器に【1】を盛って【4】をかける。
教えてくれたのは
中村陽子さん
料理研究家のアシスタントを経て独立。新著は『とっておきの日につくっ てあげたいキャラケーキ』(成美堂出版)。二児のママ。
『ベビーブック』2015年11月号
【2】きゅうりとセロリ、鶏ささみの和えもの
片栗粉をまぶして茹でたささみはたれにしっかり絡んで、パサつかず、鶏のうま味を存分に味わえます。きゅうりとセロリの千切りもしゃきしゃきと楽しい食感です。
◆材料
(3~4人分)
鶏ささみ 4本
きゅうり 2本
セロリ 7cm
片栗粉 大さじ1/2
し ょうが汁、ごま油 各大さじ1
塩 小さじ2/3
◆作り方
【1】きゅうりとセロリは千切りにする。鶏ささみは筋を取り、塩少々(分量外)を振りかけて10分ほどおき、片栗粉をまぶす。鍋で湯(分量外)を沸かし、沸騰したら弱火にして鶏ささみをゆで、ザルにあげる。粗熱が取れたらほぐす。
【2】ボウルに【1】の野菜、鶏ささみを入れてしょうが汁、ごま油を加えてさっと混ぜ、最後に塩を加えて全体を和える。
◆ポイント
鶏ささみは、加熱前に片栗粉をまぶすことで、つるんとした食べやすい食感になります。
教えてくれたのは
瀬戸口しおりさん
料理家。学生時代、東京・吉祥寺にあった『諸国空想料理店KuuKuu』のスタッフとして働き始め、その後、料理家・高山なおみ氏のアシスタントを経て独立。昔ながらの家庭料理や人気のエスニック料理をよりおいしく、おしゃれにレベルアップさせる独自のセンスに定評がある。
『めばえ』2017年9月号
【3】かぼちゃのトマト煮
プルーンの甘みを加えて。かぼちゃ、トマト、プルーンが入っているので滋養たっぷり!
◆材料
(大人2人+子ども2人分)
かぼちゃ 1/6個
玉ねぎ 1/2個
ドライプルーン(種抜き) 12個
トマトの水煮(缶詰) 1缶
にんにく 1かけ
オリーブ油 大さじ2
塩 小さじ1/2
※かぼちゃ1/6個は皮と種を除いた状態で200gが目安です。
◆作り方
【1】かぼちゃは皮の硬い部分と種を除き、2cm角に切る。玉ねぎとプルーンは粗く刻む。
【2】鍋にオリーブ油と叩きつぶしたにんにくを入れて弱火にかけ、香りが立ったら玉ねぎを炒め、しんなりしたらかぼちゃを加えて炒める。
【3】全体に油が回ったらトマトの水煮を加えてつぶし、3分炒めて酸味をとばす。プルーンと塩を加え、弱火で15分煮る。
教えてくれたのは
藤井 恵さん
簡単に作れて、栄養バランスがよく、おいしさのセンスが光るレシピが人気。藤井家の毎日のごはんを綴ったブログも参考になります。
『ベビーブック』2012年11月号
【4】レタスとわかめの和風スープ
だしを効かせたさっぱり味!わかめのツルンとした口当たりが喉ごしよく体を温めます。
◆材料
(子ども1人分)
レタス 1/2枚
乾燥わかめ 小さじ1/2
【A】
だし 3/4カップ
しょうゆ 小さじ1/4
◆作り方
【1】レタスを細切りにする(または手で小さくちぎる)。
【2】大きめの耐熱ボウルに【1】、わかめ、【A】を入れ、混ぜる。
【3】【2】にラップをかけ、電子レンジ(600Wの場合)で2分~2分30秒加熱する。
教えてくれたのは
松尾みゆきさん
管理栄養士・料理研究家・フードコーディネーターとして、テレビや雑誌、書籍等、幅広く活躍。自身も母として「食育」を実践している。
『めばえ』2016年5月号
野菜たっぷり!健康的な煮物の献立
【1】いか団子とキャベツのやわらか煮
万能めんつゆだれを使用。薄味なのにしっかり味がついている。子供が食べにくいいかも、細かく刻んでいるのでおいしく食べられます!
