【ドラマ「共演NG」】秋元康による業界の裏話ネタがリアルすぎると早くも話題沸騰!

©「共演NG」製作委員会

先週からスタートした、秋元康企画・原作の『共演NG』(テレビ東京系列で毎週月曜夜10時より放送)は、ご覧になりましたか? 常に“攻め”の姿勢で、見応えのある個性派ドラマを放ってきたテレ東ですが、今回もお見事! 常に芸能界の第一線をひた走ってきたトップランナー、秋元康による業界の裏話が痛烈で、なおかつ主演の中井貴一とヒロインの鈴木京香の最強タッグが最高すぎました。

言うまでもなく今はネット社会だから、もともと“共演NG”というキーワードを目にしたことがある人の多いのでは。それは、絶対に同じ番組でキャスティングしてはいけないという危険な組み合わせのことを差します。一見、都市伝説に思われる内容ですが、実際のところはどうなんだろう?と、好奇心をくすぐられて同ドラマを観たところ、あまりにもリアルな内容におののきつつも、大爆笑してしまいました。

映画『モテキ』や『バクマン。』のヒットメーカー、大根仁監督の演出のテンポ感もすばらしく、ジェットコースター的な展開で第1話のツカミは完璧。その内容を振り返りつつ、今夜放送される第2話をスタンバイしましょう。

“共演NG”の内容で多いのは恋愛がらみ!?

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“共演NG”は、業界中のスタッフ陣を悩ませる大きな問題だそうです。それは「一度仕事をしたが二度とやりたくない」「キャラが被る」「事務所同士のトラブル」「過去にイジメられた」など、理由はさまざまですが、中でも最も多いのは「恋愛がらみ」だと言われているとか。

中井貴一演じる大物俳優の遠山英二と、鈴木京香演じる大物女優・大園瞳も、元恋人という“共演NG”な間柄でした。かつて2人は深く愛し合っていましたが、遠山が若い恋人と二股をかけたことで破局。そんな2人が、テレビ東洋の社運を懸けた大型連続ドラマ「殺したいほど愛してる」の主演として、25年ぶりに共演することになりました。

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第1話では、ドラマの制作発表会見へと各自の車で向かった遠山と大園の車が、会場に着いた途端、衝突するというハプニングが勃発。しかも、その模様をすべて生配信されてしまうという、令和ならではのストーリー展開が秀逸です。

ただ、2人とも百戦錬磨のビッグスターということで、颯爽と車を降りて笑顔で再会の抱擁をするという“寸劇”を披露。転んでもただでは起きない遠山と大園です。ところが、会見がスタートすると、記者からは意地悪な質問攻撃を浴び、さらには25年前に大園が行った「破局会見」の模様が会場のスクリーンに流され、さすがの大園もワナワナと取り乱すことに。ちなみに「破局会見」自体に、笑いのトラップが仕込まれていて、思わず吹き出してしまいました。

©「共演NG」製作委員会
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とにかく中井さん、鈴木さん共に、オーラ全開の振り切った熱演と掛け合いが秀逸。そして、また、大根監督と樋口卓治(ドラマ「離婚なふたり」小説「ボクの妻と結婚してください。」ほか)による脚本は小ネタ満載で、観る者に笑いのジャブを次から次へと入れてきます。

第2話では、共演NGのキャスト陣による仁義なき戦いが勃発!

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第1話で、共演NGだったのは、遠山と大園の2人だけではなかったことが発覚しました。つまり本作は、すべて“共演NG”の役者たちによる、仁義なき戦いのドラマだったのです。

スタッフが不安を抱えるなか、撮影前の本読みで、メインキャストたちが顔を合わせることになりましたが、こりゃ大変。そのバトルの構図は下記のとおり。

©「共演NG」製作委員会
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時代劇の大御所・出島徹太郎(里見浩太朗)と、ニューヨーク帰りの小松慎吾(堀部圭亮)による元師弟対決、売れっ子アイドル・内田梢(小野花梨)と、元アイドル女優・篠塚美里(若月佑美)による元同グループアイドル対決、戦隊モノでブレイクした佐久間純(細田善彦)と2.5次元で人気の加地佑介(小澤廉)によるイケメンキャラ対決と、一筋縄ではいかない相関図となりました。

戦々恐々となっていく現場ですが、そこにショーランナー・市原龍(斎藤工)が遠山と大園に、とんでもない提案をすることに。果たして無事に、撮影は敢行されるのでしょうか? 第2話も、とんでもないバトルが展開されそうなので、乞うご期待!

共演NG』テレビ東京系列 毎週月曜夜10時放送

文/山崎伸子

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