【1000人調査】子どもが緊張したときのクセ、1位は「抱っこをせがむ」2位以下は…?

お子さんが緊張したときのクセや、触ると安心するものはありますか? ママパパ1000人(4歳以下の未就学児育の保護者)にアンケートで聞いてみました。

「緊張してる」「気分を落ち着かせようとしてる」子どもの仕草や行動をリサーチ

お子さんを見て「緊張しているんだな」「気持ちを落ち着かせようとしているんだな」と伝わってくる瞬間って、ありませんか? そんなとき、お子さんはどのような仕草や動作、行動をしていますか?

つめをかんでいる、好きなぬいぐるみを抱っこしている…等々、「うちの子特有」と思い込んでいるそのクセは、もしかしたら他のご家庭でもよく見られる光景かもしれません。

今回は、4歳以下の未就学児のママパパ1000人を対象に、お子さんの緊張したときのクセや、触ると安心するものをアンケート調査。以下では、寄せられた回答をご紹介していきます!

(調査実施媒体:小学館『めばえ』2022年7月号 読者アンケート)

【ランキング発表】お子さんが緊張したときのクセや、触ると安心するものは?

ここからは、アンケートの結果をランキング形式でお伝えしていきます。さっそく、9位から見ていきましょう!

(設問:お子さんが緊張したときのクセや、安心したいときに触るものなどについて、あてはまるものを3つまで選んでください。

9位:好きなものを食べる

9位にまずランクインしたのは、「好きなものを食べる」でした。

緊張しているときや、悲しいとき、怒っているときでも、とりあえず好きなものを食べると気分が落ち着き、気持ちを切り替えられる子は多いのではないでしょうか。

8位:つめをかむ

8位は「つめをかむ」。つめをかむしぐさで、お子さんが今緊張している、ストレスを感じていることがわかる、というママパパもきっと少なくないはず。

衛生的なリスクもあるので、子どもの「つめかみ」を見たら、やさしくスキンシップをしつつ手を口から離してあげましょう。

7位:好きなおもちゃを触る

「好きなおもちゃを触る」は7位に。

テレビでちょっと怖いシーンに差し掛かったときや、ママやパパに注意をされたときに、お子さんがお気に入りのおもちゃに触るのを目にする方も。「おもちゃ=楽しいもの」で、気分を紛らわそうとしているのかもしれないですね。

6位:その他(具体的に)

6位には「その他」がランクイン。具体的な回答として、もっとも多かったのは「固まる」というものでした。ほか、「もじもじする」「唇をかむ」など、身体的に不安を表現するものが散見されました。

5位:指しゃぶり

5位「指しゃぶり」も、お子さんの緊張シーンでよく見られる仕草です。

赤ちゃんの頃からの生理的な現象でもあるため、心配しすぎる必要はありませんが、「歯並びに影響があるのでは?」と不安に思う方も少なくないはず。無理やりにやめさせようとすると、かえってストレスが増大してしまうおそれがあるため、卒業に向けては少しずつはたらきかけるのが理想的です。

4位:好きなぬいぐるみや毛布を触る

4位は「好きなぬいぐるみや毛布を触る」。

お母さんのような安らぎが感じられるぬいぐるみや毛布は、お母さんとの二人きりの世界から離れた子どもが、外の世界に適応していく過程での安心材料となる場合が多いとされています。緊張するシーンでこれらに触れるのは、少しずつ独り立ちしようとしている証。無理やり取り上げたりはせずに、おおらかに見守ってあげましょう。

3位:物の陰に隠れる

「物の陰に隠れる」は、3位に。大勢の人の前や、知らない人と初めて会った時など、特定のシチュエーションで、お子さんがママやパパの後ろに隠れてしまったり、家具やカーテンの陰に隠れてしまう……というのもよくある光景のようです。

今は緊張してしまう状況にも、きっといつかは慣れてくれるはず。気長に経験を積ませてあげられると良いですね。

2位:ママ・パパの胸や二の腕など特定の部分を触る

2位は「ママ・パパの胸や二の腕など特定の部分を触る」でした。

緊張するとき、不安なときは、やっぱり何よりママやパパ。部分的にでも身体に触れて、体温を感じたり、しっかり掴んだりすることで、親がそばにいる安心感を得られるのではないでしょうか。

1位:抱っこをせがむ

1位はやっぱり「抱っこをせがむ」で、全体の34.3%もの票が寄せられました。

2位の「ママ・パパの胸や二の腕など特定の部分を触る」にも通ずることですが、親がそばにいることをはっきりと感じられることが、子どもにとっては何よりの安心感に繋がります。抱っこをせがまれたときは、できる限りしっかりと応えてあげるようにしたいですね。

まずは緊張してしまう場面や理由を探ってみましょう!

今回は、お子さんたちの「緊張したときのクセと、触ると安心するもの」のアンケート結果をお伝えしてきましたが、思い当たるものはありましたか?

幼い子どもにとっては、多くの出来事がはじめての経験。時には「こんなことで緊張しちゃうの?!」と大人のほうが驚かされることもありますが、きっと少しずつ慣れていってくれるはずです。特に緊張してしまう場面のパターンや、理由を探りながら、ひとつずつ慣れていけるように手助けしてあげましょう。

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文・構成/羽吹理美

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