2022年4月から「オンライン診療」と「オンライン服薬指導」が一気通貫で利用できるように
「オンライン診療」は、以前から行われていたのですが、特定の疾患で再診のみが対象でした。
しかし新型コロナウイルスの流行によって、2020年4月より時限的・特例的措置として、どのような疾患でも初診・再診問わずに「オンライン診療」が利用できるようになり、この4月の規制緩和では、コロナ禍の時限的・特例的措置としてではなく、常にどのような疾患でも、初診・再診問わず「オンライン診療」、そして「オンライン服薬指導」が受けられるようになりました。
子どもの年齢も問いません。赤ちゃんでも利用できます。
「オンライン服薬指導」を知っている人は約半数。利用者は約6%にとどまる
忙しいママやパパにとっては、とくに便利なシステムですが「知らない!」という人は意外と多く、日本調剤株式会社調べによると、「オンライン服薬指導の利用・認知」については652人中、「知らない」と答えた人は51.1%と約半数。利用したことがある人は、約6%にとどまっています。
自宅にいながら処方薬が受け取れる「オンライン服薬指導」
「オンライン診療」と「オンライン服薬指導」の最大のメリットは、自宅にいながら診療を受けて、処方薬が受け取れることです。
「オンライン」での診療から、服薬指導までは、どのような流れなのでしょうか。基本的な流れは以下のようになります。
オンライン診療とオンライン服薬指導の基本的な流れ
1.医療機関に予約をして、パソコンやスマートフォンなどのビデオ通話で医師からオンライン診療を受ける
2.医療機関から薬局に処方箋がFAXで送られる
3.パソコンやスマートフォンなどのビデオ通話で、薬剤師から処方薬についてオンライン服薬指導を受ける
4.宅配便で自宅に処方薬が届く
「オンライン服薬指導」利用の「3大メリット」とは
前述の通り「オンライン診療」&「オンライン服薬指導」は、子育て、仕事、家事などで忙しいママ・パパには、メリットが多いと言われています。日本調剤株式会社調べによると「オンライン服薬指導のメリット トップ3」(複数回答 n=652)は、次の通りでした。
1位 時間短縮になる 66.6%
2位 新型コロナウイルス感染症の予防になる 55.8%
3位 子どもを医療機関へ連れていく必要がない48.0%
ママ・パパの中には「自分自身、体調が悪いけれど、忙しくて病院に行けない」「子どもの預け先がないから、病院に行けない」という人もいるでしょう。また「子どものかぜが気になるけれど、新型コロナウイルスの流行期はなるべく受診を控えたい」「上の子の体調が悪いけれど、下の子を連れて病院に行くのが大変」「夕方から子どもの体調が気になり始めたけれど、もう遅いし…と受診を迷ってしまう」などの声もあります。「慢性疾患でいつも同じ薬が処方されるけれど、薬がそろそろなくなりそう。でも忙しくて病院に行けない!」というときもあるでしょう。
そんなときこそ「オンライン診療」&「オンライン服薬指導」がおすすめです。上手に活用してください。
日本調剤 オンライン薬局サービス「NiCOMS」について
いつも利用している薬局の薬剤師と自宅などからオンラインで服薬指導が受けられます。予約機能、ビデオ通話機能、お支払い機能を備え、全国の日本調剤の薬局で運用しています。もちろんご⾃宅までお薬をお届けします。忙しくて薬局にいけない、薬局まで行くのが億劫な方も、スマホやパソコンで簡単にご利用いただけます。
NiCOMS公式サイト https://nicoms.nicho.co.jp/
記事監修
薬剤本部薬剤企画部 次長 / 薬剤師
取材・構成/麻生珠恵