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ドラ泣き必須『STAND BY ME ドラえもん2』が今日から公開!
国内興収83.8億円、全世界興収100億円超えという大ヒットを記録した「ドラえもん」の3DCGアニメーション映画の続編『STAND BY ME ドラえもん2』がいよいよ本日11月20日より公開となりました。
水田わさびらアニメ版「ドラえもん」の声優陣や「大人のび太」役の声を務めた妻夫木聡、八木竜一監督と山崎貴共同監督の名コンビが続投した本作。今回は「ドラえもん」の名エピソードとされる「おばあちゃんのおもいで」をモチーフにしているので、またもや“ドラ泣き”させられそう。
本作では、前作で描かれた「のび太の結婚前夜」に続く結婚式当日の物語が展開されます。のび太とドラえもんがタイムマシンで過去へ行き、亡くなったおばあちゃん(声:宮本信子)と再会。その時、おばあちゃんから「あんたのお嫁さんをひと目見たくなっちゃった」と言われたのび太たちは、おばあちゃんの願いを叶えようと、再びタイムマシンに乗ります。
ところが、のび太の結婚式の会場へ行くと、なんとのび太が逃げ出していました!これはかなりの一大事です。
ママやパパたちの涙腺を刺激する「ぼくの生まれた日」
まずは、宮本信子が声を当てた懐の深いおばあちゃんの存在自体に泣けます。八木監督によると、苦労したのは和服の表現と顔のしわで、リアルにしすぎると作品の世界から浮いてしまうので、どこまでデフォルメするのかと、かなりバランス感に気をつけたとか。
また、鉄板の感涙エピソード「おばあちゃんのおもいで」に加え、もう1つ、パパやママたちの琴線に触れるエピソードが「ぼくの生まれた日」です。
のび太がタイムマシンで自分の生まれた日を訪れ、名前の由来や両親の想いを知るという内容で、きっとママやパパたちは、自分の子どもが生まれた日と重ね合わせてしまうこと、間違いなし。親なら誰しもが、子どもにいろいろな期待をかけますが、もちろん思い通りにいかないことも多いはず。
いずれにしても、子どもは溢れんばかりの親の愛情を受けて、この世に生まれてくるのだといまさらながらに納得。そのシーンでは、自分自身の親である祖母や祖父への感謝の気持ちもかみしめることに。また、このくだりがクライマックスの名シーンにつながっていきます。
のび太が両親への想いを吐露するシーンに感動
前回より登場シーンが多いタイムマシンですが、実は未来と過去へ行くシーンが、描き分けられていることってご存知でしたか?
のび太とドラえもんが未来に向かう時はトンネルがクネクネしていますが、過去に戻る時は真っ直ぐなんです。これは、未来はどうなっているのかわからないので先が見えないけど、過去は確定しているから、比較的簡単に行ける、ということを表現しているそうです。
実際に、想像する未来とはかけ離れたことも起こるのが人生です。ダメダメなのび太が、まさかマドンナ的な存在のしずかちゃんと結ばれること自体、奇跡のようなことに思えますが、ずっと「ドラえもん」を観てきたファンにとっては、非常に納得する着地点だったかと。
前作のエピソード「のび太の結婚前夜」で観客を泣かせたのは、しずかちゃんのパパの名言でした。のび太について「あの青年は人の幸せを願い、人の不幸を悲しむことができる人だ。それが一番人間にとって大事なことなんだからね」と賞賛。折しも、心が荒みがちなコロナ禍においては、非常に痛み入る言葉ですね。
そして今回、そこを受けて、のび太が両親への想いを吐露するシーンが、本作のハイライトとなります。思えば「ドラえもん」はいろんな人の人生を肯定し、希望を与えてきたのだと改めて実感させられそう。まだまだ続くコロナ禍ですが、本作はぜひ、家族揃ってご覧いただきたい非常に深みのある感動作です。また、観終わったあと、菅田将暉「虹」の余韻も心にくいです。
「ちょっとしたシールつきなんてことないティッシュ くじびき」キャンペーン実施中!
11月20日より全国の書店約1500店で、映画の公開を記念して「ドラえもん ちょっとしたシールつき なんてことないティッシュくじびき」が引ける書店フェアがスタートします!
プレゼントの内容は、「ちょっとしたシール」が入った、「なんてことないティッシュ」です。フェア参加書店で、対象のシールが貼られた『ドラえもん』のコミックス・関連書籍を購入した方は、レジでポケットティッシュを引き抜くことができます。
「なんてことないティッシュ」は全部で4種類、そして、このポケットティッシュの裏側の袋部分には、『ドラえもん』の原作まんがの絵柄を使用した「ちょっとしたシール」がランダムに挿入されています。
さらに、「あたり!」シールには、通常のシールに加えて超特殊な加工を施した「ドラえもん スペシャルかがやきシール」と題した、いまだかつてない豪華なシールが1枚付いてきます。
フェア参加書店や大将書籍などの詳細はこちら↓↓
●公式サイト「ドラえもんチャンネル」フェア特集ページ
映画を観る前、または観た後には、ぜひ書店に足を運んでくださいね!
原作:藤子・F・不二雄 監督:八木竜一 脚本・共同監督:山崎貴
声の出演:声の出演:水田わさび、大原めぐみ、かかずゆみ、木村昴、関智一、宮本信子、妻夫木聡…ほか
公式HP:https://doraemon-3d.com/press/
文/山崎伸子
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