◆材料
(大人2人分+子ども2人分)
するめいか 1ぱい
めんつゆだれ 1/4量
【A】
長ねぎのみじん切り 1/4本分
しょうがのすりおろし 大さじ1/2
小麦粉 大さじ1
キャベツ 5~6枚(400g)
だし汁 1と1/2カップ
【B】
片栗粉 大さじ1
水 大さじ1
◆作り方
【1】いかはワタ、軟骨、目、口、吸盤を除き、たれに1時間以上漬ける。いかを取り出して輪切りから細かく叩き(またはフードプロセッサーにかけ)、【A】を加えて混ぜる(漬けだれは取っておく)。
【2】キャベツは芯を除いて4cm角に切る。
【3】鍋にだし汁、漬けだれ、【2】を入れて火にかけ、煮立ったら火を弱め、ふたをして5分煮る。【1】を一口大に丸めながら加えてふたをし、3~4分煮る。混ぜ合わせた【B】を加えてとろみをつける。
*いかは冷凍のロールいかを解凍して使っても。
◆ポイント
めんつゆだれは、トマト、はちみつ、ごま油で甘酸っぱさと風味をプラス。
(作りやすい分量)
めんつゆ(3倍希釈) 1/2カップ
トマト 1個
はちみつ 大さじ1
ごま油 大さじ1
【1】トマトはヘタを除いて粗みじん切りにする。
【2】すべての材料を混ぜる。
*冷蔵庫で10日ほど保存可能。
教えてくれたのは
夏梅美智子さん
身近な食材を使った、作りやすくておいしい家庭料理が人気。基本の料理からエスニックまで幅広いレパートリーがある。男の子のママでもある。
『めばえ』2015年2月号
【2】小松菜の納豆和え
納豆が好きな子なら、小松菜なんて気にせずに、パクパク食べちゃう!
◆材料
(大人2人+子ども1人分)
小松菜 1/5束
納豆 2パック
しょう油 小さじ1
かつお節 少々
◆作り方
【1】小松菜は塩少々(分量外)を入れた熱湯でゆでる。冷水にさらして水気をしっかりと絞り、1cm長さに切る。
【2】ボウルに【1】、納豆、しょう油を入れ、和える。器に盛り、かつお節をふる。
教えてくれたのは
松尾みゆきさん
管理栄養士・料理研究家・フードコーディネーターとして、テレビや雑誌、書籍等、幅広く活躍の傍ら、幼児がすすんで食べるおいしさと栄養にこだわったメニューを日々考案している。二児の母。
『めばえ』2018年7月号
【3】切り干し大根ときくらげのサラダ
コリコリ、モグモグ、かめる素材がてんこ盛り!子どものあごの発達にも貢献してくれるレシピです。
◆材料
(3~4人分)
切り干し大根 20g
きくらげ 5個
にんじん 40g
きゅうり 1/2本
ツナ缶(ノンオイル) 1缶(70g前後)
【A】
しょうゆ 大さじ1/2
酢 大さじ1
ごま油 大さじ2
塩 ひとつまみ
◆作り方
【1】切り干し大根は水で戻してざく切りにし、水気を絞る。きくらげは硬い部分を取り除き、熱湯でサッとゆでて、食べやすい大きさにちぎる。にんじん、きゅうりはせん切りにする。
【2】ボウルに【A】を入れて混ぜ、ツナ、【1】を加えてあえる。
◆ポイント
歯応えのある切り干し大根が、咀しゃくを促す。
教えてくれたのは
渥美まゆ美さん
あつみまゆみ/管理栄養士。フードコーディネーター。健康運動指導士。保育園勤務で子どもの料理提供に関わる。料理講師やセミナー講師などフリーランスで活動後、「株式会社Smile meal」を設立。食育など食と健康に関わる活動を行う。2児の母。
『めばえ』2018年1月号
【4】豆腐と豆乳のスープ
豆腐+豆乳でトロトロの食感!胃にもやさしく朝食にもぴったりです。大人には黒こしょうを多めにして少しピリリと辛みをきかせても。
◆材料
(大人2人+子ども1人分)
絹ごし豆腐 1丁(300g)
豆乳 500ml
粗塩 小さじ1/4
粗びきこしょう 少々
◆作り方
【1】鍋に豆腐を入れて軽くつぶし、豆乳を注ぐ。中火で煮立たせたあと、さらに弱火で10分煮る。粗塩とこしょうで味を調える。
教えてくれたのは
ウー・ウェンさん
北京生まれ。1990年に来日。北京家庭料理が評判となり、料理家に。東京と北京でクッキングサロンを主宰。
『めばえ』2017年6月号