どうして「豆まき」するの?2歳~小学生向け「節分」にちなんだ絵本

2月3日は節分。節分は「みんなが健康で幸せでありますように」と願いを込めて「鬼は外、福は内」と、豆まきをします。そして、季節にはもうひとつ、季節を分けるという意味もあり、翌日は立春です。まだまだ寒い日が続きますが暦の上では、もう春の始まりなのです。

読書アドバイザーの児玉ひろ美さんに、節分にちなんだ絵本を選んでいただきました。是非「豆まき」の前にお子さんに読み聞かせてあげてください。

絵本を通じて親子で「豆まき」の由来を知ろう

2歳~

おにのパンツ


おにのパンツ (わらべうたえほん)

「おにのパンツはいいパンツ♪」の楽しい歌絵本です。歌わずに、そのまま読み聞かせても、楽しめますが、歌えれば、歌詞に合わせて手遊びができます.。手遊びは。鬼(両手で角を作る)、パンツ(手を叩いて指で2を作る)、強い(拳を作る)、臭い(自分の鼻をつまむ)など、幼い子でも簡単にできます。

 

3歳~

おにはそと


おにはそと (こどものくに傑作絵本)

「鬼は外!」子どもたちに豆をまかれて大きな鬼たちは逃げ出しました。ところが、小さな鬼は逃げ遅れ、とり残されますが、やがて子どもたちと仲良く遊びはじめました。せなけいこさんの切り絵による柔らかいタッチの絵本。豆まきの由来もわかります。

 

4歳以上

まゆとおに


まゆとおに―やまんばのむすめ まゆのおはなし (こどものとも傑作集)

山姥の娘、まゆが主人公の作品です。ある日まゆは、鬼に会います。鬼はまゆを煮て食べようと、お湯を沸かし始めます。そうとは知らないまゆは鬼を手伝って…。少し長めのお話しですが、ハラハラドキドキ、楽しめます。

 

小学生から~

冨士さんうたごよみ


富士山うたごよみ (日本傑作絵本シリーズ)

「節分」は季節の区切り。「立春」とともに、この絵本は始まります。富士山をモチーフに、立春、大暑、秋分、冬至などの「二十四節気」の暦の順に、富士山と短歌のコラボレーションです。言葉のリズムが心地よく、語感を楽しんでください。

 

教えてくれたのは

児玉ひろ美|JPIC読書アドバイザー・台東区立中央図書館司書

JPIC読書アドバイザー 台東区立中央図書館非常勤司書。日本全国を飛び回って、絵本や読み聞かせのすばらしさと上手な読み聞かせのアドバイスを、保育者はじめ親子に広めている。鎌倉女子大学短期大学部非常勤講師など、幅広く活躍。近著に『0~5歳 子どもを育てる「読み聞かせ」実践ガイド』(小学館)。

編集部おすすめ

関連記事