11月20日(金)より公開となる「ドラえもん」の漫画連載開始50周年記念作である3DCGアニメーション映画『STAND BY ME ドラえもん2』の完成報告会が、10月29日にグランドハイアット東京で開催されました。
10月29日開催『STAND BY ME ドラえもん2』の完成報告会
登壇したのは、ゲスト声優を務めた妻夫木聡、宮本信子、監督の八木竜一、共同監督の山崎貴の4名で、MCは、自身もひみつ道具の声を演じた羽鳥慎一が務めました。
本作は、2014年、日本中に感動の渦を巻き起こした『STAND BY ME ドラえもん』の続編で、原作漫画でも名エピソードとされる「おばあちゃんのおもいで」をベースに、のび太としずかちゃんの結婚式当日が描かれます。大人になったのび太の声を妻夫木さんが前作から続投し、のび太のおばあちゃん役を宮本さんが担当しました。
前作『STAND BY ME ドラえもん』では、のび太の結婚式前夜が描かれました。妻夫木さんは「前回で、いろいろなことが解決したと思っていたんですが、当日になっても解決してなかった。どこか頼りないのび太くんですが、ほっとけない愛くるしさを持っている。そういうものが出せるように心掛けて演じさせてもらいました」とのび太役への思い入れを口にしました。
「台本を読んでいたら、意外と出番があるなと。正直ビビリました」(妻夫木聡)
八木監督は、大人のび太について「前回は、ピンポイントで出てくる大人でしたが、今回はほぼ準主役です。子どものび太と大人のび太の話なので、すごい台詞量だったかと」と、妻夫木さんをねぎらいました。妻夫木さんも「台本を読んでいたら、意外と出番があるなと。正直ビビリました」と苦笑い。
八木監督は「妻夫木さんは、すごくのび太になりきっていただきました。たくさん熱意を持ってやっていただいて、ありがたかったです」と称えました。
山崎監督は「のび太って、一見ダメダメなようで、芯のところでは強いものがある。ふにゃっとしてても、いいものある。それを妻夫木さんがいい感じに表現してくれた。しずかちゃんが選ぶに足る人物ってことを声でちゃんと表現してくれた」と、同じく妻夫木さんを賞賛しました。
妻夫木さんは、宮本さんのアフレコについて「試写会で観た時、僕は自分で出演してる作品は、自分の反省点ばかり探すんですが、おあばちゃんが出てきただけで泣くというスイッチが入ってしまって。それくらい良すぎて」と絶賛しました。
宮本さんも妻夫木さんについて「本当に純粋な人。のび太くんも実はそうで。涙を見てると抱きしめたくなってしまう。それを妻夫木さんにも感じました。本当に良かったわ。いつも完成した映画を試写で観るんですが、この映画だけは、子どもたちと一緒に劇場で観たいと思っています」と言うと、妻夫木さんも「家族で観たい作品ですね」と大いにうなずきました。
『STAND BY MEドラえもん 2 』作品概要
■原作:藤子・F ・不二雄
■監督:八木竜一(『friends もののけ島のナキ』・『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』)
■脚本・共同監督:山崎貴(『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズ・『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』・『ル パン三世 THE FIRST 』)
■キャスト
ドラえもん:水田わさび
のび太:大原めぐみ
しずか:かかずゆみ
ジャイアン:木村昴
スネ夫:関智一
のび太のおばあちゃん:宮本信子
大人のび太:妻夫木聡
■主題歌:菅田将暉「虹」(Sony Music Labels Inc.)
■制作:シンエイ動画、白組、ROBOT
■制作協力:藤子プロ・阿部秀司事務所
■配給:東宝
■公開:11月20日(金)
■製作:シンエイ動画、藤子プロ、小学館、テレビ朝日、ADK エモーションズ、小学館集英社プロダクション、東宝、電通、阿部秀司事務所、白組、ROBOT 、朝日放送テレビ、名古屋テレビ、北海道テレビ九州朝日放送、広島ホームテレビ、静岡朝日テレビ、東日本放送、新潟テレビ21
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取材・文/山崎伸子