アルミ鍋のメリット
アルミ鍋を使うメリットにはどんなものがあるでしょうか。
熱伝導率が高い
アルミ鍋の最大の特徴は熱伝導率の高さです。熱が伝わりやすいので調理が簡単にしやすくなり、時短にもつながります。みそ汁や麺類の調理、野菜の下茹でなどに最適です。
軽い
アルミ鍋はほかの材質の鍋に比べると非常に軽いのが特徴。女性の方でも簡単に持ち上げることができるので、扱いやすいアイテムです。調理中だけではなく後片付けの際も便利ですよ。
アルミ鍋を使う際の注意点
アルミ鍋は非常に便利ですが、注意点もあります。
酸性やアルカリ性に弱い
アルミ鍋は酸性やアルカリ性に弱いという性質があります。長時間食材に触れていると、食材に含まれる酸やアルカリと反応して腐食したり穴が空いたりする恐れがあります。できるだけ長時間の調理は避け、調理後はすぐに食器などに移して鍋は水で洗い流すようにしましょう。食洗器の洗剤など弱酸性のものにも注意が必要です。
黒ずみやすい
アルミ鍋は空気に触れると酸化しやすいため、アルマイトでコーティングされているものが多いです。しかし鍋を使い続けていくうちにコーティングが剥がれてしまい、黒ずみやすくなるのです。正しい使い方を守り、たわしなどでゴシゴシ洗うのも避けましょう。
使い初めに米のとぎ汁を入れて10分位煮ると、アルミ寸胴鍋の表面に被膜ができて黒く変色しにくくなります。黒変色はアルミの自然皮膜による性質によって起こるもの。もし黒ずんでしまった場合は、まずアルミ鍋にレモンやりんごの皮・芯を入れ、ひたひたくらいの水を加えて15分くらい沸騰させます。それらを捨てたあとスポンジでこすって落とすときれいになりますよ。
変形しやすい
アルミ鍋は軽さが魅力ですが、その軽さゆえに大きな衝撃を加えると変形する恐れがあります。取り扱いには注意しましょう。
おすすめのアルミ鍋8選
IH対応業務用アルミ寸胴鍋 24cm – KIPROSTAR(キプロスター)
主にスープや、カレーの煮込み料理に大変便利なキプロスターのアルミ鍋です。寸胴鍋の上部を外側へ曲げることにより強度が増し、変形しにくく設計されています。アルミ寸胴鍋は熱伝導率が良いので効率がよく、時間やエネルギーの節約になるのが魅力。一方、酢などの酸性の物を使用した料理や、コンニャクなどアルカリ性の強い食材を使用した料理や塩分の多い調理には不向きなので注意しましょう。
IH対応。蓋が平面になっているので積み置き可能です。
業務用アルミ片手鍋 深型15cm – KIPROSTAR(キプロスター)
アルミ片手鍋も熱効率の良い厚板構造で熱伝導率が非常に良く、料理時間の短縮かつ省エネです。耐久性・摩耗性にも優れた強い構造なので、長い期間安心して使用することができます。鍋の端にはアール加工が施されており、食材を混ぜる際に木べらなどの調理器具を傷つけずに調理できます。鍋底内側は緩やかな丸みを帯びており、洗いやすく衛生的です。オーブン対応なので調理の幅が広がりそうですね。
小伝具 アルミ雪平なべ – 北陸アルミニウム
やさしい金色の見た目が可愛らしい小伝具シリーズのアルミ雪平なべです。このレトロな雰囲気を感じさせる色合いは、着色ではなくアルミを錆びや腐食から守るアルマイト加工によるもの。正しい使い方を守れば、長く使用することができます。
アルミ雪平なべの良さはなんと言っても軽さです。16cmは約260g、18cmは約330gと非常に軽いので片手で簡単に扱えますよ。さらに表面をつち目加工にすることで強度が増し、丈夫で長持ちします。内側には目盛りが付いているので分量が分かりやすく、両側の注ぎ口は利き手に関係なく使えるので便利です。
ガス火 秀華ゆきひら鍋 18cm – 谷口金属
谷口金属の秀華ゆきひら鍋は変形に強い厚板仕様です。伝統の本格槌目加工技術により強度に優れています。表面はアルマイト皮膜加工を施しているので腐食しにくく耐食性は抜群。持ち手ハンドルは手になじむ流線形デザインの天然木材を使用しています。柄にフック付きなのでつり下げ収納も可能。ハンドル金具も本体と一体化させた構造で安全性に優れています。ガス火対応でIHや電子レンジには非対応です。
クックオール アルミ大型鍋24cm H-1784 – パール金属
さまざまなキッチン・リビング用品を手掛けるパール金属のアルミ鍋です。サイズのバリエーションが豊富なので、ひとり暮らしの方から大家族の方までぴったりのものが見つかりますよ。作る料理に合わせて浅型か深型を選んでください。非常に軽いので大きいサイズでも持ち運びしやすいのが嬉しいポイント。蓋と取っ手も付いています。表面はアルマイト加工を施されているので光沢も長持ちしますよ。
アルミ 打出 ヤットコ鍋(目盛り付) – EBM
業務用調理器具のガスバーナーを使用する際、火力が強いため木製の取っ手が燃えてしまうことがあります。EBMのヤットコ鍋は取っ手がないのでこれを防ぐことができるので安心です。同時進行で複数の鍋を並べて調理する際に取っ手が邪魔にならず、違うサイズのものを重ねてコンパクトに保管することも可能。取っ手がないので洗浄しやすいのも便利なポイントですね。
打出うどんすき鍋24cm – 中尾アルミ製作所
中尾アルミ製作所のうどんすき鍋もアルミ製なので、熱伝導率が抜群。軽いので持ち運びしやすいのもメリットです。スタンダードなうどんすき鍋は、家にひとつあると重宝しますよ。1人用には24cm、2人用なら27cm、3人以上で使う場合は30cm以上がおすすめです。
fanライスクッカーDX – ユニフレーム
フッ素加工が施されており、焦げ付きにくいライスクッカー。アルミニウムに2㎜の厚みを持たせ、熱を均等に伝えます。鍋の底部と上部の温度差が小さいのがポイント。アウトドア用品メーカーのユニフレームが手掛ける商品です。たっぷり5合までの炊飯ができるので、4～6人程度のグループキャンプに最適なサイズです。みんなで食べるカレーライスなど、ご飯をたくさん食べるメニューでも十分に使えます。
アウトドアだけではなく普段使いとしてももちろん使用可。炊飯器ではなく本格的なご飯を楽しみたい方にいかがでしょうか。ひとり暮らしや少人数の場合はミニサイズがおすすめです。軽く圧力をかけるために蓋に重量を持たせており、このフタの動きで難しい火加減のタイミングを知ることができますよ。
アルミ鍋を使ってみよう！
アルミ鍋にはさまざまな商品があります。自分にとって使いやすいアルミ鍋を見つけて、毎日の料理作りを効率よく楽しんでくださいね。アルミ鍋の魅力を上手に利用すれば、今よりもっと料理の幅が広がるかもしれませんよ。
文・構成／HugKum編集部
