夫婦そろって美術館やギャラリーめぐりが趣味という島村さん。出会いやプロポーズも美術館というおふたりの愛息子・太凰(たお)くんは、赤ちゃんのころからアートに触れていることもあってか、美術館が大好きなんだそう。
家族のおでかけはアート観賞のみ!プレイスポットはママ友と楽しむのがたどり着いたマイルール
島村梨沙さん(主婦)・太凰(たお)くん(3歳)
「結婚する前から夫も私もアート観賞が趣味。特に現代アートが好きで、子どもが産まれる前からよく2人であちこちの美術館やギャラリーに足を運んでいました。よくも悪くも、いまだスタイルが変わらない夫は、息子が生まれてからももっぱらアート観賞が楽しみ。休日は美術館とギャラリーにしか連れて行ってくれないんです…(笑)
正直、家族でピクニックなども楽しみたいですが、これがわが家のスタイル! と、今は割り切っています。子どもが好きなプレイスポットや公園には、平日に私の友だちと一緒に行っています。そこでバランスをとっているので、意外とストレスはありません。
0歳のころから美術館に通っている息子は、最近、一緒に行くと『びっ!(美術館のこと)』と言って喜ぶように。息子自身が楽しんでくれるようになったので、結果よかったのかな〜と思っています」
21_21 DESIGN SIGHTは太凰くんが好きな美術館のひとつ。「写真は昨年夏に行ったときのもの。音と映像のシンプルな展示がわかりやすく、息子も楽しそうでした」
子連れ美術館で気をつけたいポイントは? おすすめスポットが知りたい!
都内や地方まで、様々な美術館をまわりつくした島村さん。
「子連れにはハードルが高いイメージの美術館ですが、場所を選べば小さい子ども連れでも楽しめるスポットはたくさんあります。開催している企画展は、『TOKYO ART BEAT 』というアプリで常に情報をチェック。気になる展示を見つけては、ウェブサイトで詳しい情報を確認しています」
ということで、前もって確認すべきポイントや、おすすめのスポットについて聞いてみました!
事前にチェックすべきポイントはココ!
- エレベーター
- オムツ替えスペース
- 授乳室
- ベビーカーの貸し出し
- 託児サービス
- 展示スペースの広さ
- 休憩スペースやカフェ
- 駅からのアクセス
「エレベーターやオムツ替えスペースの有無など、子連れにマストな情報は行く前にウェブサイトで必ず確認しています。あまり狭いギャラリーだと子連れでは難しい場合もあるので、初めて行くところは、展示スペースの広さや、駅からのアクセスなども事前にチェック。美術館によってはベビーカーの貸し出しがあったり、託児サービスを行っているところもあるので、前もってリサーチしておくことで当日スムーズに観賞できます」
親子で楽しい♪おすすめ美術館はココ!
- 東京おもちゃ美術館(東京都・新宿区)
- 21_21 DESIGN SIGHT(東京都・港区)
- 日本未来科学館(東京都・江東区)
- 東京都現代美術館(東京都・江東区)※現在大規模改修工事のため休館。3月下旬リニューアルオープン予定
- 箱根 彫刻の森美術館(神奈川県)
- 金沢21世紀美術館(石川県)
- 十和田市現代美術館(青森県)
昨年、日本未来科学館で開催された「デザインあ展 in TOKYO」に遊びに行った島村さん親子。「ただ観るだけでなく、体験型のコンテンツが充実していたのがよかったです。息子はおえかきに夢中でした」
自然に囲まれた箱根 彫刻の森美術館は、お散歩感覚で芸術に触れられるオープンエアの美術館。「遊べる作品があるのがいいですね。息子は”ネットの森”に大興奮!走ったりジャンプしたり、男の子らしくたっぷり体を動かしてアクティブに遊んでました」
観に行く企画展は現代アートがほとんどだという島村さん。「現代アートは子どもと一緒に楽しめる展示が多いのが魅力。わが家はギャラリーにもよく行きます。美術館ほどの広さはないですが、無料で観られるので、お試しで行くものアリ!だと思います」
文/村井 絢