うがいは効果なし!?家族を守るインフルエンザ予防・新5大習慣!

予防接種以外に、家庭でできるインフルエンザ予防というと“手洗い、うがい”を思い浮かべるママ、パパは多いと思います。しかし近年、インフルエンザ予防にうがいが推奨されなくなったのをご存じですか。“正しい!”と思って、家族でしていた予防法が実は効果がないことも!

“イータックプレスサロン2018年 冬のウイルス・菌対策 ―大切な人を守るために”(主催・エーザイ株式会社)で特別講演された、池袋大谷クリニック院長 大谷義夫先生に最新のインフルエンザ予防について教えていただきました。

ドクターも実践! インフルエンザ予防5つの新習慣

 1手洗いは30秒以上、しっかりと! 拭くときはペーパータオルで

インフルエンザ予防の基本は、手洗いです。手を洗うときは、腕時計などははずして、手のひら、手の甲、指の間、爪の先、手首までしっかり洗いましょう。手を洗う時間は、30秒以上が目安です。

家族で手拭きタオルを共有しない!

またインフルエンザは接触感染するので、インフルエンザの流行期は、家族で手拭タオルなどを共有するのはNG。手を拭くときは、使い捨てのペーパータオルが安心です。

 2うがいは効果なし! 

インフルエンザ予防のために帰宅後、うがいをする方は少なくありませんが、うがいはインフルエンザにはあまり効果がないことがわかっています。理由は、帰宅してうがいをしても、喉の粘膜についたインフルエンザウイルスは、わずか数分で体内に侵入するからです。

こまめに緑茶でのどを潤す

うがいよりも効果的なのは、こまめに緑茶を飲むこと。緑茶に含まれるカテキンには、抗ウイルス作用があるので、10分おきを目安に1口、2口でよいので緑茶を飲んで喉を潤す習慣をつけましょう。

 3使い捨てマスクは、はずすたびに捨てる

マスクは、使い捨てマスクにしてください。インフルエンザウイルスは、接触感染するのでマスクは、一度、はずしたら捨てるのがキホンです。マスクの表面には、ウイルスが付着しているので、はずしたり、捨てたりする際は、マスクの表面には触れずに、ゴムの部分を持ちましょう。その後は、手洗いを忘れずに。

またマスクは、鼻までしっかり覆うようにつけます。


つけたときに隙間ができるのは、サイズが合っていない証拠。インフルエンザの感染経路は接触感染と飛沫感染が重要ですが、最近では空気感染を示唆する報告もあります。マスクに隙間があるとウイルスが入り込み、感染することもあります。

マスクのサイズ選びはこちらの画像を参考に

 

 4インフルエンザ流行期の歯磨きは、1日4回が目安

インフルエンザ予防には、デンタルケアも効果的です。理由は、口腔内の細菌が出す酵素(ノイラミニダーゼ、プロテアーゼ)が多いと、細胞内に侵入したインフルエンザウイルスが増殖しやすくなるからです。そのためインフルエンザ流行期は、1日4回の歯磨きとデンタルフロスをするのがベター。

ある介護福祉施設で行われた研究では、こまめに口腔ケアをすると、インフルエンザの発症率は1/10に低減する報告もあります。

5手を触れる場所は、こまめに消毒する

インフルエンザは、ものに触れる接触感染でうつりますが、とくに注意が必要なのが表面に凹凸が少ない金属類やプラスチック製のものです。

インフルエンザウィルスの生存時間は最大48時間!

ドアノブや小銭、電車の手すりなどにインフルエンザウイルスが付着すると、24~48時間生存します。そのため家庭の中でも流行期はこまめに、ドアノブやテーブル、階段の手すり、キッチン、トイレの水栓など手が触れる場所を中心に消毒したほうがいいでしょう。専用の抗菌スプレーを使うと、手軽に消毒できます。

 

監修/池袋大谷クリニック院長 大谷義夫先生

医学博士。群馬大学医学部卒業。九段坂病院内科医長、東京医科歯科大学呼吸器内科医局長などを経て、2009年11月に池袋大谷クリニック開院。 日本呼吸器学会専門医・指導医。日本アレルギー学会専門医・指導医。日本内科学会総合内科専門医。呼吸器内科のスペシャリストとしてメディアでも活躍。

構成/麻生珠恵

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