肉食恐竜の立体お面「かぶ~るくん」がスゴい! 恐竜王国・福井の段ボールメーカー発、驚きのクオリティ

 

子どもが大好きな恐竜。ぬいぐるみやフィギュア、キーホルダー、ポスターなどさまざまなグッズが販売されていますが、「恐竜王国」といわれる福井県の段ボールメーカーが、新しい恐竜グッズを販売しました。

その名もずばり『かぶ~るくん』。恐竜の立体お面ですね。そこで今回は福井県坂井市にある川端段ボール株式会社の社長・川端民雄さんに、同社が販売した『かぶ~るくん』について聞きました。

子どもも(パパとママも)頭からすっぽりかぶって遊べる恐竜グッズ

そもそも福井県は、日本の中で「恐竜王国」と言われています。HugKumの過去記事でも紹介したように、例えば福井県立恐竜博物館が、そのシンボルとして全国区の知名度を誇ります。

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もちろん、福井が恐竜王国と呼ばれる理由は、単に恐竜博物館があるからだけではありません。県を挙げて恐竜の発掘に力を入れており、日本で見つかった新種の恐竜8種のうち、5種類は福井県で見付かっています。その実績は、他の自治体の追随を許さず、まさに「恐竜王国」と呼ぶにふさわしい活動をしているのですね。

「恐竜王国」福井から生まれたリアルなかぶりもの

その「恐竜王国」福井県の坂井市にある段ボールメーカー、川端段ボールが2020年(令和2年)の、秋にリリースしたばかりの商品が『かぶ~るくん』です。肉食恐竜をかなりリアルにプリントした段ボール製の立体お面で、子どもが(パパとママも)頭からすっぽりかぶって遊べる恐竜グッズになっています。

これまで同社は梱包(こんぽう)用の段ボールを中心に製造をしてきましたが、川端社長によれば「2019年の夏ごろから、今までとは異なる売り上げを狙って、新しい商品開発に動き出しました」との話。

上述したように、同社のある福井県では、恐竜が大盛り上がりです。そのブームに乗って、恐竜に関するグッズをダンボールでつくろうと思ったのだとか。

「すでに出ているお土産をつくっても面白くありません。既存のお土産を調べると、立体のお面がないと気付きました。かぶり物はあるのですが、かぶり物では記念写真を撮る時、顔が隠れてしまいます。それならば、かぶっても顔が出るタイプの立体お面をつくろうと思いました。幸い弊社は福井で唯一、薄い段ボールづくりを得意としています。その技術を使って、立体のお面を実現しました」

完成までには、どのようなプロセスがあったのでしょうか。

「試作品は、現在の『かぶ~るくん』とは異なり、肉食恐竜のあごが動かないタイプでした。ですが、あごが固定されていると面白くありません。コストはかかるのですが、今の形になりました」

思った以上にリアルな立体お面で遊んでみた!

輪ゴムを装着する凸の部分

 

早速、立体お面の現物で、3歳と6歳のわが子(どちらも女の子)と一緒に遊んでみました。最初にお面と対面した時の印象は、「え! 思った以上にリアル」という感じ。福井県で見つかった肉食恐竜、フクイラプトルがモデルでしょうか。恐竜ムードはたっぷりです。

ビジュアルのインパクトは絶大で、子どもに見せると、姉妹でどちらがかぶるか取り合いが始まりました。しかし、事前に姉が被り、妹が草食恐竜になって逃げるという設定を決めていたので、話し合いの末、打ち合わせ通りの配役になります。

組み立て方は、お面の後ろに出っ張った段ボールの凸を折り曲げ、同封の輪ゴムを凸部分のフックに掛けるだけの簡単設計です。下から頭を入れて、開閉式の下あごを下げれば、口の中から人の顔がのぞくようになっていました。

サイズはワンサイズです。大人の頭でも少し圧迫感がありますが十分に入りますので、親が肉食恐竜役を演じて、親子で恐竜ごっこを楽しんでみてもいいかもしれません。

むしろわが家の3歳の妹がかぶると、一応対象年齢の範囲内ですが、頭が小さすぎるためお面がずり下がってきて、前が見えない状態になっていました。

それでも下の子は興奮して走り回ります。最後はドアに正面衝突して、笑っていました。遊ぶ場所によっては目が離せないですが、リアルな恐竜の立体お面は、子どもの気持ちを無条件で高ぶらせるようです。

商品のバリエーションは、肉食恐竜をモチーフにしたリアルバージョンと、形状が一緒でビジュアルの異なるカラーシリーズ(ブラック、ホワイト、ピンク、ブルーの4色)があります。リアルバージョンは600円(税抜)、カラーシリーズは500円(税抜)です。

手に入れられる場所について聞いてみると、

「まだ10個、20個を売り先に持っていって、置いてもらうといった規模ですので、残念ながらインターネット販売の体制も整っていません。現状では福井市観光物産館『福福館』や、坂井市丸岡総合福祉保健センター『いきいきプラザ霞の郷』、勝山市にある道の駅『恐竜渓谷かつやま』に置いてもらっています」

 

との話。現在はまた新型コロナウイルス感染症の影響が心配になってきましたが、何かの機会で福井に訪れるチャンスがあったら、『かぶ~るくん』を探してみてください。子どもにとっては、最高の旅のお土産になってくれるはずですよ。

取材・文/坂本正敬

【商品情報】

品名:かぶ~るくん
対象年齢:3歳~大人
サイズ:415mm×230mm×15mm(パッケージサイズ)
価格:600円(カラータイプは500円)※どちらも税別
販売場所:福福館、いきいきプラザ霞の郷、恐竜渓谷かつやま(執筆時点)

※商品の使用中に商品が原因でけがや事故が発生した際の幅広い保障に対応できるように賠償責任保険に加入済み(詳細は川端段ボールまで)

【問い合わせ先】

川端段ボール株式会社
住所:福井県坂井市春江町金剛寺1-5
電話:0776-51-1500
ホームページ:https://kcp-kawabata.jp/

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